概要
スーパープリンセスピーチに登場。英語版での名称は「Perry」。
言葉を話す不思議な傘で、傘地に顔が付いている。生地は黄色と水色で、手元は鉤状。クッパに拐われたマリオ達を助けに旅立つピーチ姫にキノじいが手渡し、相棒として一緒にキノコ王国から少し離れた場所にあるフシギの島「キド・アイラック島」を冒険をする。「この島のことはオイラにまかせるカサー!」との事。
一人称は「オイラ」で、素直で明るい性格。語尾に「カサー」「カサ?」と付けた話し方をする。「ワルモノ」に対して執着があるようで、「ワルモノたいじ」と言う言葉をしばしば口にする他、「オイラ ワルモノはぜったいゆるさないんだカサー!」と語っている。
活躍
「スーパープリンセスピーチ」と言えば喜怒哀楽システムが象徴的ではあるのだが、カッサーが担うアクションの範囲も幅広く実際強い。振り下ろし攻撃に加え、敵を食べて喜怒哀楽ゲージを回復する事の出来る恐ろしい子。アイテムを購入する事で滑空や落下攻撃、遠距離攻撃と言った能力を身に付ける事も可能で、下手をしたらピーチ姫+カッサーでマリオ+ヨッシーより強いかもしれない。
ステージ上にはカッサー顔のブロックが設置されており、叩くとカッサーが操作とシステムの案内やステージの助言をしてくれる。要するにスーパーマリオワールドやヨッシーアイランドシリーズのメッセージブロックの役割なのだが、ステージの先を見て来たような発言もあったりと若干謎である。
マスコットキャラクター的な役割も担っており、各画面での案内役やアイコンとなっている。
ピーチ姫と同様ドットが作り込まれており動きや表情が結構かわいい。放置しているとピーチ姫を傘地で包んで来たりする。カッサーはニッコニコだがピーチ姫はどたばた抵抗しているように見える。敵を食べる時は顔の口から食べているので食べている訳では無いと思う。多分。
寝ている時には鼻ちょうちんを膨らませながらよだれを垂らしたり何かと表情も豊かな子。
アクション
- 攻撃
- 畳んだカッサーで敵やブロックを殴る。
- すくい上げ
- 物や敵を持ち上げる時の動作。畳んだカッサーで拾い上げる。そこから横や上に投げる事も出来る。
- 食べる
- 持ち上げた敵を口から飲み込む。喜怒哀楽ゲージの回復効果もあり、回復量は敵によって異なる。
能力
- どんぶらカッサー
- 水面での形態。ひっくり返って船になりピーチ姫の乗せて進む。通常攻撃は出来ないがジャンプは可能。
- フワフワカッサー
- 「おみせ」での購入で使用可能に。値段は200コイン。
ジャンプ中にはばたいて滞空時間を伸ばす事が出来る。 - コンベアカッサー
- レールステージ専用アクション。柄をレールに引っ掛けて自動で進んでいく(速度調整は可能)。ジャンプすると回転してジャンプアタックに。
- せんすいカッサー
- 水中ステージ専用アクション。潜水艦に変形しピーチ姫を乗せる。最早原型が無い。魚雷のようにタマ(泡)を撃って攻撃が出来る。
- きゅうこうカッサー
- 「おみせ」での購入で使用可能に。値段は500コイン。
カッサーをドリルにように回転させて地面に突っ込み、敵を倒したりブロックを壊す事も出来る。また、「怒る」の時のジャンプと同様に着地時の地震で敵がひっくり返る。 - ためうちカッサー
- 「おみせ」での購入で使用可能に。値段は700コイン。
エネルギー(?)を溜めてカッサーを開きビーム(空気?)めいた飛び道具を放つ。 - ダッシュアタックカッサー
- 1週目クリア後に使用可能に。
走りながらカッサーを振り回して攻撃しながら突撃が出来る。
その他
一応傘なのでいつもピーチ姫に持たれているカッサーだが、自分一人でなら傘布をはためかせて浮遊していられるようだ。また、飛び跳ねて歩く事も。
ちなみにセーブデータを消去する際にはモップに変形する。
余談
正体(ネタバレ)
カッサーは元々傘だった訳ではなく、遠い辺境の地に住むフシギなチカラを持つ男の子だった。男の子の出自は全くの謎で何故そこに居るのかも分からないが、そのフシギなチカラによって守られ危険な生き物の多い山の中で生きていたようだ。そんな中ある日、男の子は何も知らないおじいさんと出会う事になる。おじいさん男の子を心配して連れて帰り、身寄りが無い事が分かると一緒に生活していく事に。
だが、男の子にフシギなチカラが宿っている事を知るワルモノ達が仲良く暮らす二人の前に現れ、男の子を魔法で傘のカッサーの姿に変えて連れ去ってしまう。この時は自由に動いたり声を出す事が出来なかったが、カッサーはどうにか油断しているワルモノからずり落ちて脱出する事に成功する。その後、偶然通りかかった商人にフシギなチカラで光を放ってアピールをし、拾われて行く。
民芸品屋で商品として並べられつつ売れ残っていたカッサーだったが、たまたま訪れたキノじいはカッサーのフシギなチカラに勘付き、商人に譲られる形でキノコ王国に持ち帰られる事に。
そこからカッサーの旅は始まり、いつかピーチ姫と共にワルモノを退治して元の姿でおじいさんに会う事を夢見ている。
作中でカッサーが元の姿に戻る事も無く物語は終わり、男の子の名前やチカラの正体などは謎のまま。ワルモノの一味である「大ワルモノ」とその下僕の「ワルモノまほうつかい」と「大男」は世界征服を目論んでいるようだがシルエットでしか登場せず、詳細は不明。更には今回の冒険の引き金になった「キド・アイラックのつえ」さえもエンディングで誰が何の為に作ったのか謎のままと語られるなど、全体的に、特にカッサー関連は謎まみれのまま幕を閉じる形になっている。キド・アイラック島のフシギに関係があるのかもしれないし無いのかもしれない。
ちなみに過去や回想時の一人称は「ぼく」。カッサーになってから口調が変えられてしまったようで、当初は「(あ・・あれ?なんだこのしゃべりかたは・・)」と戸惑っていた。現在も口に出していない心の中の台詞では元の口調が保たれている。
他作品での出演
「スーパーマリオくん」ではマリオ&ルイージRPG2編に登場しベビィピーチに使用された他、「大乱闘スマッシュブラザーズX」ではフィギュアやシールとして、「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」にはスピリットとして登場した。
また、開発会社が同じくトーセである「伝説のスタフィー4」にて着せ替えとしてピーチ姫と共に収録されている。ちなみに逆に「スーパープリンセスピーチ」にはスターフィッシュと言うレア敵(要するにスタフィー)が出演している。
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関連項目
関連リンク
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