アバター(avatar)とは、
- インターネット上のコミュニティサイトなどで用いられている、自分の化身となるキャラクターのことである。英語発音だとアヴァタール。
- 『AVATAR』:2009年に公開されたジェームズ・キャメロン製作の3D上映向けSF映画。項目参照。
- アニメ―ション作品『Avatar:Last Airbender』:アジアをモチーフとした独特の世界観を持つファンタジー作品。日本では『アバター 伝説の少年アン』というタイトルで知られているほか、M・ナイト・シャマラン監督により同じ世界をモチーフにした実写映画『エアベンダー』が公開された… が登場人物の改変などで評価が低く、黒歴史に片足を突っ込みつつある。
- 『Avatar』:1979年リリースのオンラインRPG。
ここでは1を解説する
概要
簡単に言えば、パソコン通信やインターネット上での自分の化身である。
略して「アバ」とも。
ここで言うアバターが初めて登場したのは、MMORPG→2DCGチャットサービス「Habitat(1986年)」で、開発プロジェクトリーダーのチップ・モーニングスター(Chip Morningstar)が名付け親。元はヒンドゥー教の神様が地上に降りた際の化身「アヴァターラ」(サンスクリット語)。元々動詞の「アヴァタラティ」が変化したもので「下る」という意味であった。
日本の関係者は英語である「avatar」を日本語に訳すときに「アバタ」としたかったとのこと。しかし痘痕(痘瘡 が治ったあとの皮膚に残る小さなくぼみ)も「あばた」と呼び、印象がよくないとのことで「アバター」にした。
アバターが考案された理由は、1970年代に生まれたテキストベースのネットゲーム「MUD(Multi-User Dungeon、マルチユーザーダンジョン)」をビジュアル化(2D→3D化)する際、ゲーム内のコミュニケーションを促進すると考えられたからである。その成否についてはまだ議論の余地がある。
2016年12月にキズナアイがYouTuberにアバターを本格導入して「バーチャルYouTuber」と自称して配信、のちにVTuberという芸能ジャンルが誕生するという新たな文化を創造している。
年表
- 1986年:米国にてパソコン通信サービスHabitatがベーターリリース。「アバター」という概念が誕生
- 1990年:Habitatの日本語版「富士通Habitat」がリリース。概念の日本上陸
- 2001年3月:アバターの名付け親、米国のソフトウェア開発者チップ・モーニングスターが国際ゲーム開発者協会からパイオニア賞(先駆者賞)をいただく
- 2003年:インターネットを使った3DCGチャットサービス「SecondLife」がリリース。メタバース(仮想世界)の誕生(第1世代メタバース)
- 2003年4月:Yahoo!アバターサービス開始
- 2007年7月:SecondLifeの公式ビューアの日本語対応ベーター版がリリース
- 2014年1月:VRChatがリリース(第2世代メタバース、HMD対応化)
- 2016年12月:キズナアイ、YouTuberにアバターを本格導入、バーチャルYouTuber、のちのVTuber誕生
種類
概ね4種類に分かれると考えられる。
- メタバースアバター:チャットサービス上でユーザーが自由に動かせるようにしたユーザーの化身。歴史上元祖
- ネットゲームアバター:MMO上でユーザー自身が操作するキャラクター
- ポータルサイトアバター:ポータルサイト上のユーザー化身キャラクター静止画像。代表格がYahoo!アバターやハンゲームのアバター。プロフィールアイコン(ニコニコにおいてはプロフィール画像)に近い
- 動画投稿配信アバター:動画投稿配信サイトにおいてCGで作られた出演者のこと
メタバースのアバター
アバターの元祖。すでに書いたからいいよね。1980年代後半登場。
ネットゲームのアバター
ポータルサイトのアバター
がある。
Yahoo!アバターはユーザーがアバターメイキングをして独自のキャラクターを作り、Yahoo!オークションなどのプロフィールに表示する「プロフィールアイコン(プロフィール画像)」。韓国での人気を受けて導入した。それまではユーザーを識別する方法はIDのみであったが、アバターを使うことで視覚的に表現をできるようになったとする。ただし本人確認費用として280円/月が必要だった。
動画投稿配信のアバター
2000年代後半以降に登場した応用例のひとつ。
音楽分野でのアバター
主に歌ってみたカテゴリに分類される「合唱シリーズ」によく登場する。
合唱シリーズに於いて、誰がどの部分を歌っているかをキャラクターなどの画像を使用してわかりやすくした物を総じて「アバター」「アバターシステム」と呼ぶ。
使用されるアバター画像は歌い手の名前、声質、雰囲気、持ちネタなどから合わせ屋の判断によって決められる。一方で有名歌い手になるとある程度キャラクターが固定化する事も多い。
詳しくは「合唱シリーズ」を参照。
芸能分野でのアバター
バーチャルYouTuber、VTuberはキャラクターではなくアバターと呼ぶ。そのものは芸能人である。
アバターメイキング
アバターを自身の考えに沿って制作していくことを「アバターメイキング」と呼ぶ。主にコーデ型アバターとモデル型アバターに分類される。
コーデ型
コーデ型のコーデとはファッション用語のコーディネーションのこと。着替えをするように作成するメイキング手法。SecondLifeなどが採用している。著作権問題が発生しにくい。
モデル型
モデル型のモデルとは3Dモデル、プラモデルのモデルのこと。一体成型をするメイキング手法。VRChatなどが採用している。著作権問題が発生しやすくVRChatで不幸にも炎上した。たぶん初のサービスは2010年登場と思われるMMD派生サービスMikuMikuResortである。
その他
SF作品においては、バーチャル世界を含む異世界(時には逆に「現実世界」)への介入手段として自分の化身を用意することがある。
関連項目
- インターネット
- VRM
- メタバース
- SecondLife
- ハンゲーム
- mixi
- 合唱シリーズ
- 初期アバター
- Mii
- バタ臭い - SecondLifeのアバターに対して当時のニコニコユーザーの評価。とにかく評価が低かった。たぶん我がニコニコのai sp@ceが一応の解決策「セルルックアニメーションメタバース」で解決。ホロアースへバトンを渡す
- バーチャルYouTuber / VTuber
外部リンク
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