魔界発現世行きデスガイドとは、遊戯王OCGに登場するモンスターカードである。
概要
星3/闇属性/悪魔族/攻1000/守600
このカードが召喚に成功した時、
自分の手札・デッキから レベル3の悪魔族モンスター1体を特殊召喚する事ができる。
この効果で特殊召喚した効果モンスターの効果は無効化され、シンクロ素材とする事はできない。
海外にて先行収録されたカードの1枚で元の名称は「Tour Guide from the Underworld」。
その可愛らしいイラストもさることながら、強力なサーチ効果を持つクリッター(当時はまだ禁止カードに規制されていなかった)と非常に相性が良いことから日本でも一部の決闘者たちが早い段階で注目していたカードだったが、登場した当時の環境ではガイドと相性抜群のエクシーズモンスターが登場しておらずシンクロ召喚が主流だったため、実戦では使い辛いカードだった。
一方同じパックに収録された輪廻天狗(海外名はReborn Tengu)はシンクロ召喚と相性抜群だったため、そちらの方が評価は高く、結局ガイドの方は自身の効果でクリッターや他のモンスターを場に呼び出す程度にしか採用されない状況だった。
エクシーズ召喚の普及→規制カードへ
しかし、シンクロモンスター及び優秀な効果を持つチューナーが軒並み規制され、エクシーズモンスターが環境の主流になると、このカードは強力なカードとして多くの決闘者たちに知られるようになる。
日本でも人気のレスキューラビットを軸にしたデッキで、レスキューラビットを再利用できる虚空海竜リヴァイエールをこのカード1枚で出せるようになり、海外の環境でトップの座に君臨した。そういった活躍のため、2012年9月より準制限カードに指定された。輪廻天狗に次いで、日本で登場前に規制されたカードとなった。
イラスト人気とその値段
日本でも海外でもあまり見られない非常に可愛らしいイラストと、実戦でも採用できる強力な効果を持つことから人気があり、カードの価値も高い。しかし、レアリティが1箱に1枚くらいしか入ってないシークレットレアのため、狙って当てるのは困難であり、その性能からデッキに複数枚投入することが推奨されるためシングルで購入するにはそれ相応の出費を覚悟しなければならない。
日本でも発売決定、しかし…
2012年10月に遂に日本でも発売され、国内の環境で使用可能になり、多くの決闘者たちが喜んだことは言うまでもない。しかし来日の際、カード名が魔界発現世行きデスガイドという名前になってしまった。
From Underworld(冥界より)→「魔界発現世行き」としたセンスはわりと受けているがデスガイドという造語にずっこけたプレイヤー多数。ちなみに同時に登場した彼女が乗るバス(Tour Bus From the Underworld)は単に「魔界発現世行きバス」である。デスはどっから来た。
その後
2014年1月。初めは突っ込みを入れていたデュエリスト達もデスガイドの名前に慣れ、”破壊神ヴァサーゴ”を特殊召喚してからの融合・”儀式魔人”を特殊召喚してからの儀式召喚など、エクシーズ召喚以外の使い道も考案されてきた頃に、1パック300円のゴールド・シリーズのカードとして再び発売された。これにより以前より入手難易度が低くなり、より多くの人に使われるようになった。同時に異常なほど性能の高いレベル7ドラゴンも再販され、多くのデュエリストを困惑させたが、それはまた別の話である。
同年11月には、海外にて、このカードと相性のいい”Burning Abyss(彼岸(遊戯王))”が登場し活躍の場を広げており、2016年4月には2種類の彼岸カードとともに制限カードとなった。
2017年以降はルール改変によってエクシーズとともに弱体化…することなく、むしろリンク召喚などの補助役という地位を確立しつつある。
関連動画
関連静画
関連商品
関連項目
- 遊戯王OCGカードリスト
- 遊戯王OCG(海外)
- 輪廻天狗(同レベルの海外先行収録カード。来日前に準制限に規制された)
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