キャベンディッシュとは、漫画「ONE PIECE」の登場人物である。
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概要
美しき海賊団船長“白馬のキャベンディッシュ”。「海賊貴公子」とも呼ばれる。
ルフィ、バルトロメオからの呼称は「キャベツ」。
ドレスローザ編(71巻)で初登場。その時点での懸賞金は2億8000万ベリー。
ONE PIECEでは珍しく、明確に『美男子』と設定されたキャラクター。彼の手配書は、ブロマイドとして世界中の女性達に盗まれている。
言動も「貴公子」の名に恥じず気品を感じさせるが、気に入らない相手をすぐに殺そうとするなど、海賊としての野蛮さも持っている。 野心と名声に正直で、自分に対する歓声には目ざとく分かりやすい反応を見せる。
かつてはその美貌と強さで連日新聞を賑わしていたが、やがてマリンフォード頂上戦争の勃発と超新星たちの台頭により話題を掻っ攫われ、それを理由にその関係者達を酷く恨んでいる。言うまでもなく、逆恨みである。
上記の通りくだらないことでルフィの命を狙う一面があるが、コロシアムにてレベッカに酷い罵声を浴びせる観客を黙らせたり、殺し合いを見世物とするコロシアムを大嫌いだと発言するなど曲がったことを嫌う筋の通った一面及び美学もあり、伊達に新世界まで上り詰めた海賊ではないのも確か。
また、本人はあまり自覚していないが、かなりのおせっかい焼きで、マイペースで碌に話を聞かないルーシー(ルフィ)に、「ちょっとこっち来い!!!」と怒鳴りながらも面倒を見たり、麦わら一行の進路確保の為にバリアを使い切って勝手に吹き飛んだバルトロメオに、突っ込みを入れながら援護したりした。
その海賊であることを忘れさせかねない程の雄姿と、見ている人をあきさせない言動からか、男性からの人気や支持も高く、下記の厄介な病を抱えているにも関わらず、腐れ縁も多い。もっとも、ローやバルトロメオといった、困った性格ながら憎めないキャラや、レベッカのような面倒な事情を抱えた人物以外には割と冷淡なため、海軍には強く警戒されている。
主食は花。いや、普通の食事も摂るし、口にしてる花も、飾りとしても食用品としても扱われてるバラだけども。
名前の由来は恐らく大航海時代の私掠船「トーマス・キャベンディッシュ」。ワンピースではX・ドレークを含む「最悪の世代」に先を越されたと憎悪しているが、元ネタの彼はむしろフランシス・ドレークに強い影響を受け、彼に続いて世界一周を達成した海賊として知られている。
また、二重人格者をテーマとした小説「ジキル博士とハイド氏」に出てくる地名の一つに「キャベンディッシュ街」がある。これも由来の一つとみられている。
能力
本人曰く、「今まで“悪魔の実”も口にせず、何の努力もせずに才能だけでここまで来た」。ということで悪魔の実の能力は持っていない。
“メラメラの実”こそが自分に相応しい能力として、それが優勝賞品となっている闘技大会に参加。
戦闘スタイルは世界屈指の名刀“デュランダル”による剣技。覇気を使えるかどうかは不明だが、下記の夢遊病の際にキャプテン・クロと同様の高速無差別攻撃を行った描写や、理性を保ったままチンジャオやドフラミンゴの攻撃を捌くことに成功した描写から、六式使いとは似て非なる高速移動法と、その速度をある程度自分でコントロールできるだけの身体能力を持っていると思われる。
ハクバ
ロンメル王国で発生した怪奇事件・人を切り裂く風「ロンメルのカマイタチ」事件の犯人。
キャベンディッシュの持つもう一つの人格であり、睡眠時にのみその姿を現すことから一種の夢遊病でもある。
貴族だったキャベンディッシュが海賊になった理由がこの夢遊病による殺人で罪を問われ海へと追われたからである。
その強さは元々2億8000万の懸賞金が付くほどの実力がある彼の倍強いと言われ、それを裏付けるかのようにレベッカを除いたコロシアムのDブロックの上位28名を一瞬のうちに全滅させている。六式使いも真っ青の高速移動で広範囲を動き回るうえ、クロとは違い、生物と無生物を見分けたうえで生物ばかり斬りつけるため、タチが悪い。
キャベンディッシュ以上に好戦的かつ残忍で、敵味方はおろか怪我人、民間人まで見境なく斬りつける。キャベンディッシュ本人もこのハクバには困っているようだが、ハクバが起こした事件に対する罪悪感はあまりないようである。
ただ、行動パターンがあまり複雑でないためか、ハナハナの実などの捕獲に秀でた能力や鎖などで縛れば、一時的に動きを封じることは一応可能。
美しき海賊団
ドレスローザ編終了時点で75名。
海賊旗や船などがどのようなものか、現時点では明らかになっていない。
ドレスローザでのドンキホーテファミリーとの戦いの後、麦わらの一味の傘下に加わった。
ただし、作中の海賊社会における本来の「傘下」とはやや形が異なる。その詳細は「麦わらの一味」の記事を参照。
船員
- ファルル
- キャベンディッシュの愛馬。馬なので、75名の内の一人に含まれているか不明。
- キャベンディッシュ曰く、人を乗せて美しく走れるのは2人まで。美しさを気にしなければ3人でも乗せて走れている。
- スレイマン
- ディアス海戦のA級戦犯“首はねスレイマン”。
祖国のために多くの敵を葬ってきたが、結果としてそのせいで戦犯として国を追われた男。同じく祖国を想いつつも国民達から罵声を浴びせられるレベッカに対しては、何か思うところがある様子が描かれている。
ドレスローザでの戦いを経てキャベンディッシュと意気投合し、一味に加わった。
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関連項目
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