補殺とは、野球における守備側の記録のひとつである。英語では「assist」と表記されることもある。
しょっちゅう捕殺と誤植されるが間違いなので注意。
捕手の『捕』ではなく「アウトを補う」の「補殺」と覚えよう。
概要
打者や走者がアウトになった時に直接打者や走者をアウトにした守備につく記録を刺殺と言い、「アウトに関わった他の守備」にはそれぞれ補殺が記録される。
詳細な記録については下記の例を参照。
例1:打者がゴロを打ち、遊撃手が捕球して一塁へ送球、打者走者をアウトにした
⇒一塁手には刺殺が、遊撃手には補殺が記録される。
例2:走者一塁で打球を三塁手が捕球し、二塁へ投げて一塁走者がアウト、その後一塁に投げて打者がアウトになり併殺が成立する
⇒三塁手に補殺が、二塁手には補殺と刺殺が、一塁手には刺殺が記録される。
そのプレイの性質上、主に二塁手や遊撃手などの内野手で記録される事が多く、逆に外野手では記録は少ないことになる。特に外野手の補殺は「内野から遠く離れた外野から送球し走者をアウトにする」ことで補殺が記録されることから補殺の多さ=送球の速さ・正確さ(すなわち強肩である)を測る指標とされることがある。逆にその外野手が強肩であることが知られると走者が次の塁へのタッチアップを試みない⇒補殺が記録される状況にならないということで、単純に強肩であれば補殺が増えると言う訳ではない状態になっている。
このため、単純に補殺だけでは守備能力を正確に測れないため、守備位置や守備機会数などの他の記録も考慮する必要がある。
補殺に関する記録
補殺のシーズン日本記録は2014年に広島東洋カープの菊池涼介が二塁手として記録した「535」。
※ただし前述の通り守備位置で大きく意味が異なる記録であることに注意
「1試合補殺ゼロ」という珍しい記録が達成されたことがある。NPBでは1983年5月25日に阪神甲子園球場で行われた阪神タイガース対中日ドラゴンズでドラゴンズ先発投手の高橋三千丈が阪神打線を三振4、内野フライ11、外野フライ12に打ち取り記録した。
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