兆とは、数字の1,000,000,000,000(1012)を表す漢数字である。
ただ命数法によって色々と変わり、古くは、106、1016なども指した。
また以下のことを表す。
漢字として
- 意味
- きざし、何かの予兆。1012を表す漢数字。106を表す漢数字。
- 〔広韻〕に「十億を兆と曰ふ」とある。
- 字源
- 亀甲に左右対称に焼きを入れてできた、ひび割れの象形。このひび割れの形で、吉兆を占った。〔説文解字〕では、𠧞を正字としていて、〔巻三〕に「龜を灼(や)きて坼(さ)けたるなり。卜、兆に从(したが)ふ。象形」とある。
- 音訓
- 音読みはチョウ、訓読みは、きざす、きざし、うらない、かず。名のりに、とき・よし、がある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校4年生で習う教育漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 声符
- 兆を声符とする漢字には、佻、咷、垗、姚、洮、挑、逃、桃、珧、旐、晁、朓、眺、窕、絩、覜、銚、頫、跳、趒、誂、鮡などがある。
- 語彙
- 兆候・兆民
異体字
関連項目
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