男(碧の仮面)とは、ポケットモンスター スカーレット・バイオレットの追加コンテンツである『ゼロの秘宝』で語られたキャラクターである。
※記事名はあくまで仮称。作中では男としか呼ばれておらず、本名は不明。
概要
ゼロの秘宝前編 碧の仮面にて、ゼイユ＆スグリ姉弟の祖父が語った"キタカミの里に伝わるともっこと鬼にまつわる伝承の真実の話"に登場する人物。
遥か昔、鬼"オーガポン"とともに異国からキタカミの里に迷い混んできた謎の男。だがその見た目からキタカミの里の住民たちから疎まれ、オーガポンとともに山に籠るようになる。彼らを不憫に思った里のお面職人は、男が持ち込んだ宝石を加工して4つのお面を作り、男とオーガポンに譲渡した。男とオーガポンはお面を被って祭りにやってくるようになり、その不思議なお面の噂は瞬く間に広まった。だがそのお面を狙うイイネイヌたちが男とオーガポンの住処を襲撃。それを目撃した男はなんとかお面を一枚だけ守り抜いた。オーガポンが戻ってきた時には男の姿はなく、一枚のお面と争った形跡だけが残されていたという。
この真実の物語はお面職人の血を引くゼイユとスグリの一族にのみ口伝で継承されており、伝説を記した看板に男のイラストや記述はなく、里の他の住民は男の存在を知らない。
伝承を語るシーンで画面に表示されるイラストを見る限り、長髪で身長がとても高い(1.2mのオーガポンの2倍、2.4m近くあるように見える)。正面を向くシーンでは常にお面(碧の面)を被っているため素顔はわからない。男がどこから来たのかは語られていないが、"宝石"を持ち込んだことやそれを加工したお面がテラスタル現象に反応するため、パルデア出身ではないかと考察されている。
オーガポンとは強い絆で結ばれているようで、それ故にオーガポンは報復としてイイネイヌたち相手に大暴れしたとされている。現代でもオーガポンは男が守った碧の面を大事に被っている他、捕獲イベントでの戦闘では男との思い出を糧にオーガポンが再起するという演出がある。(ヒスイ地方同様、当時は概念すらないかもしれないが)オーガポンのトレーナーというよりは伴侶に近いのではというファン考察もあり、ファンからは「オーガポンの旦那」と呼ばれることもある。
ゲーム中では生死については明言されておらず、その後の男の行方は不明(死んだ可能性が高いが、さすがにポケモンが人を殴り殺すという描写をするわけにはいかず、あえて表現をぼかしたという説もある)。
ゼロの秘宝後編 藍の円盤では舞台がブルーベリー学園に移るため、結局男の素性や正体はわからないまま物語からフェードアウトしてしまう。
モモワロウの昔話
2024年1月11日にゼロの秘宝番外編が配信されたことに伴い、番外編に登場する幻のポケモン"モモワロウ"を紹介する昔話風の動画が公開された。動画はモモワロウが仮面を求めて旅立ち、お供とともにキタカミの里を目指す―という内容で、ゲームでも語られた伝承の真実をモモワロウ視点で描いている。そして終盤には男とオーガポンも登場するのだが―。
※動画自体はゲームをプレイしなくても視聴できるためネタバレ防止措置なし。
男はイイネイヌとキチキギスがお面を持ち出そうとするのを目撃するや、両目を黄色く光らせながらすさまじいスピードで2匹に襲いかかり乱闘を繰り広げた。もみ合いの結果、伝承と同様にイイネイヌたちが勝利するのだが2匹は冷や汗をかいていた。準伝2匹を相手に善戦できる恐ろしいフィジカルに、男はマサラ人やヒスイ人の類いなのかと視聴者は驚愕するのであった。また、黄緑のシャツ?と青い長ズボン?を履いていることが判明したが、やはりお面を被っていたり全身シルエットだったりで素顔は謎のまま。男の素性が掘り下げられるどころかかえって謎が深まってしまった。
なお、その後怒り狂ったオーガポンがモモワロウたちに報復するシーンも描かれており、イイネイヌやキチキギスだけでなくマシマシラさえもまとめて瞬殺する強さを見せつけている。まさに"鬼"のような強さを見せつけるだけでなく、オーガポンにとって男がどれほど大切な存在だったのかをひしひしと感じさせる戦いであった。
関連項目
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