ツヨシがやらかしましてねとは、事情説明である。
概要
テレビ番組「『ぷっ』すま」の2009年5月5日放送回の冒頭にて、番組のメインMC二人組の片割れ「ユースケ・サンタマリア」が発した言葉である。
この「『ぷっ』すま」のもう一人のメインMCは「草彅剛」であり、この番組の冒頭では二人で登場して小芝居などをするのが常であった。
しかし草彅はこの回より少し前の同年4月23日、泥酔して深夜の公園で生まれたままの姿で大騒ぎしてしまい(「裸だったら何が悪い」も参照)、警察の御用となってしまったのだ(ちなみに直後の4月28日放送回では内容を差し替え、草彅の登場シーンをカットした総集編を放送した)。
その事件の後の初収録がこの回。当然草彅は出演できない。そのため番組冒頭、一人でたたずむユースケ・サンタマリアから、次のような発言があった(緑字は字幕テロップで表示された部分)。
えー…ツヨシがやらかしましてね!
ツヨシとにかくねぇ、まあ俺らなんとかこう居ないで頑張ってんだから…
早く帰って来いよ!
待ってるから
放送当時はまだ事件から2週間も経っておらず、草彅の出演する企画などが止まり、ニコニコ動画を含むネット上では散々ネタにされ、さらには各所で草彅へのバッシングも見られるという状況であった。このように世間の草彅への印象が良くない中で、あえて明るい軽めのノリで説明し、さらに「待ってるから帰ってこい」と励ましのメッセージを伝えるという、まさにユースケ・サンタマリアの心の温かさを象徴する場面として視聴者に印象付けられた。
この回以降も、しばらく草彅の不在回が続くわけだが、ユースケは折に触れて「ツヨシはまだですか?」「ツヨシだったら結構こういう奇跡起こしてましたよね?」と、頻繁に草彅を話題に出し続けていた。
その後、1ヶ月ほどの謹慎期間を経て、6月2日放送回より草彅が「『ぷっ』すま」に復帰。この際にユースケに土下座して「スミマセンでした…色々と…」と謝っている。
ネット上では
放送直後よりファンや視聴者の間で話題となり、有名なエピソードの一つでもあったが、後に他の芸能人の不祥事などが報道された際、関係者の対応に関する比較や皮肉の意味合いで、この「ツヨシがやらかしましてね」という発言場面を映した当時のスナップショットが画像掲示板やSNS等で出回り、広範囲に知られることとなった。
この場面ではユースケはポケットに手を突っ込んで立っており、「やらかした」というシンプルな表現もあいまって、仕事仲間のやらかし事案についてえらく軽く言及しているようにも見える(勿論、後の文脈も合わせればちゃんと意図が読み取れるのだが)。また、丁度「今夜の『ぷっ』すまは超必見!」なる小さなテロップが画面上方に表示されていることもあって、やらかしを積極的にネタにしているようにすら見える。これら全体として、一種シュールな印象を与える面白画像として扱われているようだ。
二次創作では「ツヨシ」の部分が他の名前に改変されて使われることが多い。「りあむがやらかしましてね」「オラフがやらかしましてね」など。ちなみにこの例に挙げた2キャラクターは別に、逮捕されるようなやばい何かをやらかしたわけではないので念のため。
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関連項目
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