ゴッドエンペラーとは「メダロット2」およびそのリメイク作品「メダロット弐CORE」のラスボスである。みんなのトラウマ。
概要
俗称は「ゴッドエンペラー」を直訳した「神帝」や「神皇帝」など。
「メダロット」のラスボス「ビーストマスター」の後継機で、WEA(Weapon)の型式番号を受け継いでおり、純粋な火力ではビーストマスターに若干劣るものの総合的な性能ではビーストマスターを上回っている。
単に高いパーツ性能のみならず、初出のメダロット2やアニメなどでの暴走っぷりや他作品での登場も多いため主役機並みに認知されており、「メダロット」と「メダロット5」、「真型メダロット」以外の全作品に登場。
無論、鬼畜性能で。
みんなのトラウマ
メダロット2
初出作品。
悪の科学者・ヘベレケ博士の切り札として登場する。メダルの力を抑制するリミッターの解除により強大な力を持ち、しかしマスターであるヘベレケ博士にすら制御できない暴走メダロットと化す。
純粋に機体性能を見ても、流石ラスボス。
どのパーツも一撃で相手を沈めることができるだけの威力を秘める。特に左腕パーツ『デスレーザー』は極悪で、150~200程度の貫通ダメージを与える。主人公機「メタルビートル」「ヘッドシザース」の装甲合計値がそれぞれ190、185であることを考えればどれだけ高威力なのかがわかるだろう。かつ光学系攻撃の欠点である隙の大きさと命中の低さが普通のライフル・ガトリングとほとんど変わらず、それでいて各パーツの装甲や脚部の基本性能も高い。
実に他を寄せ付けない圧倒的な強さを誇る。
その上ラスボス戦では、必殺技である「メダフォース」を撃つのに必要なメダフォースゲージが敵のみ最初からマックスの状態であるため、戦闘開始早々に 全射撃威力合計+α の威力&回避不可能のメダフォース「いっせいしゃげき」をぶっぱなされ即死など日常茶飯事。このゴッドエンペラーを3体同時に相手にしなければならないのである。
ワンパンでリーダー機を破壊され敗北することも多々あり、1体倒すのも一苦労である。
さらに運良く倒しても「ユ・ル・サ・ン!!」というセリフと共にそのまま2戦目に突入するという極悪っぷり。セーブが出来ないので2戦目で負けた場合は1戦目からやり直しとなる。
なお、2戦目では1機だけ両腕パーツが味方を援護防御する盾パーツに変わっている。この援護防御も非常にうざったい。
この動画ではあっさり倒しているが、勝因は気の遠くなるようなレベル上げと、たまたま敵が「いっせいしゃげき」ではなく「バーサーク」を選択したことによる幸運である。
一応、定石は存在する。以下ネタバレ
「フォース制御+反撃」戦法が最もオススメ。
フォース制御でメダフォースを封じたあと、敵の攻撃を反射して自滅を狙う、というもの。
フォース制御パーツはストーリー中必ず入手する頭パーツ「アピールサウンド」を使用するのが最も手っ取り早い。
しかし女型の頭パーツは「ホーリーウォール」を筆頭に優秀な物も多いので、同じ効果を持つ両腕のどちらかを用意できればベター。両腕パーツはカリン戦で入手できる。
反撃パーツはかなりレア。女型の頭パーツ「リフレクトミラー」は店売りで入手できるが、回数は1回のみとかなり心許ない。メダリンクにて番長と戦い、彼のメダロット「バンカラン」の頭か両腕のいずれかのパーツを入手するのをオススメする。問題は、最終決戦の地であるメダロッ島に渡った後だと引き返せずメダリンクに挑戦できないことだが・・・
一応ゴッドエンペラー戦が行われる地下最下層の「森林」フィールドでは低確率でバンカランのパーツを装備した雑魚敵が現れる。メダリンクに行きそびれた人はレベル上げついでに狙ってみてもいいだろう。
他には「フォース制御+各種攻撃無効パーツ+射撃トラップ」も安定する。
トラップの解除さえされなければほぼ確実に勝てる。
特に、カブトバージョンのみだが頭パーツ「ハンター」による射撃トラップはダメージ量が大きくオススメ。
レアな反撃パーツが必要ないのが利点。
おまけに、このゴッドエンペラー戦の直後にもトラップが用意されている。
このゲームには裏ボスとして「プリミティベビー」が登場するのだが、このプリミティベビー戦、ゴッドエンペラー戦の舞台となった部屋のすぐ上で行われるのである。プレイヤーはゴッドエンペラーを倒したことで完全に油断しており、セーブをしていないことが多い。
その状態でうっかり上の部屋にある意味深なコンピュータを調べてしまうと…
プリミティベビー戦の敵内訳はプリミティベビー、ゴッドエンペラー、ゴッドエンペラー。当然のようにメダフォースゲージは最初からMAX。未知の敵に加え、さっきやっとのことで倒したゴッドエンペラーが2体。絶望…圧倒的絶望…!
プリミティベビーは援護・妨害型の機体であるため敵の火力はゴッドエンペラー戦ほどでもないが、ベビーの「フォース制御」と「混乱」によりゴッドエンペラー戦の定石も安定しない。コイツに負けてゴッドエンペラー戦前に戻され、絶望した人も多いだろう。
メダロット弐CORE
「メダロット2」のリメイク版である「メダロット弐CORE」でも、同じくラスボスとして立ちはだかる。
「2」に比べてさすがに多少のマイルド調整は受けているものの、その異常な高性能は健在。加えて「2」にはなかったクリティカルがシステムに組み込まれ、全パーツがクリティカルの出やすい「ねらいうち」行動に設定されていることもあり、成功値の高い頭パーツ「デスブレイク」はむしろ凶悪化している。
アニメ版
ロボロボ団の最終兵器。動くもの全てを標的と見なす殺戮兵器として登場。
連戦により疲弊していた所に送り込まれ、どのメダロットも相手にならないほどの力を見せつけることで、
絶望的な状況を演出。
しかも巨大版ジャイアントエンペラーなるものまで用意されており、
周囲を一瞬で焼け野原にするだけの火力に加え、
メタビー・ロクショウ・アークビートルのメダフォースに耐え
セレクト隊の総攻撃も意に介さない強靭さを見せた
そのあまりの強さから、どちらも正攻法では倒されず、
メダルを強引に排除するというロボトルのルールを無視した手段が取られている。
余談
メダロット2
ゴッドエンペラーの中にメダルのレベルが0のものがいる。また、脚部パーツが一度だけ何個でも買える。
メダロット3
怪盗レトルトレディが愛機として使用。
2以前ではセーラーマルチの旧型であるセーラーメイツを使っていた上に、前情報なしでゴッドエンペラーを持ち出してくるので「2」のプレイヤーは度肝を抜かれた事だろう。
性能面では装甲の低下、ダメージ計算変更による火力の低下、充填値の悪化に伴う行動スピードの低下などマイルドに調整されている。
メダロット4
引き続き怪盗レトルトレディが愛機として使用。
3体に「アトス」「ポルトス」「アラミス」という三銃士の名前が与えられている。
しかもそいつら3機で、情報を聞き出すため、北の四天王コクエンに協力するカメヤマ小のチンピラを脅した。
そりゃこいつら相手だったら誰でも自白するよ。
メダロットnavi
ゲームクリア後に登場するキララを仲間にすることで、ゴッドエンペラーを味方機として使用出来る。
相変わらずの高威力を誇るが両腕、特に左腕パーツ「デスレーザー」は消費APが33と極端に高く、レベル上げに膨大な時間を費やすか味方の援護が無いと使用すら出来ない。また、頭パーツと右腕パーツが「ねらいうち」ではなく「うつ」になっているため、クリティカルを出しにくい。
制作側の設定ミスで右腕パーツと左腕パーツのグラフィックが逆になっているのも地味に情けない。
なお、このゲームには「イマジンカイザー」という、ゴッドエンペラーの簡易型とでも言うべき機体も登場する。
威力と装甲はゴッドエンペラーに比べて大幅に下がっているものの、高い成功値と広い射程を持ち、何よりお手頃な消費APになっているため非常に扱いやすい。
メダロットDS
両方を購入した人間かつ限定カードとしてこのゴッドエンペラーを含めたカードを抽選で当たるキャンペーンを行っていた
わざわざ目玉として表紙に乗せる辺り憎い。
特典カードのシルエットで存在が明らかになった後も
広告・スクショ・テレビCM動画でガンノウズが「デスレーザー」を装備するなど、
かつての恐怖を味わったメダロッター達ならば、
思わずツッコミを入れたくなるのはしかたないだろう
散々「トラウマ」だの「バランスブレーカー」だの言われても、
非常に人気の高い機体でグッズ化も多くみんなに愛されるキャラクターである
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関連項目
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