スーパーマリオくんとは、月刊コロコロコミックに連載されているギャグマンガ。作者は沢田ユキオ。
なお、同名タイトルの作品に小学館にて連載されていた嵩瀬ひろしのものがあるが、全くの別物である。
概要
コロコロコミックにて1990年にスタート。現在もなお連載は続いており、「ドラえもん」の18年を抜きコロコロコミックでの連載期間が最長の作品となっている。また、1991年から2000年代前半まで、小学館の学習雑誌(「小学三年生」など)にも連載をしており、単行本(コミックス)では二つの作品が合わさった形になっていることが多い。
基本的なストーリーは、マリオとその仲間たちが冒険をしていくもの。舞台は連載時に発売されているゲームに準ずる(たまに完全なオリジナルストーリーが展開されることもある)が、ゲームの設定を崩す事も多く、「ワリオの森」「スーパードンキーコング」「ワリオランド」「ヨッシーストーリー」など、本来マリオが全く出ていないゲームでも何らかの形でマリオが主役、あるいは準主役として関わっている。
ちなみに、コロコロ連載前の「スーパーマリオブラザーズ2」から現在に至るまで、ほぼ全く画風が変化していない。但し、沢田マリオシリーズの原点にあたる40巻収録の「スーパーマリオブラザーズ」(タイトルのわりにルイージが出ない)は、マリオが悪人面でクッパの顔が全然違う。
登場人物
主要キャラ
マリオ
このシリーズ及びマリオシリーズの主人公。立派なヒゲと赤い帽子が特徴。一人称は元のゲームとは違い「俺」。口調も荒い所も。
本作品では、アホでブサイクなおっさん という設定になっている。更に64編以降、頭が少し禿げている設定が追加。世界的なスターとは思えないほど卑怯で貪欲な面が非常に目立つ。だが、結局頼れるヒーローとして役に立つことが多い。
ルイージのことは大切な弟と思っている・・・らしい。(たまにハンマーの代わりにしたり盾にしたりします。)
ヨッシーも同じく大切な仲間とおもっているらしい。(しょっちゅう武器や盾にしてますが気にしないでください。)
そんな彼も、ピーチ姫には非常に弱く、どんなことがあろうともピーチ姫が来ればどえらくデレデレになってしまう。
ルイージ
マリオの弟。これらの設定がルイージのキャラとして意識されたのは、恐らくこの漫画が原因と考えられる。上記のように、当作品ではひどい扱いを受けっぱなしのかわいそうな人として登場。
初期はマリオのことを「マリオ(呼び捨て)」「お前」などと呼んでおり顔もマリオに似ていたが、しばらくして顔が細長くなり、ヒゲの形が徐々に変化していき、久しぶりに登場した「ペーパーマリオRPG」編で公式設定に近い、落ち着いた性格になる。マリオへの愛称も「兄さん」になり、一人称は「俺」から「ぼく」になった。
マリオの項にも書いたとおり、武器にされることが多い。他にもゴミと間違われたり、虫にモテたりしている。
性格変更前は、よくマリオを倒して自分が主人公になろうと画策していた。特にこの点は、10巻でジュゲムに「主役願望」を増強された挙げ句洗脳され、ルイージコングなる強敵となってマリオを大苦戦させたエピソードが印象深い。また、6巻でカメーンに乗っ取られた際には、無敵のカメーンにルイージのパワーが加わったことで作中最強とも言える戦闘力を発揮。時間を止めてカメーンを外すことでようやく難を逃れた。このことから実際にはマリオに匹敵する実力者でもあることが伺える。(けど結局脇役)
スーパールイージくんというタイトルで主役を務めたこともある。(詳しくはルイージマンションを参考のこと)
最近では、ヨッシーと2人で何かをする話が書かれている。
なお、過去小学館の漫画目録には、本作紹介欄のページに主人公の顔写真として「マリオ」の表記があるのに、何故か写真がルイージになっていたことがある(当時は帽子のL以外で見分けられないからだろうか?)
ヨッシー
自称「スーパードラゴン」の恐竜。一人称は「私」で、ルイージ同様初期デザインとその後のデザインで変更点がある。本作品では最もひどい扱いを受けている部類。ルイージ同様武器にされることもある。誰にでも敬語で心が広い性格だが、大食いで何でもパクパク食べてしまうのがたまにキズ。
キャサリンとは仲がいいようである。だがキャサリンは元々のゲームでは男なので恋愛感情かどうかは不明。しかしこの漫画のキャサリンは女の模様。
「ヨッシーストーリー」編では、チームちびヨッシーズ(以下TCY)というヨッシーたちが登場。それぞれに様々な個性がある。
みどり:チームのリーダー。一番しっかりしている。
あか:熱血家でスポーツマン。修造ではない。諦めることやじれったいことがきらい。 鉢巻には「あか」や機嫌が描かれている。
あお:クールでドライな性格。その一方でマリオのことが好きだったりおもらししてたりと意外な面も。パーティ1編ではピンクと相思相愛に。
みずいろ:頭脳明晰で、面倒見がいい。唯一マリオをわかってくれている。 マリオも6匹の中で一番信頼している。
ピンク: TCYの紅一点(?)のオカマ。よくみんなの背中をゾクゾクさせている。(悪い意味で)
きいろ:ボケの多いTCYの中で最も大ボケ。愛犬ポチとは仲がいい。
「6つの金貨」編では「ヨッキー」というヨッシーのクッキーが登場。
口調も食べっぷりもヨッシーそのまま。クッキーとは一体・・・?
ヨッシーの頭だけが動いている見た目である。
その他
クッパ
マリオのライバルで、同じく大ボケ。息子にコクッパ一味(後述)やクッパJrなどがいる。一人称は「わし」・・・だったが「スーパーマリオオデッセイ」編以降は公式同様一人称が「わがはい」になり「~のだ。」という口調を使うようになった。「マリオとワリオ」編などちょくちょくマリオと協力する。
ピーチ
キノコ王国のお姫様で、マリオの恋人。よくクッパにさらわれる。おてんばで気が強いため扱いが難しい。執事にキノじいがいて、非常におせっかい焼き。
キノピオ
マリオ達を影で支えてくれる、キノコ王国の住民。 戦闘は好きではない、気弱な性格。(中には気の強い奴もいる。) 「スーパーマリオ64」編までは一人称が「おいら」で口調も荒い所があったが「マリオパーティ」編以降は一人称は「ボク」になり、現在の設定に近い、敬語やさん付けで話すようになった。
コクッパ一味
クッパの子供らしい、7人のクッパ。TCY同様、さまざまな性格を持っている。
イギー:頭が切れる奴だが、クッパ軍団のみそっかすと言われたり酷い仕打ちを受けることも多々ある。
ラリー:一番普通なコクッパ。NewマリオWii編では機械化していた。
レミー:ボールに乗っていて、とてもアホ。同上編では、マリオと仲良くなっていた。
ロイ:体が大きくサングラスが特徴。漫画ではシャボン玉などでマリオを苦しませた。
モートン:ロイよりも体が大きく、体の色が濃い。漫画では巨体を生かした攻撃を炸裂。
ルドウィッグ:フサフサな髪の毛を持っている、出っ歯のコクッパ。漫画ではお化けになったり改心したり。
ウェンディ:紅一点。女の子らしくマリオに恋したりライタに恋したり純情だが顔はクッパ。
よくあること
- 抱きついてキスしたら別人だった
- 「俺を置いて先にいけ!」で本当に先に行く
- 「神殿」と「死んでん」を間違える
- 「なかま」と「おかま」も間違える
- 前フリにノッたあとに「何言わすんじゃい!」とキレる
- ボケると他のキャラがずっこける
- こけずに空の彼方へぶっ飛ぶときもある
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< す な ー っ ! >
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(つ )
/ / - 「コインあげるから」と言われると、瀕死状態からでもありえないレベルで回復する
- 依頼が面倒だから断ろうとするが、報酬を提示された瞬間に手のひら返しで快諾する
- 「あほ」等と書かれた張り紙を張られる
- マリオ「これは・・・」ヨッシー「ルイージさんです!」→マリオ「じゃ、いいや」ルイージ「こらーっ!」
- 顔ドアップ
- 傷だらけでゾンビのような人の顔に怯える→ボロボロにされた仲間だった
- ワリオが敵キャラを防犯カメラ代わりに使う
- 毛をそってあげる→剃りすぎ
- 「金」といえばきんのたま
- タマはきんのたまか猫の「三〇目のタマ」
- スイッチを見かけたらとりあえず押す→でも大体マイナス効果
- 「命の保証はいたしません」「生きて帰れるもんなら来てみやがれ」といった、どう見ても罠としか思えないチラシのイベントやアトラクションにわざわざ出向いてヒドい目に遭う(でも楽しんでいる節がある)
- 仲間を平気で武器にする
- 強敵やボスとの対決では攻略本を利用する
- が、それが役に立つことはまずない
- 仲間を助けるときはファイアボールで仲間ごと焼く
- しかも嬉しそうにファイアボールを撃つ
- ピンチになるとスタートボタンでポーズして回避しようとするが、自分も動けなかった
- ピンチに陥ると都合よくアイテムが手に入る
- でも仲間がアイテムと間違えて毒キノコを渡す
- もしくはヨッシーが全部食べてしまう
- それが消化される前にヨッシーの身体から取り返す
- 中でパワーアップしてヨッシーが破裂する
- アイテムではない場合もヨッシーを踏みつけて吐き出させたりバズーカの砲弾にして発射する
- パワーアップしたら力が入りすぎて真っ黒こげになる
- 「はい、あーげた」(上に)
- うんこ
- ヨッシー「わたしゃ○○ですか!!」
- テレサウルス「ついたゲス」「ゲス」
- その時代の人気のお笑い芸人のネタが入ってくる
- 他のゲームのキャラクターが登場したりする
- 欄外にツッコミや小ネタが入る
- それだけでなく、巨人を応援しているときもある
- たまに作者本人が登場する
- それどころか、アシスタントや編集者や友人(樫本学ヴ)までもが登場する
- 連載周年記念(11月号)になると違った盛り上がりを見せる
- なんだかんだあっても結局いい話で終わる
- 「マリオだ!サイン・・・」「しょーがねーなー」「やるよ」「いらんわー!」
- 特殊な攻撃は基本アホには通用しない(特に菌関係)
- 変なところでゲームらしさが戻ってくる(例:マリオ&ルイージRPG3!!!編で急にDS画面になるなど)
- 『ああ、なんと可愛そうな●●!しかし、今回はそんな●●とは関係なく』「えー!関係ないのー!」
- うんこやゲロの付近に花や天使の絵(なんでも下品なネタを緩和させるためらしい)
- 謎の「ムーンマリオ」2回登場。
- アイテムの未来予知(アイスフラワー、甲羅マリオ、巨大化するアイテムなど)
- 初代ドンキーコングは自滅する
- 脳や心臓にカビや毛が生えてる
- チンコにも立派な骨が通っている
- ヨッシーが何か食ってる→敵キャラだった
- ヨッシーからのおみやげは敵キャラの缶詰やハム。なぜかチョロプーなどでもビーフ100%
- 「んまーっおいしそう・・・って食えるかー!!」
- 64の「振動パック」の扱いがひどい「チン動パック」「アヘアヘ~」
- 「イッツミーマーリオー」の変顔
- 「ガラス擦り」や「集団尻攻撃」などヘイホーのとんでもない攻撃技
- ハンマーが「ボン」と出る
- 時々古いネタが入る
- 雑誌版で致命的な誤植があり単行本で変更される
- 「大変(怖い)ですーっ!」「お前の顔の方が大変だぞーっ!(怖いぞーっ!)」
- 帽子が吹き飛んだらハゲ→ハゲのヅラ→通常のヅラ→ハゲのヅラ→変なヅラ
作品一覧
連載期間は赤文字の方を月刊コロコロコミック、緑文字の方を別冊コロコロコミック、青文字はその他の雑誌(小学三年生など)とする。
- スーパーマリオUSA編
連載期間1993.4~1993.10
コミックスでは8巻に掲載
- スーパードンキーコング編
連載期間不明
コミックスでは14巻〜15巻に掲載
- スーパーマリオRPG編
連載期間1996.3~1996.6
現時点ではコミックス未収録だが、スーパーマリオくん50巻にめでたく掲載されることが49巻にて告知された
- スーパーマリオサンシャイン編
連載期間2002.7~2004.7 2002.4 2003.2~2004.8
コミックスでは28巻〜32巻に掲載
- ペーパーマリオRPG編
連載期間2004.7~2006.5 2005.2~2006.6
コミックスでは32巻〜35巻に掲載
- マリオvs.ドンキーコング編
連載期間2004.10~2004.12
コミックスでは33巻の特別編として掲載
- マリオ&ルイージRPG2編
連載期間2006.6~2007.6 2007.6
コミックスでは35巻〜37巻に掲載
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関連項目
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