隙を生じぬ二段構えとは、一撃目の隙を補う二撃目までがセットになっていること、及びそれを表すタグである。
更には漫画「るろうに剣心」に出て来る架空の剣術流派「飛天御剣流」の抜刀術の特徴である。
概要
由来となる飛天御剣流の抜刀術は、「一撃目を回避されても二撃目を当てることができる攻撃」である。
ここから、そのように「一撃目を回避されても(あるいは回避されることが前提の囮)二撃目を当てることができる攻撃」や「一撃目をクリアしてプレイヤーが安心(油断)した所に、すかさず二撃目が飛んでくるような初見殺しのゲーム」、「一撃目のオチでの腹筋崩壊を回避されても二撃目のオチを放つ動画」などに付けられる。
なお一撃目が当たってしまった場合は、二撃目はとっておきのダメ押しというやつになる気もするが、気にしないように。
概要弐
漫画「るろうに剣心」に登場する架空の剣術流派「飛天御剣流」における抜刀術の特徴である。
飛天御剣流及びその抜刀術自体は主人公・緋村剣心が作中序盤から使用しているが、上記のように「隙を生じぬ二段構え」と明記されたのは原作十七巻での志々雄真実との対決で三度目(習得の際を含めれば四度目)の天翔龍閃を放った場面である。
この記述通りだと天翔龍閃に限らず全ての飛天御剣流の抜刀術が「隙を生じぬ二段構え」になっているはずだが、作中でそれら全てに解説があるわけでは無いので詳細はやや曖昧である。
とは言っても作中で登場した飛天御剣流の抜刀術自体が三つほどしかない。まず奥義「天翔龍閃」、鵜堂刃衛戦と追憶編で使った「双龍閃」及び比古清十郎が剣心の実力確認で放った派生技の「双龍閃・雷」、雷十太先生戦および十本刀・刀狩りの張戦で使った「飛龍閃」である。
まず天翔龍閃だが、剣心に天翔龍閃を授けた彼の師匠・比古清十郎は下記のように説明している。
案ずる必要はない 俺が授けた「天翔龍閃」は不敗の奥義
天翔ける龍の牙をかわしたところで吹き荒れる風に体の自由を奪われ爪によって引き裂かれる
その言葉通り、天翔龍閃は一撃目を回避してもそのあまりの斬撃速度により前方の空間の大気が弾けて真空が発生し敵の身体の自由を奪う。そして使用者はそのまま一回転し遠心力と更なる踏み込みを加えることで一撃目よりも威力を増した二撃目を放つことが出来る。
双龍閃および双龍閃・雷は、帯から鞘を外して抜刀術を行う(双龍閃を知る者は帯から外した時点で発動を悟れる)。
双龍閃は通常の抜刀術を放ち、それが万一凌がれた場合や追撃が必要な場合、すぐさま鞘打ちで二段目を放つという二段構えの技。
双龍閃・雷は、抜刀術と見せかけた鞘打ちを防がせて体勢を崩し、抜刀して刀による攻撃を行う二段構えの技となっている。
飛龍閃はそもそも特殊な技。京都編蒼紫戦では飛刀術とも語られているとおり、体の捻りと回転の遠心力を加えて抜刀し、刀そのものを弾き飛ばして柄をぶつけるという飛び道具技である。人誅編までの作中で使用された二度ともに初段の抜刀術部分しか使用していないため、二段目の全容は不明。一度目は雷十太の額を割って昏倒させてほぼ決着となったため追撃は不要であり、落ちた刀をゆっくりと拾っていたのも無理はない。だが二度目は、張の攻撃が非戦闘員の青空に向けられた時に薄刃乃太刀を狙撃して止めるために使っており、張は倒れておらず、しかも飛龍閃で攻撃を止められた後に振り向いて気づいたほどに余裕があった。追撃があるなら発動すべき場面のはず。
追撃があるとすれば、鞘で行うか飛ばした刀が跳ね返ったところを回収して行うのだろうか。そもそもこれ本当に抜刀術か?
張戦で追撃を見せなかった理由は、当時は作者が考えていなかったというものを除けば刀が折れていたことが影響していると考えられる。だとすれば、やはり飛龍閃で飛ばした刀が当たったのを確認してから急接近し、跳ね返った刀を回収して追撃を加えるのかもしれない。
その他にも「龍鳴閃」という「納刀術」なる技もあるが、これは抜刀術ではない上そのまま抜刀術に繋ぐことも容易なので問題ないだろう。
因みに一撃目が当たったら追撃はしません。死体蹴りはダメ、絶対
関連項目
- るろうに剣心
- 飛天御剣流
- 初見殺し
- 2回行動
- 天地魔闘の構え(三段構え)
- 北斗神拳は隙を生じぬ二段構え(コンボゲー)
- 産むんじゃなかったシリーズ(二部構成になっていることが多い)
- ガッツポーズ淫夢くんシリーズ(流れが二回変わるものに限る)
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