レイラック滋賀FCとは、滋賀県草津市、東近江市、彦根市をホームタウンとするJFL所属のサッカークラブである。
概要
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元々は「FC Mi-O キャットフィッシュ Kusatsu」というジュニアユースまでのチームしか持たないサッカークラブだったが、2005年に廃部が決定していた佐川急便京都サッカー部を譲渡してもらう形でトップチームを発足、同時にホームタウンを滋賀に移し「FC Mi-O びわこ Kusatsu」に改称。
その後、2008年にMIOびわこ草津、2012年にはMIOびわこ滋賀へ改称し、Jリーグ加盟を明確な目標に定めた2023年に現在のチーム名となる。
チーム名の「レイ」はスペイン語の王様を、「ラック」はフランス語の湖を意味し、これらを合わせた造語をチーム名としている。運営会社は株式会社Mi-Oスポーツ。クラブカラーは琵琶湖をイメージした淡い青(レイラックブルー)と紫(レイラックパープル)となっており、クラブエンブレムは躍動感とスピード感をコンセプトにしている。
メインのホームスタジアムは東近江市の東近江市布引運動公園陸上競技場。ちなみに2013年のJリーグ準加盟申請時にも同競技場をホームスタジアムとして申請している。
歴史
2005年、クラブの源流である第三種(U-15)サッカーチーム 「FC Mi-O Catfish Kusatsu」が草津市で誕生。
2006年、廃部となる佐川急便のサッカー部を引き受け、第一種トップチーム「FC Mi-O びわこ Kusatsu」が誕生。
2007年は全国社会人サッカー選手権大会で優勝し、地域リーグ決勝大会への出場権を獲得。
決勝ラウンドまで進むものの3位で終えたが、ロアッソ熊本とFC岐阜のJ2昇格とアローズ北陸とYKK AP FCの統合によるカターレ富山の誕生により、2008年度からのJFL参戦が決定する。
JFL昇格に伴い、チーム名を「MIOびわこ草津」に改称。クラブ名の『MIO』とは近江の逆さ読みの意味と、イタリア語で“みんなの”、“愛すべき”という意味を持つ。
JFL参戦初年度は下位に沈んだが、翌2009年度は8位になった。しかし2010年度は11位(この年の天皇杯2回戦でヴィッセル神戸と対戦。Jリーグのチームとは初の対決だったが、0-2で敗れる)、2011年は13位と低迷している。
2012年にチーム名を「MIOびわこ滋賀」に改称。この年のJFLでは8位と持ち直す。
2013年、クラブは初めてJリーグ参入を目指すことを正式に表明。運営会社を立ち上げ、草津市と東近江市よりホームタウンとしてJリーグ準加盟を申請。しかし、結果は審議続行となる。
その後しばらくの間リーグ百年構想クラブ申請に関するJリーグやクラブからの公式発表はされていないため、Jリーグ百年構想クラブの申請は行われていない。チームの成績もJFLの下位に低迷する時期が続いていた。
2020年より前AC長野パルセイロヘッドコーチの大槻紘士が監督に就任。「超攻撃的サッカー」をテーマに掲げ、リーグ戦9位と順位が上昇。坂本一輝 がクラブ史上初のJFL得点王を獲得。
2021年はJリーグ経験者を多数獲得し、さらなる飛躍を目指すが、前年度に活躍しFC大阪へ流出した 久保吏久斗の穴を埋めることができず、12位に低迷。
2022年は新卒の選手が多く入団し、チームの平均年齢が大きく若返る。しかし、リーグ戦では深刻な得点力不足と守備の崩壊によって大きく低迷。シーズン途中に大槻監督を解任し、コーチの東広樹が監督に就任する荒療治を施すが、クラブ史上初となるJFL最下位でシーズンを終了。
2023年、チーム名を「レイラック滋賀FC」に変更し、クラブ体制を刷新。クラブの目標に「2026年の滋賀県初のJリーグ入り」を掲げる。5月には彦根市とホームタウン締結を結ぶ。
監督に寺峰輝が就任し、これまでの攻撃的なスタイルから堅守速攻の堅実なスタイルへと変更し、スタートダッシュに成功。前半戦は首位争いを演じる。また、天皇杯ではJ3のアスルクラロ沼津相手に勝利する。ところが、夏場に8試合で1勝3分4敗しかも16失点と大きく失速。フロントは寺峰監督の解任を決断し、ヘッドコーチの菊池利三を昇格させる。この監督交代を機にチームは復調し、最終節を前にJ3・JFL入れ替え戦出場圏の2位に付ける。しかし、最終節では2点のリードを守り切れず、3位に転落。あと一歩のところでJリーグ入りの夢が潰えてしまう。
11月28日、2024年シーズンのJ3クラブライセンスの交付が認められる。
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