留萌市(るもいし)とは、北海道の留萌地方にある市である。留萌振興局所在地。
概要
留萌市(2023年10月1日時点) | |
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面積 | 約297.81km2 |
人口 | 18,590人 |
市の花 | ツツジ |
市の木 | アカシア |
隣接 市町村 |
留萌振興局 増毛郡:増毛町 留萌郡:小平町 空知総合振興局 雨竜郡:北竜町、沼田町 |
日本海沿岸に位置する、留萌地方の中心都市。特別豪雪地帯に指定されており、幌糠地区など内陸部では寒さも非常に厳しい。
市名はアイヌ語に由来しており、その語源については諸説あるが、市内を流れる留萌川を表す「ルルモオッペ(潮汐が・静か・でいつもある・もの、の意)」が自然な説とされる。ちなみに、名前が「る」で始まる数少ない市町村のひとつであり、他には同じ北海道にある留寿都村(るすつむら)しかない[1]。
漁港兼物流拠点港である留萌港を擁しており、かつてはニシン漁が盛んであった。だがニシンが枯渇し、その他の産業も衰退した上に新たな産業も生み出されなかったため、1965年頃の約4万人をピークに人口は減り続け、今や2万人にも満たなくなるなど深刻な過疎化に陥っている。
現在は全国屈指の数の子の加工生産地として知られている。
その他留萌市ならではの名物として、地元の菓子店「一久庵」が製造・販売するにしんパイがある。にしんパイといっても某ジブリアニメに出てきたようなニシンがそのまま入っているものではなく、ニシンの形をした普通のパイである。派生商品として、うなぎパイみたいな感じでニシンと数の子の粉末を練りこんだバージョンも売られているので、興味がある方は是非ご賞味いただきたい。
留萌という字を意識してか、試されすぎたバス会社こと沿岸バスが萌えキャラのラッピングバスを運行したり、店舗のシャッターに萌えキャラが描かれていたりなど、色々な意味で試されている街である。
交通
自動車専用道路
国道
国道231号および国道232号はオロロンラインの通称があり、日本海沿いを走る風光明媚な路線としてライダーなどに人気がある。
道の駅
- 道の駅 るもい
バス
沿岸バスが市内の路線バス事業を担っている他、北海道中央バス・沿岸バスにより札幌・旭川方面へ向かう高速バスが運行されている。
鉄道
2024年現在、鉄道路線はない。かつては国鉄羽幌線・JR留萌本線などが走る鉄道の一大拠点であったが、前者は1987年、後者は2023年に廃止。これにより、留萌市は石狩市・三笠市・歌志内市・紋別市に次いで、道内で鉄道がない市となってしまった。また、北海道の振興局所在地で鉄道がないのは江差町・浦河町に次ぐ例となった。
中心駅であった留萌駅は、その敷地の一部が道の駅るもいに転用された。
名所とか
関連動画
関連項目
外部リンク
脚注
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