主な使用者は手塚国光だが、他の人物が使用した際には名前が変わる事もある。
概要
相手が打ち返しても勝手に帰ってくるように回転をかけて球を打ち返すことにより、その場を殆ど動く事無く、相手の球を打ち返し続ける技。
片足を軸にして動くため、弧を描くような足跡が残るのが特徴…だったのだが、次第に描写が過剰になり、まるで竜巻を起こしてボールを吸い込んでいるように描かれ、映画版に至っては隕石となったボールが恐竜を絶滅させるなど、もはや何が起こってるのか分からないほどの過剰な演出が注目を集め、テニプリの代表的な技の一つとして認知されている。
この技の応用発展版として「相手の打った球がコートの外に出て行ってしまうように回転をかける」と言う手塚ファントムが存在する。
実は現実的な技?
この技自体は不可能ではないと松岡修造が著書「テニスの王子様勝利学」で述べているが、プロレベルの経験が必要な上に元へと返ってくるように打てるチャンスがそうあるわけではない。著書ではこの技に限らず、テニプリに登場する技のほとんどは現実で再現不可能ではないという趣旨で語られている。(ただしテレビアニメ放送当時での話)
新テニスの王子様ではアウトボールが有り得ない軌道で戻ってくるという、完全なテニヌ技と化した。
ちなみに作者が使ってみたいテニプリキャラの技の中に手塚ゾーンがある。(テニスの王子様公式ファンブック40.5参照)
技の発祥と○○ゾーンの使用者達
作中での初の使用者は主人公・越前リョーマの父・越前南次郎であるが、この時の南次郎の相手は素人であり、その使われ方も相手に勝つための「技」ではなく、底知れぬ実力の片鱗を見せ付けるための「芸当」に近かった。
のちに手塚国光が試合中に「技」として使用し、手塚が南次郎と同じ技術を持っている事に驚愕の声が挙がる。
その際、「まさに手塚ゾーン」と呼ばれ、手塚国光の固有技として定着した。
越前リョーマが父の模倣としてこの技を使用した際には「手塚ゾーン」と同様の効果を持つ「サムライゾーン」という技であると設定された。
今まで見た相手の技を無意識にコピーすると言う「無我の境地(生)」の使い手の一人・真田弦一郎には「あれは手塚の膨大な経験があって初めて出来る技であるため、無我の境地でもコピー出来ない唯一の技」と解説されていたが、「純真さ故に相手の技を見て吸収しコピーできる」と言う特技を持つ樺地崇弘には不完全ながらもコピーされてしまい、その際には「樺地ゾーン」と呼ばれた。
さらには他人のプレイスタイルをほぼ完璧に模倣する「イリュージョン」の使い手である仁王雅治には、手塚ゾーンどころか手塚ファントムまでコピーされてしまった。
関連動画
関連項目
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