逃げ切りシスターズ!
逃げ切りシスターズ(にげきり-)とは、メディアミックス作品『ウマ娘 プリティーダービー』のスピンオフ作品『うまよん』内で組まれたウマドル(?)ユニットである。
「逃げ切り☆シスターズ」「逃げ切りシスターズ☆」と星マークがつくこともあるが、場所が一定しない。
概要
スマートファルコンが他の逃げウマ娘を巻き込んで結成したユニット。
『うまよん』40話で結成され、はじめはスマートファルコンに加えてサイレンススズカとミホノブルボンの3人ユニットだった。
当初は学園の余興ライブで披露するだけだったが、シンボリルドルフから学園の広報として正式に活動してはどうかと提案されている。アニメ版によればギャラも出ているらしい。誤解されがちだが逃げシスの活動はレース後のウイニングライブとは別口でありあくまで広報担当としてのギャラである。
アニメ『うまよん』9話で、EDを5人にしたいLantisの思惑により「夢を見たので」というスマートファルコンの思いつきにより、アイネスフウジンとマルゼンスキーが追加された。
原作最終回にも5人で登場。最終回が終わっても逃げ切りシスターズは永遠に不滅と宣言した通り、ほどなくして実装されたアプリ版でもメンバーの交流は続いているようである。
メンバー
スマートファルコン
発起人。
ウマドルとしての活動に全力を注いでおり、逃げ切りシスターズ結成もその一環である。エイシンフラッシュやコパノリッキーのシナリオを見る限り、友達や後輩のための気配りもできる子なのだが、逃げシス活動ではギャグ時空も相まって他メンバーをかなり強引に巻き込んでいる。
ミホノブルボン
初期メンバー。
ファル子のアイディア出しに大真面目に突拍子もないネタをぶっ込むことから、ユニットの大ボケ担当となりつつある。
サイレンススズカ
初期メンバー。
活動には成り行きで巻き込まれたようで、本人は天然ボケ側のウマ娘なのだがメンバーのボケ合戦にひとりついて行けず、自然とツッコミ役に回っている。嘘でしょ…
アイネスフウジン
追加メンバー。
「今日、あなた方から逃げ切ったウマ娘がメンバーとなるでしょう」というマチカネフクキタルの占い通り、勧誘を振り切って逃げたことから候補として追いかけられることになる。
逃げた理由はスーパーのタイムセールに間に合わなくなるから。勧誘は当初恥ずかしがっていたが、「ギャラが出る」という発言に乗ってメンバーに加わる。
マルゼンスキー
追加メンバー。
「いまいちな自分から逃げ切りたい」という希望により自らメンバーに加わろうとしており、ファル子も「走りではない何かから逃げ切りたいという気持ち」に感銘を受けてメンバーに加えた。
なお、加入の際に初期メンバーを猛スピードで追い込んでいるが、本人は「逃げ切った」と言い張っている。
最年長の余裕を持ったフォロー役…と思いきやジェネレーションギャップネタによるボケ倒し。
史実では、マルゼンスキーは規格外のスペックのせいで、普通に走っていてもぶっちぎっていただけと言われており、逃げウマと言っていいのか、という疑問は多数の競馬ファンから出ている。
楽曲
(不明)
原作40話で歌っている曲。下記の『逃げ切りっ! Fallin' Love』とは「逃げ切り!」以外の部分が全く異なる。こちらに曲がつく予定は今のところない。
アニメ『うまよん』9-12話エンディングテーマ。歌詞は大幅に異なるものの、上記の曲から「逃げ切り!」の部分を引用している。アニメ『うまよん』ミニアルバム収録。
ゲーム
『うまよん』から始まったユニットだが、ゲーム本編にも取り入れられた。
ホーム画面の会話で、スマートファルコンがサイレンススズカとミホノブルボンを呼んでミーティングをしている。後にアイネスフウジン育成実装に伴いファル子、マルゼン、アイネスのリーダー+新規メンバー2人の組み合わせによる会話が追加された。また、メンバーでは無いがツインターボとアイネス、スズカという『多くのファンに愛された逃げ馬』モチーフの組み合わせでの会話も存在する。
『Make a new track!! ~クライマックス開幕~』シナリオ中の秋に発生するイベント「逃・げ・切・り?」では5人体制でライブを行う姿が描かれた。その時参加していた「聖蹄祭」を最後に解散を予定していた様だが…?
2022年8月24日実装の新シナリオ『つなげ、照らせ、ひかれ。私たちのグランドライブ』はライブをメインテーマとしたシナリオという事もあり初期メンバー3人ともがシナリオリンクキャラクターとなっており、特にファル子は実質的な主役として扱われている。シナリオ中に逃げシスの名前は登場しないが『うまよん』にてギャグ描写としてなし崩し的に発足されたユニットのもう一つの結成秘話として見ることも出来る。(タキオンもいるけど)
ウイニングライブ
『逃げ切り! Fallin' Love』の実装はされていない。
『WINnin'5-ウイニング☆ファイヴ-』の登場以降、5人ユニットが組めるようになった。しかし、アイネスフウジンが長い間育成実装されていなかったため、それまではライブシアターで見ることができず、全員に専用勝負服を着せたまま当該曲のレースで勝利するのは至難の業だった。現在ではメンバー全員の育成実装が果たされた為ライブシアターでなら自由に組み合わせて鑑賞することが可能となっている。但し5人全員が★3というガチャ運の壁を乗り越えられればの話ではあるが。現在でもレース後のウイニングライブで鑑賞しようとすれば同様である。
レース後の逃げ切りシスターズ視聴方法
2022年5月現在、5人ユニットをレース後に見られるのは、「アオハル杯」決勝後しかない。
長らくマルゼンスキーのSSRサポートカードの未実装とアイネスフウジンの育成未実装という縛りがあったため編成の自由度が低かったが、現在では全員のSSR実装と育成実装完了により解消されている。育成対象以外のメンバーのSSRを組み込んだ上で全員をエースに据えて(正面に持って行きたいなら)優勝する必要があるのだがサポートデッキに組み込んでチーム入りしたウマ娘は追加加入してくるウマ娘に比べてステータスが低くなりがちなのでかなり難易度が高い。いちおうメンバーが適性ごとにばらけているため、例えば以下のような割り当てが考えられる。
盛者必勝
『アオハル杯~輝け、チームの絆~』シナリオではNPCの組み合わせのチームと対戦する事になるがその内の1つ「盛者必勝」は逃げ切りシスターズがモチーフと見られている。但し「プレイヤーのチームに加入したウマ娘が存在していたライバルチームには代役が採用される」という仕様と「ダートに対応したウマ娘が少なくその穴を埋める為にファル子は高確率で自チームにランダム加入する」という現状が合わさりプレイヤーが対戦する際は大抵ダートの席に他のウマ娘が座っている。因みにその強さはシナリオ最終戦の相手(ラスボス)チーム「ファースト」、最強の呼び声の高い「ターフクイーンズ」に次ぐ実質No.3であり生半可なプレイヤーチームでは返り討ちにあう。前述の様に逃げシスはチームとしては長距離が穴となっている(本来は短距離もなのだがそこにいるマルゼンさんは魔改造済の短距離A)ので対戦する場合はそこを軸に考えると良いだろう。
その他の逃げウマ娘
この5人以外にも多くの逃げウマ娘が実装されているが、『うまよん』の連載が終了したこともあり、今のところ追加メンバーのめどは立っていない。
有名どころは下記だが、アニメ9話のコメントでは他の逃げウマ(娘)の追加希望も挙がっている。サクラバクシンオーやダイワスカーレットなど(史実で逃げ戦法の経験があり)逃げ適性のあるウマ娘や、サニーブライアン・プリテイキャスト・テイエムプリキュアなどウマ娘化していない有名な逃げウマなど。
セイウンスカイ
当初から実装されている有名な逃げウマ娘だが、メンバーになっていない。セイウンスカイは逃げシス共通の有り余る脚力で相手を振り切るではなく、戦術で相手をからめ手から攻めて消耗させたうえで終盤息を入れた上での末脚で逃げ切るスタイルだったためかスタンスが違う模様。
アニメ『うまよん』では、98世代同士でユニットを組んでおり、『ぴょいっと♪はれるや!』の歌唱を担当している。
マヤノトップガン
ゲーム版リリース以降のプロフィールでは脚質「逃げ」扱いになっているが、このときはまだ脚質「自在」であったため、メンバーになっていない。
TVCM「Heroes」シリーズでは、「ただ一度も先頭を譲らなかった事実。篇」で、当時育成未実装のアイネスフウジンの代わりに登場している。 →Heroes(ウマ娘)
アニメ2期組
アニメ2期では、逃げウマ娘が多数新登場したが、このときには『うまよん』原作もアニメ版も終了していた。
今のところ彼女らのメンバー参加予定はないが、3rdイベント2日目のセットリストに入っていた『逃げ切りっ!Fallin’Love』では、歌唱メンバーのうち2人が2期実装組だった。
内訳はサイレンススズカ役高野麻里佳、ミホノブルボン役長谷川育美に加えてツインターボ役花井美春とメジロパーマー役のぐちゆり(あと1人はイクノディクタス役田澤茉純)。ダイタクヘリオス役山根綺は参加していない。
更にその後キタサンブラックが育成実装されたが彼女のイベント内でちょこちょこファル子が顔を出し、ランダムイベントでは他のメンバーの都合がつかない時に助っ人として採用する等「圧」はかなり感じさせていた。
二次創作ではキタサンを除く3人で「爆逃げトリオ」「爆逃げボンバーズ」なる妙にシックリ来るチームを見かける。要因として史実におけるメジロパーマーとダイタクヘリオスの爆逃げによる1992年宝塚記念→天皇賞秋→有馬記念に渡る大逃亡劇に、同時期GⅠには縁が無かったが、爆逃げで走っていたツインターボも加えた3人によるカップリングである。
関連動画
うまよん
ウイニングライブ
関連静画
ライバル…?
関連項目
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