忍者じゃじゃ丸くんとは、昭和60年(1985年)にジャレコが発売したファミコン用アクションゲームである。
後に任天堂VSシステム基板作品としてアーケードやワンダースワンにも移植された。
2013年ハムスターから完全新作として「忍者じゃじゃ丸くん さくら姫と火竜のひみつ」が3DSで6月20日に発売。
ボーナスステージのひとつでじゃじゃ丸くんがプレイできる(ただし3ステージまでとか)。
概要
ゲームシステム
なまず太夫にさらわれたさくら姫を助けるため、忍者のじゃじゃ丸くんを操作して敵を倒していく。
姉妹作の『忍者くん』と同様、体当りすることで敵を気絶させることができ、手裏剣で敵を倒す。
敵キャラクターは全6種類で、1面につき8体登場し、3面ごとに登場する敵キャラクターが交替していく。
(クロベエのみ2面から登場する)
ステージ構成
ステージは4階に分かれている。
階ごとに壊せる屋根があり、頭突きして壊してから上に昇る。
屋根を壊すと時折アイテムが出現するが、爆弾が出現することもあり、触れると残機が1減る。
1回のプレイに時間制限が存在する
制限時間が残り少なくなると、画面上部にいるなまず太夫が爆弾を大量に降らしてくる。
1~3面は30、4~6面は50、7面以降は70を、それぞれ切った時。
触れると、残機が1減る。
制限時間は、ファミコン版が120でアーケード版は100。
このため、アーケード版の7面以降は時間がかなり厳しい。
アイテムを3つ取るか、残機が4になると、ガマパックンという大きなカエルに乗り、無敵状態になる。
さくら姫が落とす花びらを3枚集めるとボーナスステージに入り、なまず太夫との戦いになる。
制限時間内に倒すとさくら姫が降りてきて助けだすことができる。
が、昔のゲームのお約束でエンディングは無く、ゲームは延々と続く。
制限時間内に倒しきれない場合、ボーナススーテージ強制終了となり、次の面へ移行。
敵キャラクター
- おゆき
- 雪女。最初に登場する敵。
アーケード版では皿女(モチーフは播州皿屋敷のお菊)に変更されている。 - クロベエ
- 烏天狗。2面から登場する。
- カラカッサ
- 唐傘お化け。4面から登場する。
- ヘドボン
- ガイコツのお化け。7面から登場する。
- ピン坊
- 一つ目小僧。10面から登場する。一度気絶させないと倒せない。
アーケード版では百目(緑色の敵)に変更されている。 - カクタン
- ぬりかべ。13面から登場する。一度気絶させないと倒せない。
- 鬼火
- 人魂のような炎。
制限時間が20減るまで同じ段に留まるか、あるいは制限時間が0になると登場。
こちらの攻撃は一切当たらないので、倒せない。
こちらが完全無敵状態の場合を除き、触れると残機が1減る。
1度出現すると、面クリアかミスするまで出現したまま。
画面をスクロールさせても消せない。
いわゆる、無限防止キャラである。
アイテム
- スーパー手裏剣
- 手裏剣の飛距離が伸びる。
- 透明薬
- 一定時間透明になり、敵の攻撃を受けなくなる。
- 赤玉
- 一定時間スピードが速くなる。
スーパー手裏剣と同じく、手裏剣の射程距離を伸ばす効果も伴う。
アーケード版では、有効時間中に敵を倒すと『二倍』と表記され、2倍の点数が入る。 - トロッコ
- 一定時間無敵になり、敵を轢いて倒すことができる。
- 1UP
- 残機が1増える。
- 小判(白)
- 得点が500点入る。
- 小判(黄)
- 得点が1000点入る。
隠し要素
各面のボス(他の7匹より1ランク高い敵)を最初に倒すと、1000点のボーナス。
7面(アーケード版は9面)で、さくら姫の真下でジャンプすると257000点のボーナス。
手裏剣の使用を8回以内で抑えて面クリアすると、10000点のボーナス。
忍者くんとの関連性について
本作はUPLの『忍者くん』の姉妹作ではあるが、『忍者くん』を開発した藤沢勉が雑誌『ゲーメスト』のインタビューで語ったところによると、ジャレコがUPLから『忍者くん』の版権を買って出来た作品で、自分の預かり知らない事だったとあり、あまり快く思っていなかったようである。(「あれは酷いゲームですよ」と怒りを隠さなかったほど)
このため「じゃじゃ丸は忍者くんの弟であるという設定は初回のみで、二作目以降はその設定が消えている」と語られてきたが、2019年発売の『じゃじゃ丸の妖怪大決戦』では「兄は忍者くん」とキャラクター紹介に明記されている。
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関連項目
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