東海環状自動車道単語

• 概要
• 通過する自治体
• 接続高速道路
• 施設・接続道路など
• 歴史
• 今後の予定
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• 関連項目
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東海環状自動車道（とうかいかんじょうじどうしゃどう）とは、愛知県豊田市の豊田東JCTから、三重県四日市市の新四日市JCTに至る、高速道路（国土交通大臣指定に基づく高規格幹線道路（一般国道の自動車専用道路））である。中部地方、東海地方の高速道路の1つ。略称は「東海環状道（とうかいかんじょうどう）」。全線が国道475号に指定されている。路線番号は C3 。

現在、豊田東JCT - 養老IC、いなべIC - 新四日市JCTが開通している。

概要

愛知県・岐阜県・三重県を環状に結ぶ高速道路の1つ。同地域の同様の高速道路として、名古屋第二環状自動車道と名古屋高速都心環状線がある。環状道路であるため、上り線や下り線とは言わず、豊田東JCTから新四日市JCTへの方面を内回り、新四日市JCTから豊田東JCTへの方面を外回りと称す。

当道路の開通により、東名高速道路から中央道・東海北陸道へのルートが東名経由と東海環状道経由の2本となり、ダブルネットワークが形成された。
2016年2月の新東名高速道路開通と同時に豊田東JCTで接続し、同年8月に新四日市JCTで新名神高速道路に接続した。

2025年4月6日に山県IC～本巣IC間、8月30日に本巣IC～大野神戸IC間が開通。これによって、名神・東名間の北側部分が全線開通し、名神、東海北陸道、中央道、新東名、東名、伊勢湾岸道に接続する半円状の環状道路が完成した。

残る未開通区間である養老IC～いなべIC間は、区間内にある養老トンネルにおいて想定外の湧水が確認され、難工事となっている。これにより、工期を大幅に引き延ばしている状態となっており開通時期が見通せない事態となっている。

1994年に公募で名付けられた「MAGロード（まぐろーど）」という愛称が設定されている。「MAG」は「MIE（三重）」、「AICHI（愛知）」、「GIFU（岐阜）」と、東海環状道が通過する各県のローマ字の頭文字が由来。しかし、他の高速道路の愛称同様、あまり浸透していない状況である。
また、先に開通した東海北陸自動車道と名称が紛らわしいため、案内では「東海」の文字を小さくして「環状道」を強調するようにしている。

設置されたパーキングエリア／サービスエリアでは、ハイウェイオアシスや公園が併設または隣接していることが多いのも特徴で、鞍ヶ池PAではハイウェイオアシスと鞍ヶ池公園が、美濃加茂SAではハイウェイオアシスとぎふ里山清流公園、道の駅みのかも^[1]が、本巣PAではもとまるパークが併設されており、パーク内に「もとまるカフェ&マルシェ」と呼ばれるレストラン兼物産店がある。また、可児御嵩ICに道の駅可児ッテ、美濃加茂ICに道の駅みのかも、大野神戸ICに道の駅パレットピアおおのとインターでも道の駅がすぐ近くに立地していることがある。

この他の特徴としてイオンモール東員、イオン大安店、モレラ岐阜、イオンモール土岐、土岐プレミアムアウトレットと沿線に大型ショッピングモールが点在している高速道路であるため、県外客向けの各施設へのアクセス道路としても期待されている。

通過する自治体

通過予定の自治体は斜字とする。

愛知県

豊田市 - 瀬戸市

岐阜県

多治見市 - 土岐市 - 可児市 - 可児郡御嵩町 - 可児市 - 可児郡御嵩町 - 可児市 - 加茂郡八百津町 - 美濃加茂市 - 加茂郡川辺町 - 美濃加茂市 - 加茂郡富加町 - 関市 - 美濃市 - 関市 - 岐阜市 - 山県市 - 岐阜市 - 本巣市 - 揖斐郡大野町 - 安八郡神戸町 - 大垣市 - 養老郡養老町 - 海津市

三重県

いなべ市 - 員弁郡東員町 - 四日市市

接続高速道路

•  E1A  伊勢湾岸自動車道（豊田東JCT）
•  E1A  新東名高速道路（豊田東JCT）
•  E19  中央自動車道（土岐JCT）
•  E41  東海北陸自動車道（美濃関JCT）
•  E1  名神高速道路（養老JCT）
•  E1A  新名神高速道路（新四日市JCT）

施設・接続道路など

• 背景色が灰色の施設は、未供用・事業中のもの。
• 未供用の施設名は、仮称。

IC 番号	施設名	キロ ポスト	接続する道路	備考	所在地
1	豊田東JCT	0.0	E1A  伊勢湾岸自動車道  E1A  新東名高速道路		愛知県	豊田市
2	豊田松平IC	3.4	国道301号
2-1	鞍ヶ池PA 鞍ヶ池SIC	6.3	豊田市道	ハイウェイオアシス「鞍ヶ池公園」併設
3	豊田勘八IC	9.7	豊田市道
4	豊田藤岡IC	15.4	愛知県道13号豊田多治見線 豊田市道
5	せと赤津IC せと赤津PA	23.2	国道248号(瀬戸東バイパス) 愛知県道22号瀬戸環状線 愛知県道33号瀬戸節楽線			瀬戸市
6	せと品野IC	26.0	国道363号 瀬戸市道
7	土岐南多治見IC	36.9	岐阜県道382号土岐南多治見インター線		岐阜県	土岐市
30-1	土岐JCT	39.8	E19  中央自動車道
7-1	五斗蒔PA /SIC	41.5	土岐市道
8	可児御嵩IC	50.3	国道21号(可児御嵩バイパス)			可児市・ 可児郡御嵩町
9	美濃加茂IC 美濃加茂SA	59.7	国道41号(美濃加茂バイパス) 岐阜県道342号平成記念公園線	ハイウェイオアシス「道の駅みのかも」併設		美濃加茂市
10	富加関IC	66.0	岐阜県道58号関金山線 岐阜県道343号富加美濃線			加茂郡富加町
						関市
5-1	美濃関JCT	73.0	E41  東海北陸自動車道
						美濃市
11	関広見IC	75.9	国道418号			関市
11-1	岐阜三輪PA/SIC	79.9	県道59号北野乙狩線			岐阜市
12	山県IC	84.9	国道256号(高富バイパス)			山県市
13	岐阜IC	91.7	岐阜県道208号岐阜インター線			岐阜市
14	本巣IC	96.8	国道157号			本巣市
	本巣PA			「もとまるパーク」併設
15	大野神戸IC	103.6	岐阜県道53号岐阜関ケ原線			揖斐郡大野町・ 安八郡神戸町
16	大垣西IC	111.1	国道21号(岐大バイパス) 岐阜県道50号大垣環状線			大垣市
26-1	養老JCT	117.2	E1  名神高速道路			養老郡養老町
17	養老IC	120.3	岐阜県道213号養老平田線
	海津PA 海津SIC			開通予定未定		海津市
	北勢PA 北勢SIC				三重県	いなべ市
18	いなべIC	138.4	三重県道5号北勢多渡線
19	大安IC	144.9	国道365号(員弁バイパス)
20	東員IC	151.3	国道365号(員弁バイパス)			員弁郡東員町
1	新四日市JCT	152.7	E1A  新名神高速道路	開通前旧名「四日市北」		四日市市

歴史

• 2005年3月19日：豊田東JCT - 美濃関JCTが開通。伊勢湾岸自動車道、中央自動車道、東海北陸自動車道と接続。
• 2007年12月16日：五斗蒔PAが開設。
• 2008年2月16日：鞍ヶ池SICの社会実験が開始。
• 2009年4月1日：鞍ヶ池SICが本格運用開始。
• 2009年4月18日：美濃関JCT - 関広見ICが開通。
• 2012年9月15日：大垣西IC - 養老JCTが開通。名神高速道路と接続。
• 2013年2月28日：五斗蒔SICが開通。
• 2016年2月13日：豊田東JCTで新東名高速道路と接続。
• 2016年8月11日：東員IC - 新四日市JCTが開通。同時開通の新名神高速道路と接続。
• 2017年10月22日：養老JCT - 養老ICが開通。
• 2019年3月17日：大安IC - 東員ICが開通。
• 2019年12月14日：大野神戸IC - 大垣西ICが開通。
• 2020年3月20日：関広見IC - 山県ICが開通。
• 2025年3月29日：いなべIC - 大安IC間が開通。
• 2025年4月6日 : 山県IC - 本巣IC間が開通。
• 2025年8月30日：本巣IC - 大野神戸ICが開通。

今後の予定

• 未定：養老IC - いなべICが開通、全線開通予定。

関連動画

関連項目

• 日本国:高速道路一覧
• 日本国:国道一覧
• 日本国:環状道路一覧
• 新東名高速道路/東名高速道路/中央自動車道/東海北陸自動車道/名神高速道路/新名神高速道路/東名阪自動車道
• 同地方の環状道路:名古屋第二環状自動車道/名古屋高速都心環状線
• 愛知県/岐阜県/三重県
• 東海地方/中部地方
• 関広見インターチェンジ

脚注

1. *2018年4月に道の駅日本昭和村から道の駅みのかもに改称している

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