「アルバコア」探索プロジェクトとは、
一般社団ラ・プロンジェ深海工学会が、北海道恵山沖合に沈んでいるとされるアメリカ海軍・潜水艦「アルバコア」を、2台のマルチビームソナーと無人潜水機を用いて、ニコニコ生放送を通じリアルタイムに視聴者とともに探索する(伊58、呂500、大洋丸、B-29に続く5番目の)プロジェクトである。
2020年に探査プロジェクトを開始したが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大により調査活動の延期を余儀なくされた。2022年5月、COVID-19の感染がおさまりつつあることを鑑み、調査活動を再開。
なお、学術系クラウドファンディングサイト「academist(アカデミスト)」で探査研究費のサポート支援を募っている。調査報告書やacademist Journalに掲載する報告レポートに名前が掲載されるので興味のある方は協力してみよう。返礼品として支援金額によるが、調査結果概要PDF・調査報告書PDF・調査ビデオダイジェスト版・調査ビデオ詳細版などが送られる。
⇒ 【2022年5月 再始動】2台のマルチビームソナーと無人潜水機で沈没艦「アルバコア」の姿に迫る! - クラウドファンディング「academist(アカデミスト)」
数ある沈没船のなかで、なぜ「アルバコア」なのか?
潜水艦「アルバコア」の概要に関しては、別記事を参照
⇒ アルバコア - ニコニコ大百科
海底に沈んでいる艦船のおおよその位置がわかっていない場合、マルチビームソナー(Multi-Beam Echor Sounder:MBES)によって広い海域を長時間かけて調査する必要がある。また、水深が深くなれば、調査データの水平分解能が悪くなるため、艦船であるか、単なる海底の凹凸であるのかの判別が難しくなる。さらに、水深が深い領域の探索には大型のROVが必要となり、ROVを展開するための大型船が必要になる。
このような制限条件と、掛けられる経費とを天秤にかけ、調査ターゲットを絞った結果、沈没位置がすでにおおまかに絞り込まれており、海底までの深さが200m程度であるアルバコアがターゲットとして選ばれた。さらにアルバコアは、航空母艦「大鳳」や軽巡洋艦「天龍」、駆逐艦「大潮」「漣」を沈めるなど、注目すべき潜水艦でもある。
なお、アルバコアの名を持つ艦は3隻あり、今回探索するのはSS-218であることに注意されたし。
・アルバコア (SP-751)(USS Albacore (SP-751))- 第一次世界大戦時の哨戒艦艇
・アルバコア (SS-218) - 第二次世界大戦中、アメリカ海軍で77隻建造されたガトー級潜水艦の7番艦
・アルバコア (AGSS-569)(USS Albacore (AGSS-569))- 涙滴型船殻の実験潜水艦
生放送 / 時系列
- 05:21
北海道函館市の椴法華(とどほっけ)港から生中継開始 - 05:25
頃 第十八仁栄丸(母船)、宝丸(支援船)出港 - 07:42
アルバコア?らしき影を発見(長さ36m、高さ10mくらい?) - 07:55
頃 ギンビスもぐもぐタイム、アスパラコメも盛り上がる - 09:34
仁栄丸はアルバコアらしき物体のより詳細な調査へ、宝丸はその他の調査へ - 10:21
再びアルバコアらしき影を捉える。調査データをもとに3Dに - 10:30
計測データを3D化(長さ45m、幅6~7mくらい) - 10:55
宝丸が他の海域調査が終わり次第、仁栄丸が捉えた物体を宝丸でも再調査 - 11:30
昼食後、ギンビスさんからのプレゼントを紹介 - 11:50
宝丸の方でも、仁栄丸で発見した物体の計測を開始 - 12:15
宝丸で調べた結果、船ではなく自然のものであると判断。25日の主要な調査は終了 - 12:36
船長が「根がかりするポイント」という港近くのポイントに移動 - 13:09
マルチビームソナー(MBES)調査を終え、港に戻りROVのテストへ - 13:45
帰港後、浦先生が今日の成果を報告 - 14:26
当時「艦が沈んだのを見た」という91歳男性にインタビュー
- 05:04
中継再開、浦先生による挨拶と26日の調査説明 - 05:54
出港 - 06:22
天気報告:雨は降ってないが、厚い雲ともやがかかっている - 06:34
浦先生によるSSBL(Super Short Base Line)の説明 - 06:45
10頭くらいのイルカを発見、歓迎を受ける - 06:58
浦先生愛用お菓子紹介:ギンビス&東ハト - 07:28
浦先生のSSBL・SBL・LBLに関する説明 - 08:08
運営によるROV投入前の船内リポート - 09:21
ROVの信号不調でなかなか開始できず - 09:33
様々な調整を経て、ROV投入! - 09:47
発電機の容量が足りず、電源の割り当てを行う - 09:54
ROVを再起動して、探索再開 - 10:03
ROVの深度約150m - 10:13
ROVのケーブルとアンカーが絡まることを避けるため、仁栄丸を西に引っ張る - 10:33
ROVが海底(深度250m)に到着 - 10:40
海底にクモヒトデ、プランクトンがいっぱい - 10:53
潜水艦の潜望鏡っぽい人工物を確認 - 10:53
ケーブルが絡まっている恐れ - 11:15
ROVのケーブルがアルバコア?に引っかかり動けなくなる - 11:23
ゆったりと輪っかになっているケーブル - 11:24
ループしているケーブル - 11:26
ROVのケーブルがテンションかかって画面が止まる - 11:29
ROVの画面復活 - 11:50
仁栄丸がROVの近くへ、ケーブルが少し緩んできた? - 12:12
ニコ生の「追っかけ再生」で、引っかかり具合を確認 -
12:40
視聴ユーザー有志による図解/キャプチャツイート投稿を船内で確認
- 13:04
見たことのない構造物を確認 - 13:17
アルバコアに絡まってる部分を再確認① - 13:20
アルバコアに絡まってる部分を再確認② - 13:53
アルバコアに絡まってる部分を再確認③ - 14:24
1箇所のケーブル絡まりがTORETA!!! - 14:52
アルバコアに絡まっていたROVのケーブルが全て取れたことを確認! - 15:02
浦環先生「我々はアルバコアを発見したと確信する」 - 15:30
アルバコア乗組員85人(平均年齢22.5歳)の御霊に祈りを捧げ献花 - 15:34
浦環先生に発見直後インタビュー - 16:30
港に戻り、発見報告(ぶら下がり記者会見)
★8月末に「大型水中カメラ」を使った海底探索ライブ中継を実施予定 ⇒ lv336612796
Twitterモーメントはこちら ⇒ https://twitter.com/i/events/1529765405710987264
過去プロジェクト生放送
関連動画・静画
関連項目
- 【2022年5月 再始動】2台のマルチビームソナーと無人潜水機で沈没艦「アルバコア」の姿に迫る! - クラウドファンディング「academist(アカデミスト)」

- 一般社団法人ラ・プロンジェ深海工学会ブログ

- アルバコア - ニコニコ大百科
- アルバコア(アズールレーン) - ニコニコ大百科
- 大鳳 - ニコニコ大百科
- 天龍(艦これ) - ニコニコ大百科
- 大潮(艦これ) - ニコニコ大百科
- 漣(艦これ) - ニコニコ大百科
- 「伊58」特定プロジェクト - ニコニコ大百科
- 「呂500」探索プロジェクト - ニコニコ大百科
- 大洋丸探索プロジェクト - ニコニコ大百科
- 「Eternal Patrol」(永遠のパトロール)

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