「真型メダロット」とは、ロケットカンパニー開発、イマジニアが販売したゲームソフトである。略称は「真型」等。タグに関しては真型メダロットを参照のこと。
※リニューアル元作品に当たる「メダロット(第1作)」は同名の項目を参照のこと。シリーズ全体に関する概要はメダロットを参照のこと。
真型メダロット カブトバージョン/クワガタバージョン | |
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ジャンル | ロールプレイング |
対応機種 | ゲームボーイアドバンス |
発売 | イマジニア |
開発 | ロケットカンパニー |
発売日 | 2004年12月16日 |
概要
- シリーズの原点ともいえるゲーム版メダロットシリーズナンバリング第1作をリニューアルと称して作り直した作品。基本的なストーリーや世界観に関しては「メダロット(第1作)」を参照してもらいたい。
使い回しともいえる - キャラクターデザイン・全体アートデザインにイラストレーターの北沢直樹氏を起用し、原色強めのカートゥーンともいえるポップな雰囲気に統一されている。
- システムに関してはメダロット弐COREのものを採用している。ただし「のりもの」項目が消滅し、代わりに町の人々から聞いたメダロットに関する情報を表示する「せつめい」項目が導入された。
本作の特徴
- メダロットの仕組み・構成する各要素の特徴、ロボトルのルールといったシリーズ共通の基本概念はメダロット(第1作)を参照のこと。
- また、本作のロボトルシステム・各種インターフェースに関しては共通点が多いメダロット弐COREも合わせて参照のこと。
イベント・インターフェースに関して
- 登場メダロット数は全60体、240パーツ。登場メダル数は30枚。メダロット(第1作)と同じ数ではあるが、後述の理由のため採用モチーフが異なる。全て新規機体。
- パーツやメダルのステータスのほとんどはメダロット弐COREのものを使用している。所謂流用だが、一部のパーツは流用元から個々の能力値に変更が加えられていたり、パーツの能力自体の変更、果てには性別自体の変更まで行われており、ゲームバランスや使い勝手は弐COREから変化している。
- 登場キャラクターは本作独自のもの。主人公はヒカルではなく「ガンマ」。その他のキャラクターに関しても同様。
- 台詞周りも変更されている。リニューアル元にはなかったイベント一枚絵なども採用されている。
- GB版をベースにしながら、イベントの細かい部分が変更されている。例えば2体目のティンペットが女性型、(その時点ではパーツが集まり難い)多くのメダロッターが苦労した。
- 弐COREベースなので手に入れたメダルに名前を付ける。やっぱり10文字まで名前が付けられる。
- 上記の通り、「のりもの」項目が削除され新たに「せつめい」項目が設けられた。
- 『メダスナイプ』システムや弐CORE準拠の『メダフォース』システムはそのまま。
- ロボトルやセッティングなどの画面構成もそのまま。
- 細かいサブイベント、時限付きサブイベントもほぼそのまま。予備知識が無ければメダルやティンペットを取り逃し、スカスカのままでエンディングを迎えてしまいがち。
- やはりヒロイン別エンディング採用。フラグも再現。でもメダル入手以外の利点が無い
- 移動用アイテム取得時・福引時にやけに難しいミニゲームが追加された。ミニゲームの内容は取得物とは直接関係のない内容であり、そもそも元の作品では特に条件が無かったので不満は大きい。
- さすがにコンビニでラスボスは売ってない。いや、でも脚部パーツだけ売ってる。
メダルに関して
- メダロット弐COREとほとんど同じ。
- ただし、リニューアル元作品に合った「通信によるメダルの変化要素」が削除(とバージョン&ヒロインED別メダル入手の制約が緩くなった)されたため、イベントでメダルを入手する機会が増えた。
- 福引所のバッティングゲームが難しいから何とかしろ。
- オオカミメダルが
内部データは?メダルの使い回しだが復活した。ネズミメダルと共演。
パーツに関して
- メダロット弐COREをベースにしているため、元作品とは異なる効果・仕様になっている。
- とはいえ、地味にパーツステータスの手直し、弐COREの強力機体・パーツが削除されているため、弐COREの時は単なる下位互換だった機体が本作で流用・調整されたことによって意外な機体が活躍することも。
- いくつかのベース機体が男性型から女性型に変更されている。これにより登場総数の男女比がほぼ1:1になっている。おまけに下手な男性型よりも女性型の方が強かったりする。
女性版ゴッドエンペラーとか5以降の高火力化の流れ、恐るべし。
通信に関して
余談
- 本作のスタッフロールはほぼ全てペンネーム表記(特に開発陣)。ここでは、イマジニアのコンシューマーゲームソフト事業を担う子会社ロケットカンパニーを開発元と表記しているが、もしかしたら別の会社が担当していた可能性もありえる。
- ちなみに本作の全BGMを担当したのはシリーズおなじみの山下絹代女史。従来作品と毛色こそ異なるものの、評価されている曲もある。
- GBA関連の発売ソフトへのリンクが外され、メーカーからもなかったことにされていた…と思いきや、現在のメダロット社ホームページにはきちんと本作の名前が他のシリーズ作品と同じように記載されているので、黒歴史にされたわけではなさそうだ。ちなみに個別ページは現在も存在する。
- アニメ放映終了、リメイクや他ジャンルによるシリーズ作品規模のダウンサイジング、コミックボンボンでのタイアップ終了、ナツメの開発チームも解散――流行り物として完全に下火となっていたメダロット人気を再燃させようとしたのか、奇抜なデザインを取り入れたものの、新規は増えるどころか旧来のファンにも受け入れてもらえなかったことから完全に失敗となり、本作が暫定的であってもメダロットシリーズを長らく休眠させる要因であったのは周知の事実である。
- しかし、ブームが終わった時点でメダロットシリーズの存在が失われていくのは不可抗力であったと言ってもよく、本作品を諸悪の根源のように扱うのは、ロケットカンパニーからメダロットDSが発売され、メダロット7が発表された今となっては疑問が残る。
- ゲーム自体は
システム流用のおかげできちんとしているので、ロボトル派のメダロッター諸君は安心してほしい。
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関連項目
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