北総鉄道株式会社(ほくそうてつどう)とは、日本の鉄道事業者。昔は北総開発鉄道という社名だった。
北総鉄道が運営している路線については、「北総線」をご覧ください。
概要
高砂駅から高架を走り、新鎌ケ谷のトンネルを抜けるとR464に添って終点の印旛日本医大まで向かう。
千葉ニュータウン開発と線路建設のための不動産業を営んでいたため、設立当初は「北総開発鉄道」を名乗り、新京成電鉄に乗り入れて松戸まで走っていた。現在の終着駅である印旛日本医大駅は、「松虫姫」の異名を持ち、独特の形状(貝殻+展望台)を持った駅舎で乗客を出迎える。といっても、千葉ニュータウンを過ぎると乗客は殆ど居なくなってしまうが。
元々は成田新幹線、北千葉鉄道と並行する高砂-小室の在来線の予定で、複々線を前提とした土地買収が進められていたが不幸にもバブルが崩壊。さらに東部への鉄道誘致を急ぎ、西側から建設の予定を東側優先に変更していたので(新京成直通はこの為)、高架が大半を占める西の未着工区間建設費が莫大となった。借金の返済に追われてやむなく2回の値上げを行い、収支黒字化した後もしばらく高額運賃が続いた。現在の北総・成田スカイアクセス線は残る2つの未成線を受け継いだ経路になっている。
沿線外からの利用客には、以前から常識外の高額運賃を取られたり、救済の為の税金投入等で心象が悪く、散々な言われようをしている。しかし粘り強く開発を続けた結果、高額ながらも整然とした環境で独特のニーズを獲得し、2014年現在も未だに人口増加と宅地開発が続いている。が、累積赤字も解消したことで、2022年10月1日の運賃改定で通学定期を中心に大幅に値下げを行った。例えば新鎌ヶ谷駅から千葉ニュータウン中央駅においては、従来580円(ICカードは580円)だったものが480円(ICカードは475円)となっている。
2010(平成22)年7月17日、「成田スカイアクセス線」全線開通し、同列車が経由するようになった。ただしスカイライナー及びアクセス特急は京成電鉄が運行し、北総はこれまで通り特急(平日朝のみ運行)、急行(平日夜のみ運行)、普通を担当する。
車両
現在は「7500形(京成の新3000型と同じもの)」、「7300,7800形(これも京成3700,3800形と同じ)」、「9100形(旧都市公団の車両)」、「9200形(千葉ニュータウン鉄道の車両)」が存在する。
関連動画
北総鉄道では増収策として、列車でのロケや駅のレンタルを行っている。
関連項目
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