伊勢湾岸自動車道(いせわんがんじどうしゃどう)とは、愛知県豊田市の豊田東JCTから、三重県四日市市の四日市JCTに至る、高速道路である。略称は伊勢湾岸道(いせわんがんどう)。路線番号はE1A。
東海IC - 飛島ICは自動車専用道路(国道302号)、その他の区間は高速自動車国道である。
概要
高速自動車国道 自動車専用道路 (有料) |
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<E1A> 伊勢湾岸自動車道 |
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基本情報 | |
総距離 | 56.4km |
開通年 | 1985年 - 2005年 (伊勢湾岸道としては1998年 -) |
起点 | 愛知県豊田市 |
終点 | 三重県四日市市 |
道路テンプレート |
豊田東JCTから四日市JCTに至る高速道路である。
伊勢湾岸自動車道開通前に、一部区間が国道302号名港西大橋(名港トリトン)として開通したが、開通当初は利用者が少なかったため、マスコミ等から無駄な道路として槍玉にあげられることが多かった。しかし当道路が全線開通し、さらに新名神高速道路が一部開通したことにより、東名高速道路の豊田JCTから名神高速道路の草津JCTまで、従来の関ヶ原ルートと比較して短縮するルートを形成することとなり、一気に交通量が増加した。ちなみに名港トリトンの区間は一般有料道路となっている。
ほぼ全区間が片側3車線(豊田東JCT - 豊田JCTのみ片側4車線)であり、高規格で走りやすいが、名前の通り伊勢湾岸を通過するため、横風の影響を受けやすく、風や雨の強い日は注意が必要である。そのため、天候によっては速度規制が入ることもある。
1998年の開通当初は「伊勢湾岸自動車道」は、接続する新東名高速道路・新名神高速道路が開通するまでの暫定的な名称となる予定であった。しかし、両道路が開通した現在も、伊勢湾岸道は独立した路線となっており、キロポスト・IC番号なども独自のものとなっている。
ちなみにSAはない。刈谷PAではガソリンスタンドがあるものの、走行の際は事前に燃料チェックはしたほうがいい。その刈谷PAに併設している刈谷ハイウェイオアシスは、レジャーランド&レクパーク総覧2014によると、テーマパークの年間入場者数ランキングで東西の雄、東京ディズニーリゾート(3000万人)・ユニバーサルスタジオジャパン(1000万人)に次ぎ、なぜかこれと同じカテゴリに入っており、第3位(830万人)の入場者数を誇るテーマパーク施設とか(単純に入場者数なら東名海老名SAなどがここよりはるかに多いと思われるが、ハイウェイオアシスなので一般道から入れるからか)。ちなみに、湾岸長島ICは、第4位(620万人)のナガシマスパーランドと隣接している。
ニコニコでは
ニコニコにおいては、かつて車載動画カテゴリの動画投稿者やニコニコ生放送の車載放送主が刈谷PAによく集まることがあり、その人たちを揶揄して「また刈谷か」とコメントされることが多かった。また、刈谷を「メリ谷」と表記してネタにされることもしばしばあった。ちなみに、この他の集まる場所として、堺浜(大阪府堺市北区築港八幡)、上信越道小布施PA/道の駅小布施、平田食事センター(岡山県岡山市、2015年に閉店)などがあった。
近年はニコニコ生放送の車載放送のユーザーが大幅に入れ替わったこともあり、刈谷PAに車載放送主が集合することは減少している(他の地点も同様)。
路線名
通過する自治体
愛知県
豊田市 - 安城市 - 豊田市 - 刈谷市 - 豊明市 - 大府市 - 名古屋市(緑区) - 大府市 - 名古屋市(緑区) - 大府市 - 東海市 - 名古屋市(港区) - 海部郡飛島村 - 弥富市
三重県
桑名郡木曽岬町 - 桑名市 - 三重郡川越町 - 三重郡朝日町 - 三重郡川越町 - 三重郡朝日町 - 四日市市 - 三重郡朝日町 - 四日市市
接続高速道路
- 新東名高速道路(豊田東JCT)
- 東海環状自動車道(豊田東JCT)
- 東名高速道路(豊田JCT)
- 名古屋第二環状自動車道(名古屋南JCT)
- 名古屋高速3号大高線(名古屋南JCT)
- 知多半島道路(大府IC):豊田方面→半田方面のみ知多半島道路の大府西ICに接続。四日市方面や知多半島道路からは国道302号を乗り継ぐ必要がある。
- 名古屋高速4号大高線(東海JCT)
- 東名阪自動車道(四日市JCT)
- 新名神高速道路(四日市JCT)
施設一覧
IC 番号 |
施設名 | キロ ポスト |
接続する道路 | 備考 |
新東名高速道路(東京方面) | ||||
1 | 豊田東JCT | 0 | 東海環状自動車道 | |
2 | 豊田東IC | 3.1 | 国道248号 豊田市道 |
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19-1 | 豊田JCT | 5 | 東名高速道路 | |
3 | 豊田南IC | 12.6 | 愛知県道56号名古屋岡崎線 | |
- | 刈谷PA | 15.9 | 刈谷ハイウェイオアシス併設 | |
4 | 豊明IC | 20.2 | 国道23号(知立バイパス・名四国道) | |
5 | 名古屋南IC 名古屋南JCT |
25.5 | 国道23号 名古屋第二環状自動車道 名古屋高速3号大高線 |
ICは四日市方面のみの出入口 |
6 | 大府IC | 27 | 知多半島道路(出口のみ) 国道302号 |
豊田方面 |
国道302号 | 四日市方面 | |||
7 7-1 |
東海IC 東海JCT |
29.9 | 国道302号 西知多産業道路(国道247号) 名古屋高速4号東海線 |
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8 | 名港潮見IC | 32.4 | 愛知県道225号名古屋東港線 | |
9 | 名港中央IC | 34.8 | 名古屋市道金城埠頭線 | |
10 | 飛島IC 飛島JCT |
37.6 | 国道302号 愛知県道71号名古屋西港線 名古屋市道 名古屋第二環状自動車道 |
JCTは2018年度開通予定 |
11 | 湾岸弥富IC | 40.5 | 愛知県道71号名古屋西港線 | 豊田方面のみの出入口 |
12 | 弥富木曽岬IC | 43.3 | 三重県道103号境政成新田蟹江線 | 四日市方面のみの出入口 |
13 | 湾岸長島IC 湾岸長島PA |
45.9 | 三重県道7号水郷公園線 | 長島スパーランド最寄りIC |
14 | 湾岸桑名IC | 48.4 | 三重県道69号湾岸桑名インター線 桑名市道 |
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15 | みえ川越IC | 50.2 | 国道23号(名四国道) 三重県道401号桑名四日市線 |
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16 | みえ朝日IC | 54.2 | 三重県道66号四日市朝日線 | 四日市方面のみの出入口 |
29-1 | 四日市JCT | 56.4 | 東名阪自動車道 | |
新名神高速道路(東海環状自動車道東員IC方面) |
歴史
- 1985年3月20日:名港中央IC - 飛島ICが名港西大橋として開通(暫定2車線)。
- 1998年3月30日:名古屋南IC - 名港中央ICが開通(名古屋南IC→大府ICは下り線のみの開通)。名港中央IC - 飛島ICが伊勢湾岸自動車道に編入し、同時に6車線化。
- 2000年3月25日:飛島IC - 湾岸弥富ICが開通。
- 2001年3月30日:名古屋南IC←大府ICの上り線が開通(大府ICの上り線出入口は未開通)。
- 2002年3月24日:湾岸弥富IC - みえ川越ICが開通。
- 2003年3月15日:豊田東IC - 豊田JCTが東名高速道路として開通(暫定4車線)。
- 2003年3月21日:みえ川越IC - 四日市JCTが開通。東名阪自動車道と接続。
- 2003年3月23日:豊明IC - 名古屋南IC、名古屋南JCTが開通。名古屋高速3号大高線と接続。
- 2003年12月25日:豊田南IC - 豊明ICが開通。大府ICの豊田JCT方面出入口が開通。
- 2004年12月4日:刈谷PAが開設。
- 2004年12月12日:豊田JCT - 豊田南ICが開通。
- 2005年3月19日:豊田東JCT - 豊田東ICが開通(暫定4車線)。豊田東IC - 豊田JCTが伊勢湾岸自動車道に編入。これにより全線開通。東海環状自動車道と接続。
- 2011年3月20日:名古屋南JCTで名古屋第二環状自動車道と接続。
- 2011年11月19日:東海JCTが開通。名古屋高速4号東海線と接続。
- 2016年2月13日:豊田東JCT - 豊田JCTが8車線化。豊田東JCTで新東名高速道路と接続。
- 2016年8月11日:四日市JCTで新名神高速道路と接続。
今後の予定
ハイウェイラジオ
管制 | 局名 | 区間 |
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一宮管制 | 豊田南 | 豊田JCT - 豊田南IC |
刈谷 | 豊田南IC - 豊明IC | |
豊明 | 豊明IC - 名古屋南IC | |
名港潮見 | 東海IC - 名港中央IC | |
湾岸桑名 | 湾岸長島IC - 湾岸桑名IC | |
朝日 | みえ川越IC - みえ朝日IC |
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
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