アレクサンドラ・シェルバネスクとは、「ワールドウィッチーズ」シリーズの登場人物である。
プロフィール
モデル
ルーマニア王国空軍のエース・パイロット、アレクサンドル・シェルバネスク。
ルーマニア空軍第7戦闘航空群第57戦闘飛行隊の一員として東部戦線に参加。1942年には前線基地がソ連包囲下となったため緊急に経空避難したこともある。その後1943年、ドイツ空軍第3戦闘航空団麾下のドイツ・ルーマニア合同部隊に参加し、同部隊解散後は第1航空軍団所属。8月には顔に傷痕が残る怪我をしている。その後も戦果をあげたが、1944年7月、ルーマニアの対連合国降伏直前に戦死。撃墜数47。
容姿・人物
茶色がかった赤毛を太めの三編みにして背中に垂らした少女。瞳は鳶色で、左目を斜めに横断する大きな傷を持つ。服装は濃紺色のブレザー型のもので、下半身には黒ズボンを重ね履きしている。
規律を重視する生真面目一徹な委員長タイプで、特に周囲の服装の乱れを気にかけている。ウィッチとしては機動力より火力を重視するタイプで、特に勇猛果敢さには高い評価が与えられている。また左目の負傷以来、魔眼の能力を得た。
経歴
第二次ネウロイ大戦開戦前からのベテランで、1939年の開戦時には第7戦闘航空群第57戦闘飛行隊に所属してオストマルク南部国境の防衛にあたっていた。オストマルク陥落時の激戦の中では、ストライカーユニットの喪失による地上戦も経験しており、陸戦用ストライカーユニットを使用した可能性もあるという。
オストマルクから脱出する民衆のしんがりを務めた同部隊は敵中に孤立して壊滅の危機に瀕したが、カールスラント空軍第3戦闘航空団(JG3)に救出されてオラーシャ方面への撤退を果たし、以後、一時的にJG3麾下のオストマルク人部隊として行動する。
1941年6月、オラーシャ黒海沿岸における大規模反攻“タイフーン作戦”が発動されると、第1オストマルク独立飛行隊(新設)の一員として作戦参加。作戦中、地上ネウロイとの果敢な戦闘で顔の左目部分に重傷を負い、一時的に左目の視力を失ったが、この怪我からの回復で後天的に魔眼を得ることとなる(後天的な固有魔法の獲得は希少とされる)。
このタイフーン作戦は結局、作戦目的の一部を達成した段階で戦線膠着のため中止となったが、同作戦に参加した航空ウィッチ部隊の主力でチェリャビンスクに第503統合戦闘航空団<タイフーンウィッチーズ>が新編されることとなり、アレクサンドラも作戦中の力戦敢闘を評されてメンバーに選ばれた。
交友関係
服装にうるさい性格のため、実用本位で服装の乱れに頓着しない503JFW副司令フーベルタ・フォン・ボニンが天敵。強引に叩き直すべく、ボニンの実力主義の信条を利用して戦いを挑んだところ、「服装に関することは服装勝負で」と返されあえなく敗退したとか(ボニンはこれでも良家の子女である)。
登場
初出は『ストライクウィッチーズ2』BD/DVD特典全記録収録の503JFW紹介。その後2012年に島田フミカネ先生がTwitter上で立ち絵と簡単な人物設定を公開した。
それから9年後の2021年、『ワールドウィッチーズ 秘め歌コレクション オラーシャ北西部篇』発売に際し、秘め歌ドラマ枠にて村中知の声付きで登場することが唐突かつさりげなく明らかになり(なんせメインはジャケットイラストと曲目の発表だったのである)、界隈に衝撃を走らせた。オストマルクウィッチに声がつくのは史上初(出生地がオストマルクのエディタ・ノイマンを除く)。
翌2022年には『ルミナスウィッチーズ』第7話、第12話に登場し、アニメ初出演を果たす。
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関連項目
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