神代璃緒とは、「遊戯王ZEXAL」の登場人物である。
概要
遊戯王ZEXALの登場人物。シャークこと神代凌牙の妹。
CVは大室佳奈(遊戯王ZEXAL)、潘めぐみ(遊戯王ZEXALⅡより)。
初登場は第26話。シャークの回想の中で登場し、病院のベッドの上で包帯を全身に巻かれた痛々しい姿での登場となった。「事故に遭って大怪我を負ってしまった、シャークにとっての大切な女性」「シャークがデュエリストとしての表舞台を追放され、不良へ落ちる直接のきっかけとなった人」というくらいしか情報が判明しなかった為、当時はシャークとの間柄が不明だったために様々な情報が交錯したが、続く34話にて妹という情報が判明するのだった。
(シャークの妹(もしくは姉)という予想は当時からあったが、妹以外では「恋人説(=シャークさんリア充説)」という説も少なからず浮上していた。よかったなお前ら。)
そしてWDC編にて「自分が妹を手に掛けた」という事実をⅣの口から暴露されたシャークはその後復讐心を煮えたぎらせながらⅣへの恨みを晴らすためにWDCへ出場するが、続く58話におけるⅣとシャークの因縁のデュエルが決着後にⅣの口から「妹を負傷させた事故は、トロンから渡されたカードを彼女とのデュエル中使用した結果による想定外の事態」である事が判明(Ⅳに曰く、『そこまでやる気はなかった』)、その際に火災現場からⅣが右目に傷跡を負いながらも自ら彼女を救出した事が明かされた。 そのため、復讐心に燃えるシャークと違い璃緒からしてみればⅣとは面識があるばかりか、命の恩人にもあたるという事になる。少々複雑な構図ではあるが。
続く61話にてトロンの洗脳によって遊馬への復讐心(トロンに書き換えられた、ニセの記憶)を剥き出しにするシャークの口から『リオ』という名前がようやく明かされる。メインキャラクターの近親者で尚且つ出番がそこそこありながら、ここまで素性が判明しにくいキャラクターも珍しい気がするが。
これらの経緯ゆえWDC編が決着を迎えた現状もまだ判明していない部分が多いキャラだが、それに反して視聴者やファン達からの人気は高く、シャークの妹というポジションゆえ璃緒という名前が判明する以前から「シャー子」「シャーク妹」などの愛称で呼ばれていた。そして、58話の回想シーンで彼女の姿が後ろ姿と顔(ただし目元は見えない)が披露されており、シャークとよく似た髪形に黒のニーソックス(しかも絶対領域付き)などの要素がさらに高い人気を博している。やはりシャークさんの妹は伊達ではないのである。
その後、2012年9月7日放送の「サキよみ ジャンBANG!」にて、彼女の出演情報が『遊戯王ZEXALⅡ』放送に先駆け公開となり、「璃緒」という名前(作中ではリオという名前が判明しているのみで、漢字までは不明だった)、容姿及び人物像(勝気・お嬢様タイプな性格)などの詳細な部分がお披露目となった。
ちなみにシャークとは双子であり、彼と同様で遊馬より1つ年上である。
上述の怪我の有様から、以降の出演は難しいのではないかとも言われていただけに、「遊戯王ZEXALⅡでは、璃緒がメインキャラとしての登場」という話題は早くも各所で大きな波を巻き起こしている。
その後、第78話で有賀の策略もあって退院を果たすと、第79話にて満を持して彼女が本格登場。学園へ訪れるや、鉄男をはじめとする学園の男子生徒たちを魅了してしまい、さらに遊馬たちと食事を共にしては兄・凌牙の知られざる一面をさらっとカミングアウトしては凌牙を困惑させる、といった意外な性格を見せた。ちなみに「今日からこの学園に通う」との発言があったため、事故に遭ったのは入学するより以前だったらしい。
また、病院での生活が長かった事を全く感じさせないほどに運動能力も抜群に高く、自身を運動部へマネージャーとして勧誘しようとした八咫烏運動部部員達を軽くあしらってしまう程の完璧超人ぶりを発揮、遊馬たちのみならず多くの視聴者を驚かせた。
常にクールで礼儀正しく振舞う一方で、自分を女と見てナメてかかる相手や凌牙に対して悪意を見せる相手(及び、凌牙に刃向かうために自分を利用しようとする相手)には一切容赦が無く、「氷の女王」「氷の女」と称されるほどの冷酷無比な一面を露にする。前述の、運動部相手に八面六臂の活躍を見せたのも、璃緒に曰く「自分を女・飾りとして見下す運動部の連中が許せなかった」という彼女の勝気な性格による思考からだったようだ。
しかし一方、後述のデュエルの腕前も含めあらゆる部分で完璧に見えた彼女も、実は猫が嫌いという欠点もあり、猫を見ると悲鳴を上げながら凌牙の背後に隠れるという可愛らしい部分もある。もっとも普通の猫が苦手なようで、キャットちゃんが使うような猫型のモンスターに関しては何ともないらしい。
第79話で満を持して彼女のデュエルシーンがお披露目となる。デュエルでは兄・凌牙と同様の水属性を中心としたデッキを操り、氷をテーマとしたカードや鳥獣族のモンスターを使用。効果ダメージや攻撃力の変動効果を多用するテクニカルな戦略によって、ギラグによってバリアンの刺客となった華道部部長・愛華とデュエル。効果ダメージでライフを削られ一時は劣勢に陥るも、凌牙の悪口を言われた事でブチ切れたのを皮切りに劣勢を覆していき、最後は敵のカオスエクシーズを叩き潰して勝利を収めてみせた。デュエルの腕は兄にも負けず劣らずのものという事が明らかとなった(ちなみに遊馬や凌牙と違い、この時はナンバーズを持っていない)。
バリアン世界からの使者を(出現した位置まで正確に)感知できる・銀河眼同士の激突の際に伝承のようなものを語りだす・遺跡に漂う魂から過去の出来事を聞き取る事ができる等、常人とは異なる何かがある。その手がかりの一端が、物語中で徐々に明かされてきている。詳しくは神代凌牙を参照。
どうでもいいが、遊戯王シリーズの歴代主要妹キャラに共通する「名前の最後に『か』が付く少女」のジンクスを覆してみせたキャラクターでもある(川井静香、天上院明日香、龍可)。
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