『トレマーズ2』(Tremors 2: Aftershocks)とは、アメリカ合衆国の映画作品(オリジナルビデオ)である。1996年の作品。日本では1997年に映像ソフトがリリースされた。別題に『トレマーズ2 グラボイズの逆襲』がある。
『トレマーズ』の続編で、『トレマーズ』シリーズの2作目である。
ストーリー
『トレマーズ』から7年後、メキシコ・チアパスのペトロヤマ油田に地底生物グラボイズが現れ、6人の作業員を食い殺した。この事態に油田を経営する会社はかつてグラボイズを撃退したアール・バセットに1匹につき5万ドルでグラボイズ退治を依頼する。過去の騒動のあと、グラボイズ関係の事業に失敗した経験から最初は渋っていた彼も、タクシー運転手のグラディ・フーバーから「第2のチャンスを逃す手はない」と説得され、承諾する。
アールと相棒に志願したグラディはメキシコ軍が提供したダイナマイトをラジコンカーにつけてグラボイズに食わせ、爆破する作戦で何匹もしとめたが、敵の数が多すぎるとしてバート・ガンマーに応援を頼む。
アールとグラディは弱って動けないグラボイズを発見し、捕獲しようとする。しかし、その夜にグラボイズの腹から小型の足を持った怪物、シュリーカーが生まれる。
その頃、グラボイズを追って単独で行動していたバートもシュリーカーの大群に襲われていた。アールたちは命からがら逃げる変えることに成功し、大群に襲われたバートも殆どを殺し、一匹を捕獲にして本部となっている製油所に戻ってきた。捕獲したシュリーカーを観察したことから、彼等はグラボイズと異なり熱で獲物を探し、餌を食うたび増殖することが分かる。それと時を同じくしてシュリーカーが製油所を襲撃、実はバートのトラックの裏側に1匹潜んでおり、バートが持ち込んだ食糧を食って増殖していたのだ。武器を失ったアールたちはシュリーカーに挑むのだが……。
概要
主役は前作の主役の片割れアール・バセット。ガンマニアのバート・ガンマーも引き続いて出演している。前作の主役であったバルとバートの妻・へザーは初期の脚本では登場予定があったが登場しなかった。前作で4匹だったグラボイズは20匹以上に増え、中盤に新たな怪物・シュリーカーに変態した。
2000年に日曜洋画劇場で『トレマーズ』を放送した際、番組のラストに本作のダイジェストが放送された。
キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
アール・バセット | フレッド・ウォード | 内海賢二 |
グラディ・フーバー | クリストファー・ガーティン | 落合弘治 |
ケイト・ライリー | ヘレン・シェイヴァー | 増子倭文江 |
バート・ガンマー | マイケル・グロス | 小林清志 |
カルロス・オルテガ | マルセロ・タバート | 仲野裕 |
フリオ | マルコ・ヘルナンデス | 大川透 |
ペドロ | ホセ・ロザリオ | 辻親八 |
油田の作業員 | トーマス・ロザレス | 辻親八 |
テレビのナレーション | SS・ウィルソン | 辻親八 |
スタッフ
製作総指揮 | ロン・アンダーウッド、ブレント・マドック |
監督 | SS・ウィルソン |
プロデューサー | ナンシー・ロバーツ、クリストファー・デファリア |
脚本 | SS・ウィルソン、ブレント・マドック |
音楽 | ジェイ・ファーガソン |
編集 | ボブ・ダクセイ |
撮影監督 | バージン・L・ハーバー |
プロダクション・デザイナー | ヴォ・クリスタンティ |
セカンドユニット監督 | ピーター・チェズニー |
スタント・コーディネーター | ヌーン・オルサッティ |
キャラクター創造 | ブレント・マドック、SS・ウィルソン、ロン・アンダーウッド |
制作 | スタンピード・エンターテイメント |
製作 | MCA・ホーム・エンターテイメント |
配給 | ユニバーサル・ピクチャーズ |
日本語版演出 | 加藤敏 |
吹替翻訳 | 九鮎子 |
字幕翻訳 | 岸田恵子 |
日本語版制作 | 東北新社 |
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
外部リンク
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