シルベスター・スタローンは、アクション映画に主に出演する俳優でスターである。シルヴェスター・スタローンとも。
代表的な出演作は「ロッキー」ならびに「ランボー」
概要
シルベスター・スタローンはアメリカの映画俳優である。1946年7月6日生まれ。シチリア系イタリア系アメリカ人の父とフランス系アメリカ人の母を持つ。ニューヨークで最も治安の悪いと言われる地区の出身で、生まれたときに産科医が誤って彼の顔を傷つけたため顔面麻痺と言語障害のハンデを負う。
ハンデによってシルベスター少年は内向的な性格となり、イジメも受けたが、これにより彼は自分の興味を映画に向けるようになり、また観賞した映画の影響で体を鍛え始めるようになった。その後は両親の離婚などで素行が荒れ、高校を卒業するまでに実に10を超える学校から「もう出ていけ!」と放校処分をくらうような立派(?)な不良少年に成長した。高校卒業後は一時期スイスに渡って演劇を学び、アメリカに戻ってからも大学に入って演劇について勉強、大学中退後にニューヨークへ戻った時に本格的に俳優を志したと言われる。1969年、23歳の時のことであった。
しかし俳優を志したのは良いが、最初は鳴かず飛ばずの極貧生活で、ポルノ映画やボディガードで日銭を稼ぐような典型的な底辺だった。転機が訪れるのは1974年、まともな映画での演技が評価されてハリウッドに移住し、準主役もこなすようになる。そして1976年、低予算ながら自ら脚本・主演を担当した「ロッキー」が大ヒットし、無名俳優から一躍大スターとなる。1978年には初めて監督を務め、1982年に「ランボー」が大ヒット、これ以降、ランボーとロッキーはスタローンの代表作となり、肉体派アクション俳優として名声を得た。2010年にはスーパー木曜洋画劇場大戦こと「エクスペンダブルズ」を製作、ライバルにして親友のアーノルド・シュワルツェネッガーと共演して組合員を狂喜させた。
一方で映画評論家受けが悪いのか、その年の最低の映画を決めるゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)の常連でもある。ノミネート回数でぶっちぎりの第1位であり、20世紀最低男優賞を受賞したこともある。ただし、ラジー賞自体がある種のジョークであることには留意せねばならない。
肉体派アクション俳優ということで、怪我については枚挙にいとまがない。「ランボー」ではノースタントで崖から飛び降りて肋骨を複数へし折った上、怪我を糸で縫うシーンでは本当に怪我したところを糸で縫っている。「クリフハンガー」では右腕を9針も縫うし、「ロッキー4」では敵役を演じたドルフ・ラングレンのパンチがもろに胸に入って死にかけている。「エクスペンダブルズ」でもスタント中に首の骨を折る大怪我をした。スタントで怪我して入院したら隣に寝てたのは同じくスタントで怪我したアーノルド・シュワルツェネッガーだったなんてエピソードもあるくらいである。今まで良く死ななかったこの人。
吹き替え版では羽佐間道夫氏、ささきいさお氏、玄田哲章氏が吹き替えを担当することが多い。
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