オティーリエ・キッテルとは、「ワールドウィッチーズ」シリーズの登場人物である。
プロフィール
モデル
ドイツ空軍のエース・パイロット、オットー・キッテルがモデル。
第54戦闘航空団(JG54)に所属し、ユーゴスラビア侵攻、独ソ戦に参加。1943年9月に撃墜数100機を達成、1944年8月には撃墜数200機を突破するなど大いに活躍したが、1945年2月に戦死。最終階級中尉、撃墜数267(史上第4位、戦死したパイロットとしては史上第1位)。柏葉剣付騎士鉄十字章受章。
容姿・人物
癖のあるブロンドの長い髪、濃い青色の瞳に勝ち気な表情を浮かべた小柄で細身の少女。ダークグリーンのシャツの上にダークグレーのダブルブレストの制服を着用し、首元には第54戦闘航空団(JG54)の部隊章であるグリュンヘルツ(緑のハート)をつけている。
性は快活、かしましい乙女で、お金と食べ物には少々意地汚いところがあるとか。若き天才的航空ウィッチであり、第503統合戦闘航空団(503JFW)構成員中では撃墜数で最高位、絢爛たるエースが揃うカールスラントウィッチの中でも有数の大エースである。
経歴
第二次ネウロイ大戦勃発後にカールスラント空軍に入隊。JG54の錬成中隊所属ののち、ヴァルトラウト・ノヴォトニーの僚機に配属される。
JG54が展開されたオラーシャ南部方面におけるノヴォトニーのもとでの戦いで、彼女は戦闘技倆をおおいに成長させ、急激に撃墜記録を伸ばして頭角を現す。彼女の戦果はノヴォトニーの傑出した撃墜記録をも越えるペースに達し、ついには撃墜数において上回るに至った。
1941年にオラーシャ南部で実施されたタイフーン作戦の終了後、同作戦に参加したJG54など諸国のウィッチを母体とする第503統合戦闘航空団<タイフーンウィッチーズ>(503JFW)の新編にあたり、戦闘隊長に就任したノヴォトニーともども参加している。
交友関係
指揮官にして長機であるヴァルトラウト・ノヴォトニーのことを「運命の人」として大変慕い、傍目にもノヴォトニーの片腕として扱われている。撃墜数でノヴォトニーに追いつきかけていた時期には気に病んでしまい、これ以上スコアを伸ばさないために一緒のシフトを外したり戦果を過少申告したりなど、たいそう乙女なところを見せている。
当のノヴォトニーからは「賑やかで楽しい妹分」という扱いであり、戦果が伸びなくなったキッテルの“スランプ”を心配して世話を焼きはじめた。これにはキッテルも真意を白状せざるをえなかったが、怒られたりはせずむしろ褒められたという。
登場
名前の初出は『ストライクウィッチーズ』Blu-ray BOX特典記録集に収録された統合戦闘航空団についての解説中、503JFWについての記載。以後、『ストライクウィッチーズ2』BD/DVD特典全記録での503JFW紹介で人物像が紹介された。その後、2012年に島田フミカネ先生がTwitter上で立ち絵と簡単な人物設定を公開している。
2022年には『ルミナスウィッチーズ』第7話でチェリャビンスクが舞台となり、503JFWのメンバーとして台詞無しでアニメ初登場している。
関連動画
関連商品
関連項目
- ストライクウィッチーズ
- ストライクウィッチーズの関連項目一覧
- 帝政カールスラント
- 第503統合戦闘航空団<タイフーンウィッチーズ>
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