数字は嘘をつかないが嘘つきは数字を使うとは、マーク・トウェインが言ったとされる名言である。
実際にトウェインが言ったのかどうかは諸説ある。
概要
「数字は絶対」と考えている人は多いが、数字はいとも容易く改ざんでき、そこまでいかなくても、自分に都合のいい数字だけをチェリーピッキングし切り貼りすることが可能で、そうなると、どんな怪しげな主張でさえさも科学的な裏付けがなされているように表現できてしまうのだ。
皆さんも「半分以上」などの甘い誘惑を放つ言葉や、明らかにおかしな比率の円グラフや調査結果のニュースなど、統計のマジック的なものに出くわした時はこの言葉を思い返し、注意深く情報を精査するといいのではないだろうか。
数字に罪はないが、悪い人ほど数字をうまく使いこなし、あたかも真実であるかのように嘘を広め、純真無垢な人々を騙して利益を得ているのだから。
具体的に、数字に騙されないようにするには、
などの対策がある。
また、統計の数字などは一人歩きしてミスリーディングを生むケースもある。「数字は嘘をつかない」よりも、「数字は数字であってそれ以上でもそれ以下でもない」という認識の方が正しいのかもしれない。
2019年の伊藤惇夫による引用
伊藤惇夫が、TBSテレビの制作の情報ワイド番組『ひるおび』内でかつて設置されていた特集コーナー・ひるトク!で発したセリフ。
ひるトク!は、その日注目された話題を独自の取材で取り上げていくコーナーで、この日は「1日の残業を45時間? 労働時間を“ずさん”調査か」という、働き方改革をめぐったニュースがピックアップされていた。
そのときパネルで紹介されたのが、この「数字は嘘をつかないが嘘つきは数字を使う」という言葉である。
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https://twitter.com/n_4_inspiration/status/1143691099799601152
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関連項目
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