香椎線とは、以下の事項を指す。
1.JR九州の路線。 ※本項で説明
2.福岡都市高速の香椎東出入口~千鳥橋JCT間を結ぶ路線 → 福岡高速1号香椎線
概要
元々は糟屋炭田の石炭を港に運ぶ為に作られたローカル路線。廃止の噂を乗り越えた現在は通勤・通学路線となっており、ラッシュ時は非常に混雑し毎時3本以上は増やせないため改善が必要だが、現在使用されている車両は全て国鉄型ディーゼル車。また、複線化や電化の予定は一切無い。しかし、朝から夜まで全ての交換設備をフルに使用している。(実は飽和状態。しかし日中の路線末端では確実に座れる。日中の香椎駅・長者原駅では運が良ければ座れる。)
香椎駅~西戸崎駅間の愛称は「海の中道線」だが、「西戸崎線」と呼ばれる事も多い。
現在は819系300番台が運用されている。香椎線は全線非電化路線であるので香椎駅に充電設備が設置されている。
2019年3月15日まではキハ40系が運行されていた。香椎線のキハ40系は筑豊篠栗鉄道事業部所属(本チク)で、一部車両には側面に「AQUA LINER」のロゴが入った独自の塗装がされていた。2019年3月のダイヤ改正で、香椎線で運用していた25両全てが819系に置き換えられた。
2018年3月のダイヤ改正により、午前10時ごろ以降の列車が香椎駅で系統分離されることになった。
和白駅で西鉄貝塚線と連絡しているが、この両線は元々は博多湾鉄道汽船という私鉄が営業していた。この会社は他の私鉄と合併して西日本鉄道となり、香椎線も一時は西鉄の路線(粕屋線)となったものの、戦時中に国有化されて今の形となった。
同様に西鉄になったものの国有化された路線に、現在は廃線となった勝田線がある。勝田線にも宇美駅があり、両線の駅は離れていたものの、改札外連絡に対応していた。
勝田線の廃線により、香椎線は「JRで唯一、起終点両方の駅で他路線との連絡が全く無い路線」となった。だが孤立している路線というわけではなく、開業当初より香椎駅で鹿児島本線と連絡している。さらに、民営化後の1988年3月に篠栗線と交差する地点に新駅として長者原駅が開業したことで博多駅までの所要時間がぐっと短縮され、民営化前に比べて大幅に利用者が増えている。
駅一覧
太字は有人駅。
駅 番 号 |
駅名 | 乗り換え | 駅周辺・備考 | 交 換 |
01
|
西戸崎駅 さいとざき |
志賀島 福岡市営渡船西戸崎旅客待合所 |
不 | |
02
|
海ノ中道駅 うみのなかみち |
海の中道海浜公園 マリンワールド海の中道 |
不 | |
(中道信号場) | ○ | |||
03
|
雁ノ巣駅 がんのす |
○ | ||
04
|
奈多駅 なた |
不 | ||
05
|
和白駅 わじろ |
西日本鉄道:貝塚線 | 立花高等学校 令和健康科学大学 |
○ |
06
|
香椎駅 かしい |
JR九州:鹿児島本線(JA04) | 819系用充電設備あり 西鉄香椎駅(西鉄貝塚線) かしいかえん イオンモール香椎浜 福岡女子大学 福岡県立香椎高等学校 福岡県立香椎工業高等学校 九州産業大学附属九州高等学校 |
○ |
07
|
香椎神宮駅 かしいじんぐう |
香椎宮 | 不 | |
08
|
舞松原駅 まいまつばら |
不 | ||
09
|
土井駅 どい |
○ | ||
10
|
伊賀駅 いが |
不 | ||
11
|
長者原駅 ちょうじゃばる |
JR九州:篠栗線(JC04, 福北ゆたか線) |
粕屋町の中心駅 駕与丁公園 福岡県立福岡魁誠高等学校 |
不 |
12
|
酒殿駅 さかど |
イオンモール福岡 志免鉱業所竪坑櫓 志免鉄道記念公園 |
○ | |
13
|
須恵駅 すえ |
不 | ||
14
|
須恵中央駅 すえちゅうおう |
須恵町の中心駅 皿山公園 福岡県立須恵高等学校 |
不 | |
15
|
新原駅 しんばる |
○ | ||
16
|
宇美駅 うみ |
宇美町の中心駅 宇美八幡宮 志免平成の森公園 福岡県立宇美商業高等学校 |
不 |
関連動画
関連項目
- 2
- 0pt