鯱山十蔵とは、漫画『TOUGH』の登場人物である。身長190cm、体重110kg。別名“ネオ・プロレスラー”。モデルは恐らく元プロ野球選手の村田修一。
概要
初登場は単行本26巻に収録されている279th MATCH「格闘技界の闇」。
サムライ・プロレスに所属する、プロレス界のレジェンドであるグレート・オルカを父に持つサラブレッド。
毎日、重りを付けての15キロのロードワークを欠かさず、筋トレ、キックボクシング、柔術にそれぞれ専属コーチを雇ってスキルを磨き、徹底した食事制限とボディケアで常時体脂肪率5%以下をキープするなどストイック。
「ッス」を多用し、「忌憚のない意見ってやつっス」や「ルールで禁止スよね」に代表される使い勝手のいい語録を持つことから人気が高い。タフスレの住民は基本的に鯱山の口調を真似て会話するため、住民からは『TOUGH』の主人公のような扱いを受けている。
言葉使いからガサツな性格だと思われがちだがプロレスへの愛は本物で、総合格闘技で名を揚げた後はプロレスに舞い戻り、総合の客を根こそぎ引っ張ってジリ貧のプロレス界を救うという計画を立てている。また、弱かったブル・マツダが自分を倒すために鍛え上げてきたときは彼に感謝の言葉を述べていた。
ブッカー・ゼロから「これからの格闘技界を担う逸材」と称されるなど、ポテンシャルは低くないようだが、人気はそこまで高くないらしく、観客からは「次こそ面白い試合しろよォ」や「しょっぱい試合すんじゃねぇぞ」など、罵倒に近いエールを送られている。
主な戦績
vsブル・マツダ第一戦
ブッカー・ゼロに炊きつけられて喧嘩を売ってきたブル・マツダと路上で対戦。
vsパイソン杉山
サムライ・プロレスの事務所が入っているビル内で、「暴走族50人を一人でシメた」という逸話を持つ先輩レスラーのパイソン杉山に肩パンを連発されるなど挑発され、エレベーターに入り扉が閉まった直後に殴り合いに発展。
1階から5階に着くまでの間に彼をKOし、「あざ――っス」、「パイソンさんのおかげでショート・レンジからの打撃の練習になったっス」と言い放った。
vsブル・マツダ第二戦
ブルが恐怖という蟲に飲み込まれていた序盤はムエタイ選手並みのミドルキックやボクサー並みの華麗なステップ、プロレス仕込みの直下型バスターなどで圧倒するも、打たれ強いブルに打ち疲れてしまい、巨岩返しからパウンドのラッシュを喰らうと一気に形勢逆転。
しかし、ブッカー・ゼロから「判定までもつれそうになったら自分からKOされにいけ」と八百長を持ちかけられていたブルが、反発心から焦って大振りになり、速度と精度で勝る鯱山はこれに打ち勝ち、彼をKOした。
vs宮沢熹一
第二回MONSTER WARSのメインイベントで主人公と対戦。
父の仇であるファントム・ジョーに標的を定めた今、熹一レベルでつまづくわけにはいかないと心に誓うが、開始直後に出した右に右のカウンターを合わせられ失神。3秒でKOされた。
関連動画
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関連項目
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