お前と同じ時代に生まれたかったよ
とんでもねェ宝を残しやがって…!!!
とんだ笑い話だ!!
——なァみんな 800年誰も行きつけなかったこの「最後の島」に
こんな名前をつけねェか?
“ラフテル(Laugh Tale)”と
ラフテル(Laugh Tale)とは、“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”が眠る島である。
概要
漫画『ONE PIECE』における最大の謎とされる宝島。「富・名声・力」この世の全てを手に入れた男、海賊王ゴールド・ロジャーが残した“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”が眠っている。ラフテルと名付けたのもロジャー本人。
『ONE PIECE』第1話の1ページ目でロジャーは死に際に以下の言葉を遺しローグタウンで処刑されている。
欲しけりゃくれてやるぜ…
探してみろ
この世の全てをそこに置いてきた
この言葉は全世界の人々の野心に火を点け、数多の海賊たちがラフテルを目指し世は大海賊時代を迎えることになる。だが、その航海は非常に険しいものでありロジャー処刑から作中で24年が経過し物語が「新世界編」に突入してなお、ロジャーと同乗の船員以外でラフテルに辿り着いた者はいないとされている。
なお、1997年の連載開始以来20年以上作品が連載された現在も島の全容は不明のため、読者の間でも活発に議論が交わされている。しかし、断片的ではあるものの情報は少しずつ明かされており、物語が2010年より新世界編に突入して以降は確信に迫る内容も語られるようになった。
麦わらの一味がラフテルに到達し“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”の正体が明かされる時こそ、本作のクライマックスであり物語の幕引きと予想する読者の声も多い。
島の位置
作中で初めてラフテルについて言及し自身もラフテルに到達した生き証人である、ロジャー海賊団の元船医クロッカスは、島の位置について以下のように述べている。
始めはこの山から出る7本の磁気より一本を選べるが
やがて引き合い…一本の航路に結びつくのだ
そして最後にたどり着く島の名は
『ラフテル』
要約すると“偉大なる航路(グランドライン)”を『記録指針(ログポース)』で航海した先の最終地点の島がラフテルである…と読者は予想していた。しかし、新世界編では更なる情報が明らかになり『記録指針(ログポース)』で航海を続けた先の最終地点はラフテルではなく“水先星島(ロードスターとう)”という別の島であることが判明。それを知ったナミはクロッカスの発言が矛盾していると当初は訝しんでいたが、それは820話でロジャー海賊団の船に同乗していたイヌアラシに否定されている。
第966話のロジャーの話と照らし合わせると本来であればラフテルは、
- “記録指針(ログポース)”で辿り着く最終地点の島“水先星島(ロードスターとう)”に到達する。
- “水先星島(ロードスターとう)”で古代文字の謎に気付く。
- 古代文字が解読できる人間が船員にいない場合、探して船員に加える。
- 古代文字を解読し続け世界に4つある赤い石“ロード歴史の本文(ロードポーネグリフ)”を探す。
- “ロード歴史の本文(ロードポーネグリフ)”に記される4つの地点を特定。
- 地図上で4つの地点を結び線が交差する場所に行く。
- ラフテル到達。
という過程を経て初めて位置を知ることができる島なのだという。クロッカスさん色々説明不足し過ぎてませんかね。その航路は生半可なものではなくほぼ“偉大なる航路(グランドライン)”を2周するような覚悟と実力がなければ達成不可能と考えていいだろう。古代文字が解読できる人間もオハラの学者や光月家の一族など世界中でもごく限られた存在であるため、探して見つけるのも相当に骨が折れる。しかし、ロジャーの場合、古代文字を解読できるおでんが船が加わったのは“記録指針(ログポース)”の最終地点“水先星島(ロードスターとう)”に到達後から13年経過し、ロジャー本人の余命も残り僅かな状態だったにもかかわらず、その後1年でラフテルへ到達している。何この化け物。ちなみに、“水先星島(ロードスターとう)”に到達するだけでもロジャー海賊団以外それまで誰も成し得なかった偉業レベルの航海である。
麦わらの一味の場合は奇跡的にもオハラの生き残りであり古代文字が解読できるニコ・ロビンが新世界突入前から船員におり早くから“歴史の本文(ポーネグリフ)”の存在に気付けていたため、“偉大なる航路(グランドライン)”を血眼になって航海することはないと思われる。
島の名前「ラフテル」の由来
先述の通り、島の名前「ラフテル」の名前はゴールド・ロジャー本人が名付けた。
ラフテルを英語で訳すと「Laugh Tale(笑い話)」となり、第967話ではわざわざこのルビが振られている。
“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”を発見したロジャーは何故か大笑いしており、おでん・レイリー・クロッカスなど他の船員もロジャーに負けじと笑い転げている。
一体ロジャーたちは何を見て何をどう感じたのだろうか?
ロジャーたちとの反応とは対照的に、ラフテルへの航海直前に高熱を出したバギーを看病するため航海に不参加だったシャンクスは、ラフテルから帰ったロジャーの話を聞いて何故か大粒の涙を流している。ちなみに、シャンクスは留守番を買って出る際「いつか自分の船で行く」とロジャーに笑顔で告げているため、自分がラフテルに行けなかったことを悔やんで泣いているものではないと思われる。
何故ロジャーとシャンクスでこうも反応が違うのか…その謎が解き明かされる日もそう遠くないだろう。
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関連項目
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