voltageとは、
- 電圧・ボルト数・電位差などを指す英単語。電圧の単位「ボルト」(volt)に由来し、さらにその「ボルト」は人名に由来する。
- 上記1.から派生して、情熱・熱狂・興奮・昂ぶりなどを指す言葉。
- 日本のゲーム会社「株式会社ボルテージ」。「VOLTAGE Inc.」あるいは単に「VOLTAGE」とも表記する。
本記事では上記のうち3.のゲーム会社について記載する。その他については、「ボルテージ」「ボルト」の記事も参照されたい。
概要
VOLTAGEとは、主にスマホ向け恋愛ゲームを配信している会社である。東京都渋谷区恵比寿に本社を置き、名古屋市に支社を置いている。現代表取締役は津谷祐司氏。元博報堂社員で、UCLA映画学部監督コースを卒業。博報堂を退社し、広告業で培った技術と映画の演出を活用するべく起業に踏み切った。
1999年(平成11年)9月17日、資本金300万円で起業。有限会社ボルテージとしてスタートした。当時は川崎市高津区を本拠地としており、事業内容も映画製作やwedコンテンツ配信など現在とは異なるものを取り扱っていた。2000年(平成12年)2月10日に株式会社ボルテージに組織変更、現在の本拠に移転した。翌3月から早速携帯ゲーム界隈に参入し、Yahoo!やKDDIといった大手企業にwedコンテンツを提供。2000年には世界初の携帯マルチ対戦ゲーム「バトル東京23」をリリースし、第一回FCM特別賞を受賞するも、向こう4年間赤字に苦しむ。
この頃は女性向け路線ではなかったが、2001年9月に第一弾となる携帯小説サイト「100シーンの恋」をリリース。ここから女性をターゲットにした路線が始まり、2006年12月より恋シリーズが開始。女性向けがヒットした事で黒字に戻り、モバイル恋愛ゲーム会社として世界一の地位を築く。勢いに乗ったボルテージは2011年6月に一部上場。2012年5月にはサンフランシスコに子会社を設立し、北米に展開。海外に足がかりを作った。2015年9月、謎解きアプリ「ダウト ~嘘つき男は誰?~」をリリースし、これが大ヒット。資金力を得たボルテージは2016年7月より子会社を立て続けに設立。最新技術のバーチャルリアリティ(VR)を取り扱う子会社ボルテージVRもこの時に誕生した。
配信コンテンツのテーマを「恋愛と戦いのドラマ」としており、ドラマ性の強い恋愛ADVに定評がある。公式サイトによれば顧客ターゲットは18才から45才までの日本女性、日本男性、英語圏女性としているが現在配信しているコンテンツは女性向けの物が大半を占める。唯一「六本木サディスティックナイト」のみ男性をターゲットにしており、かなりの異色作と言える。
しかし現在、女性向けジャンルでは苦戦が続いており、2018年6月期の連結決算では13億の赤字を出す大打撃を受けている(前年度は2400万円の黒字だった)。日本人女性向けタイトルが軒並み失速したのが原因とされる。その一方、試しに出してみた六本木サディスティックナイトは好調。だが男性向けに舵を切る考えは無いようで、新たに「あやかし恋廻り」という女性向けタイトルを2019年秋にリリースする予定。
CMについて
ガールフレンド(仮)のCMと同じく、オタクのノリをそのままCMにする為しばしばお茶の間からは反感を買う。
2013年に放映されていた『今夜アナタと眠りたい』のCM放映時には浮気を題材とした作品という事もあってちょっとした炎上に発展してしまったようだ。
ニコニコ動画において
東山源次とは『今夜アナタと眠りたい』の登場人物で、2013年に彼が出演したCMが放映された。放映当時は「不倫を推奨している」として少々問題になったが、それほど認知されている訳ではなかった。ところが2018年頃に淫夢MAD製作者パープル兄貴に目を付けられ、面白おかしくしたMAD動画が投稿。これを機に空前の東山源次ブームが到来し、便乗した他のMAD製作者も次々に投稿。一気にスターダムな存在へと駆け上がった。その際、『東山源次(淫夢)』という異名が付けられ、淫夢厨の風評被害にあっている。今や東山源次は、ボルテージそのものを指す総称的な意味合いを持っている。
東山源次以外にも数多くのお茶の間に流しづらいCMをVOLTAGEは世に送り出している為今後MAD素材としての活躍が大いに期待される。
本編
関連項目
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