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新世紀GPXサイバーフォーミュラSIN単語

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フューチャーグランプリサイバーフォーミュラシン

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新世紀GPXサイバーフォーミュラSINとは、新世紀GPXサイバーフォーミュラのOVA作品である。

概要

新世紀GPXサイバーフォーミュラのOVA第四作目。1998年 12月～2000年 3月にかけて全5話が発売された。

「新世紀GPXサイバーフォーミュラSAGA」の続編であり、SAGAの翌シーズンである第16回大会～第17回大会（2021年～2022年）が舞台。

前年の「アルザード事件」の余波も残る中、圧倒的な力で王者となった風見ハヤト。そしてハヤトの兄貴分的な存在であったブリード加賀が、お互いの全てを掛けて真っ向勝負に挑む。

加賀の愛機となる凰呀との因縁、今日子と加賀の関係の進展、メカニックに転向したハイネル、マシントラブルの対応に追われるアオイとスゴウのスタッフたちなど、レース以外にも注目すべき点が多い。

最終話のOP映像は特殊OPで最終戦の予選映像となっており、影山ヒロノブが歌う「Soul of Rebirth〜時代の鼓動になれ〜」を背景に刻々とラップリーダーが更新される展開が非常に熱く、2000年鈴鹿GP予選のミカ・ハッキネン VS ミハエル・シューマッハを彷彿とさせるタイムアタックはファンの間でも評価の高いOPとなっている。（ちなみにSINの方が時期的には先）

また、EDの映像では主題歌「Pray」をバックにエピローグが展開され、その後の生活や翌シーズンの映像が描かれている。中には新キャラクターの姿もいくつか見られる。

『SAGA』で作風が大きく変わり、それまでファンの男女比が女8：男2だったものが5：5になった。それを受けて今作は『男性向け』に制作されたという。

現時点でアニメーション作品としての「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」シリーズは今作以降発売されておらず、実質的に最終作品となっている。ただし、非公式という形ではあるもののPS2作品の「新世紀GPXサイバーフォーミュラ Road To The INFINITY」シリーズにて今作の続編が描かれており、新規のシナリオや新キャラクターも実装されている。

あらすじ

2022年、第17回サイバーフォーミュラGPXが開催された。「アルザード事件」の出場停止処分も解けて加賀やスタッフも戻ってくるが、いまいちレース出場に懸念を抱く理事会は大幅な予算削減を決定。一昨年のマシンでの出場を余儀なくされてしまうアオイＺＩＰ。

しかし初戦で戦力不足を痛感させられた加賀は、突然接触してきた名雲の誘いを受け、アルザードのオリジナルマシンである「凰呀」を悩んだ末に譲り受ける。そして古いつきあいのグレイと、彼に預けていたフィルをメカニックとして呼び寄せた。

そこまでしてハヤトにこだわる加賀には理由があった。かつて自分が負けたZEROの領域をハヤトが乗り越えたこと、そしてそんなハヤトにZEROで失った親友の姿がオーバーラップしたからだった。

過去の自分を乗り越えるためにもギリギリのバトルを続ける加賀。だがいくらアスラーダの兄弟マシンで強いとは言え、かつて２人のテストドライバーを死に追いやった凰呀は簡単に手なづけられるものではなかった。加賀はフィルからアドバイスを受け、凰呀にも意思のようなものがあると知ってようやくその扱いを理解する。そして走行中の凰呀のフォローから「ミラージュターン」を見出し、エンジントラブルでの4戦連続リタイヤから復活したハヤトに勝負をかけた。

（サイバーフォーミュラ公式サイトより引用）

スタッフ

原作	矢立肇
監督	福田己津央
脚本	両澤千晶
キャラクターデザイン	いのまたむつみ(原案)、久行宏和
メカニックデザイン	河森正治
音楽	佐橋俊彦
アニメーション制作	サンライズ
制作	バップ、サンライズ