ライセンス(license)とは、「免許」「許可」「認可」「それをしても良い権利」「法的権利」などの意味を持つ英単語である。
曖昧さ回避
概要
ライセンスとは、「法律的にそれをしても良いよという資格」「行動の許可」などの意味を持つ単語である。また「許可証」「免許証」のような意味でも使わている。
その語源はラテン語の「licentia」という単語が元だとされていてこれは「許された状態」「許可される」などの意味を持つ。
ゲームにおけるライセンス
様々なメーカーはゲームに自社製品が登場した際、ライセンス料として金銭をメーカー側に要求している。1990年代から2000年代の中盤にかけてメーカー側の圧力は強まり、今では自動車に関してはメーカーにライセンス料を払う事は常態化している。また2010年代以降銃器メーカーも圧力を強めている。
しかし一方で古いゲームの移植に当たって大きな障害となっており、TPSやFPSではライセンス料を回避する為架空銃や未来戦への逃亡が相次ぎ、ゲーマーにとってはかなりの不利益を齎している。唯一EA社だけが銃器のライセンス料を払わず実銃を出していく旨を表明している。
ゲームのライセンス制による弊害の例
- アウトラン
自社がフェラーリ・テスタロッサをモチーフとしている他、アザーカーも様々な車両を模している為2000年代以降外観が差し替えられており、完全な移植は出ていない。 - メタルギアシリーズ
銃業界のライセンス引き締め若しくはコナミの家庭用ゲーム撤退により、Vに置いて実銃の使用を断念している。同シリーズに置いて実銃に関する薀蓄は魅力の一つであった。
兵器のライセンス生産[1]
ライセンス契約はひと口で言えば「図面と技術を売る」ということになる。他にも手に入りにくい材料や加工機械も提供する。ここで言う技術には、機械の作り方、組み立て、指導員の派遣まで含まれる。
F-15Jのライセンス生産の場合はマクドネル・ダグラス社と三菱重工の間でライセンス生産契約が結ばれた後、技術指導員が派遣され(ピーク時には30人)、スペック(仕様書)やF-15の設計図(計14万枚)が数回に分けて届いた。
ちなみにF-15Jの国産化率は、中央コンピュータのライセンス生産の拒否など、米国側の技術の出し惜しみもあり、55%である。
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関連項目
脚注
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