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勃起(ぼっき)とは、勢いよく起き上がるという意味の言葉である。多くの場合、哺乳類のオスが性的興奮から陰茎=おちんちんを太く、長く、固く立ちあがらせる現象を指す。
以下、この記事では「男性器が勃ち起きる」という意味の勃起に付いてだけ解説する。不快に感じそうな人は今のうちに戻るボタンを押して下さい。
様々な呼称
日本語では「大きくなる」「立つ」「勃つ」「起つ」「ビンビンになる」「もっこりする」「元気になる」「テントを張る」「おっきする」「フル勃起」等とも呼ばれる。また、勃起する際の擬態語としては「ムクムク」が使用される事が多い。逆に勃起していない状態のおちんちんは「ふにゃちん」と呼ばれる。
因みに英語圏では、この状態の陰茎をファルス(phallus)と呼び、通常状態の陰茎・ペニス(penis)と区別する。
メカニズム
勃起のメカニズムは、種によってさまざまである。
ヒトの場合、陰茎内の海綿体に血液を溜め、立ちあがらせる。猫や鼠などは陰茎骨という骨を持ち、その骨によって伸縮させられる。クジラなどの海洋類は、陰茎骨をS字型に曲げて体内にしまいこみ、勃起時のみ露出させる。
勃起に関する言葉
勃起不全
勃起不全とは、おちんちんが勃起せず、セックスする事が難しい状態を指す。
勃起機能障害などと言われる。かつてはインポテンツ、インポと呼ばれていたが、この言葉を直訳すると性的不能となり、男性がショックを受けてしまうという事で、現在はあまり使用されていない。
先進国では、男性の一割がEDに悩まされていると言われる。これはEDがストレス等の精神面から来る病だからである。
一方で、人間以外の動物もEDになり得る。哺乳類に限らず、陰茎を持つ生物ならば、どのような生物でもEDになり得ると言われる。人間とは違い、外的ショックによって神経が傷つけられ、EDになるケースや、先天性のものが多い。自然界でEDになった場合は自然淘汰されるので、あまり問題にならない。ただし、人間に飼われている繁殖牝馬やペット等では、この問題が大きく取り上げられることがある。
朝立ち
朝立ちとは、寝て起きた時に、おちんちんが立っている現象である。正式名称は夜間陰茎勃起現象と言う。
レム睡眠時、人間の筋肉は常に伸縮している。それがおちんちんでも起こっているだけの事である。通常、おちんちんはレム睡眠とノンレム睡眠の度、勃起しては収まり、勃起しては収まりを繰り返しているのである。起きて当然の現象なので、例え朝に起こしに来た妹や幼馴染に見られたとしても、恥じる事はない。
朝立ちを放っておいても、いずれは収束する。しかし、てっとり早く収める方法は、射精する事である。通常、セックスやオナニーは夜間に行われる事が多いが、起きた後の方が一石二鳥なのである。おしっこをする事でも収まるが、勃起状態でおしっこをすると、あらぬ方向に尿が飛散する事になる。無理におちんちんを下に曲げてしようとすると、将来EDになる可能性もあるので注意しよう。
朝立ちはEDの検査にも役立つ。寝る前に、おちんちんに破れやすい紙等を巻きつけておくのである。朝方、破れていれば問題はなく、破れていなければED、と言う事になる。ただし、あまりにも破けにくい紙を巻くと、おちんちんが鬱血して大変な事になるので気をつけよう。
前かがみ
外出先で勃起した場合、この体勢を取らざるを得ない。ただし、チンポジによっては、その限りではない。
クリトリス、乳首の勃起
クリトリスは、おちんちんが勃起するのと同じ条件で勃起する。朝立ちもする。
乳首は男女問わず、性的興奮により勃起する。その際、勃起前よりも感度がよくなる。
関連動画
関連項目
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