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アケコンとは
アーケードゲームコントローラー
（またはアーケードコントローラー）の略称。
概要
ゲームセンターにて稼働するアーケードゲームの入力デバイスを再現した家庭用コントローラーデバイスを指し、主に対戦格闘ゲームといった汎用ビデオゲーム筐体で使用される8方向レバー+6ボタンをベースにしつつ、特殊行動ボタンとしてさらに2ボタンを追加した合計8ボタンの形式のタイプが主流である。
チュッパチャップスのようなピン型のレバー形状が多く、掴み方／持ち方も個人差がある。
ゲームセンターでプレイするのと同じ感覚が得られる臨場感や、コマンドの入力ミスを防ぐといった目的で格ゲーファンやプロゲーマーにも愛用者が多く、様々なメーカーや価格帯の製品がラインナップされているため初心者向けから上級者向けまで選択の幅が広いのも特徴である。
十字キー式のコントローラーと対比される場合も多い。十字キーよりは断然入力しやすいとはいえ、ゲームジャンルによってはそれ専用の筐体や専用コントローラーに負けるなど万能ではないため適材適所である。（レースゲームなど）
レバーメインで各種スイッチが取り付けられたものはジョイスティックと呼ばれやすい。
基本的には格闘ゲームなどのゲームスティックを指すのが基本的だが、音楽ゲームの場合コンソールのそのどれもが独特で、各種専用のコントローラーが販売される場合がある。別途説明する。
アケコンのメリットとデメリット
アケコンには主に以下のメリットとデメリットが存在する。
予算や対応するハード、自分の腕前に合わせて最適なものを選ぼう。
メリット
- アーケードゲームと同じ感覚でプレイできる。
- 斜め方向などの入力がしやすく、コマンドの入力ミスを防げる。
- USB接続なので接続できる機器が多く、無線接続に比べて遅延が少ない。
- 万一の不具合の際はボタンを交換できる等メンテナンス性が高い。
- 副次的に、イラストやフィクションといった描写としてゲーマーっぽさが出しやすい。
デメリット
- 価格帯の幅が大きく性能もピンキリであるため、本格的な対戦ツールとして使う場合はしっかりと吟味する必要がある。
- レバーやボタンの操作音が大きいため近隣住民の迷惑となる場合がある。
- 適切な重量のタイプを選ばないと軽すぎて動いてしまったり、重すぎて疲れるなど逆に操作が困難になってしまう。
- デバイスの入力形式によっては使えない場合があるので、購入前に対応ハードやソフトについてよく確認する必要がある。
- マクロや特殊な挙動を出力できる機器は公式・公認大会において使用が禁じられている場合がある。（個人で使用する分には問題はない。）
音楽ゲームのアケコン
音楽ゲーム(音ゲー)の場合、概要で説明したとおりその入力デバイスがどれも独特でアーケードと同じような条件でプレイするには単純に市販の専用コントローラーでは縮尺などのそのスペックが合わないことが多く、公式で限定販売されたりオーダメイドで非公式に制作されたりする場合がある。中には自作する強者もいる。
その走りとなるのがBEMANIシリーズで、コナミスタイルの「カスタムファクトリー」で販売されたDDRのアーケードスタイルコントローラーである。これは購入募集者を募り、「購入の確約を一定数得た状態で販売が決定する」というもので当時の販売価格は100名限定で20万円と非常に高価なものであった。
後にbeatmaniaIIDXやpop'n musicでも専用のアケコンが同じく「カスタムファクトリー」にて販売されたが、こちらは単体価格3万とマシにはなったものの、限定販売であったことやスイッチがアーケードとは異なる仕様だったことなどもあり、海外でアーケードと同じスイッチを用いた専用のコントローラーを販売する業者も出始めた。また打鍵音が大きくなりがちなため、静音改造が必要な場合もある。
その後、IIDXのアケコンは「プレミアムモデル」として三和スイッチとは異なるものの、似た触感のスイッチを採用した(三和スイッチと換装は可能)新たなコントローラーを限定販売。さらにスマホ版IIDXと連動できるようbluetooth対応のエントリーモデルが販売された。SOUND VOLTEXにおいても同様にプレミアムモデルとエントリーモデルが販売された。
BEMANI以外ではPS4の「初音ミク Project DIVA Future Tone DX」やNintendo Swithの「初音ミク Project DIVA MEGA39’s」の専用コントローラーがアーケード版の「初音ミク Project DIVA Arcade Future Tone」の筐体サイズに合わせた構造になっており、実質上のアケコンとなる。
関連動画
関連コミュニティ・チャンネル
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関連項目
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