カノッサ機関専用便利リンク
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29311
ななしのよっしん
2011/11/09(水) 23:37:08 ID: OJxXmgndE+
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ななしのよっしん
2011/11/09(水) 23:38:21 ID: efTjGlb9cy
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【ここは塔のそば】
クレメンシー「やはり一番早かったのは摂政殿だったね。」
【そこには、先の2人以外にも数名が集っていた】
クレメンシー「しかし6人だけとは……私も人望が無いな。」
男「殿下や摂政殿はともかく、他は極東から遠く離れた所に居るのですから、そうそう簡単には来られません。」
【スーツ姿の男が答える】
殿下「だが宰相よ、貴殿は実に早かったな。」
【若い男の後に、女が口をはさむ】
摂政「……勇者と騎士どもを止めんで良いのか?」
【見つめる先には3人の男が】
勇者「極悪非道の徒など、その巣窟ごと薙ぎ払わん!」
【身の丈ほどの大刀を引き抜く】
聖騎士「最高に面白えじゃねえか!とっととやっちまえ!」
【西洋甲冑を着込んだ男が唆す】
魔騎士「……だが斬れるのか?」
【黒尽くめの男がそれを眺めている】
青年「誰ですか、この人達?」
クレメンシー「前時代の遺物……まあ、簡単に言うと俺の私兵だ。」
青年「へえ、そんな戦力が……」
???「音が……うるさい。」
【青年の背後から囁く】
クレメンシー「来たかコンカラー。」
コンカラー「……プロフェッサーの命で。」
【振り向くと顔に包帯を巻いた若者が】 -
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ななしのよっしん
2011/11/10(木) 00:12:57 ID: +tFvNkOQcc
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29314
ななしのよっしん
2011/11/10(木) 18:51:18 ID: 3nKnWKR15O
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>>29311
アンネ「あ、あたしの事は気にしないでくれ。この程度でいちいち力を使っていたら君の体が持たないだろう?自分の事は自分でなんとかするさ」
(小楠の頭をなでなでする)
(逆再生のように傷が回復していく)
世界「わかっていても心配になのだろう。それぐらいは察して見せろ」
アンネ「いや…それはそうなんだが…」
エミリア「親方様、こちらはどうします?」
(アンネ達をよそに親方に声をかける)
(エミリアの示す先には黒焦げの男)
(どうやら先程の椎奈の攻撃に巻き込まれて焼死したようだ)
(…懐になにか光るものがある)
―――
ヘカテ「…そう、ですね」
(彼女にしては珍しく逡巡している)
(と、そんな時)
マリア「あ、さっきはお引き取りして下さいって言いましたけれど~、この子がお腹がすいたって言うので~。お食事になってもらう事にしました~」
(のんびりと声が上がった)
(同時に、部屋の壁も天井も床も、一斉に生物の胎内染みた外見に変化する)
マリア「折角この子の体の中に入ったんですし、それでいいですよね~?」
濡紂「んー、そう言えば、モコモコ様の体内に入れてしまってよかったんでしょうか。聖堂様以外の方は餌にされてしまうかもしれないんですよね、確か。……んー、どうでもいいですね」
―――
>>29308>>29313
ベアトリクス「逆恨みって怖いわねぇ。それはともかく、早く階段おりましょうよぉ」 -
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29315
ななしのよっしん
2011/11/10(木) 20:40:21 ID: OJxXmgndE+
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29316
ななしのよっしん
2011/11/10(木) 20:53:36 ID: +tFvNkOQcc
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29317
ななしのよっしん
2011/11/11(金) 20:01:10 ID: 3nKnWKR15O
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>>29315
エミリア「ジグソーパズルのピースのようですね」
(金色のパズルのピースだ)
―――
ヘカテ「わたくしがもう少し早く決断するべきでしたが…今は言っても仕方ありませんね。アレキス、なんとしてもこの窮地を逃れますよ」
マリア「それじゃあ、ゆっくりしていってくださいね~。」
(そう言うと、黒い塊から降りて壁の向こうに消えていく)
(同時に、黒い塊…『モコモコ』の中枢は巨大な触手を無数に生やした怪物へと姿を変え)
(その巨大な触手を持ってアレキス達に襲い掛かった)
―――
>>29316>>29315
ベアトリクス「でもぉ、とりあえずこの階までは追ってこないみたいねぇ。」
(階段を降りると、背後から迫っていた気配が消える)
(どうしたのだろうか) -
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29318
ななしのよっしん
2011/11/11(金) 20:34:44 ID: OJxXmgndE+
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29319
ななしのよっしん
2011/11/11(金) 20:58:08 ID: 3nKnWKR15O
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29320
ななしのよっしん
2011/11/11(金) 21:00:08 ID: +tFvNkOQcc
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29321
ななしのよっしん
2011/11/11(金) 21:14:10 ID: OJxXmgndE+
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29322
ななしのよっしん
2011/11/11(金) 21:39:48 ID: 3nKnWKR15O
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29323
ななしのよっしん
2011/11/11(金) 22:13:53 ID: OJxXmgndE+
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29324
ななしのよっしん
2011/11/11(金) 22:35:28 ID: +tFvNkOQcc
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29325
ななしのよっしん
2011/11/12(土) 19:47:26 ID: 3nKnWKR15O
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>>29323
アンネ「…わけがわからないね」
世界「確かに、正直状況が今一つ呑みこめないが…とりあえずは上に進もう。そう猶予があるわけでもないしな」
エミリア「そうですね、折角障害を排除したわけですし」
―――
(消化液の時間が…止まらない)
ヘカテ「ここは既にあの怪物の中、アレキス、貴方の力ではこの場の法則を操る事は難しい。消化液と奴の触手はわたくしがなんとかいたしますわ、貴方はその間に壁に穴を開けてください。僅かな隙間で構いません」
(手を振りかざして現実を歪め、触手を薙ぎ払い、消化液を消失させていく)
(だが、湧き続ける消化液、触手の物量は圧倒的だ)
―――
>>29324>>29323
ベアトリクス「言わなくても出てくる時は出てくるわよぉ。それに、今更躊躇したって上には戻れないしねぇ」
(廊下は静かだ…)
(空気が妙に渇いている気がする) -
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29326
ななしのよっしん
2011/11/12(土) 20:00:06 ID: OJxXmgndE+
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29327
ななしのよっしん
2011/11/12(土) 20:50:44 ID: OJxXmgndE+
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29328
ななしのよっしん
2011/11/12(土) 21:13:30 ID: 3nKnWKR15O
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29329
ななしのよっしん
2011/11/12(土) 21:33:01 ID: OJxXmgndE+
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29330
ななしのよっしん
2011/11/12(土) 22:47:32 ID: 3nKnWKR15O
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29331
ななしのよっしん
2011/11/12(土) 23:01:12 ID: OJxXmgndE+
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29332
ななしのよっしん
2011/11/13(日) 01:23:36 ID: +tFvNkOQcc
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29333
ななしのよっしん
2011/11/13(日) 21:50:18 ID: 3nKnWKR15O
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>>29331
エミリア「瓦礫が多くて進みにくい事極まりないですね」
(瓦礫をどけながら進んでいく)
世界「部屋も殆ど瓦礫に埋まってしまっているようだな。」
アンネ「あの奥の部屋は入れるんじゃないか?入口が塞がれてない」
(10メートル程進んだ先の右側にある扉は入れそうだ)
―――
(壁はもう殆ど千切れかけている)
(あと一発二発打ち込めば人の頭大の穴があきそうだ)
ヘカテ「逃げられそうなのに気付いたのでしょう…!?」
(アレキスの背後で、不愉快な音が聞こえた)
(肉が裂かれるような音が)
―――
>>29332>>29331
ベアトリクス「なんだか風化しそうだわぁ、嫌ねぇ」
(しばらく進むと大きな空洞に出る)
(奥に緑色の球体が浮いている)
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29334
ななしのよっしん
2011/11/13(日) 22:23:50 ID: OJxXmgndE+
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29335
ななしのよっしん
2011/11/13(日) 22:28:46 ID: +tFvNkOQcc
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29336
ななしのよっしん
2011/11/13(日) 22:44:15 ID: 3nKnWKR15O
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>>29334
(部屋の中には機械が散乱している)
(壊れた機械を適当に放り込んだようだ)
世界「外界に出すことが出来ないからここに放り込んだ…と言った所か」
エミリア「あの奥の紫色のシリンダーはなんでしょうか?」
(機械の山の奥にぼんやりと光るシリンダーがある)
―――
ヘカテ「アレキス…わたくしは大丈夫です。それよりも早く壁を…」
(振り返った先ではヘカテが満身創痍で立っていた)
(体中に黒い棘が突き刺さっている)
(怪物の顔を不快そうに歪めると、こちらににじり寄り始めている)
―――
>>29335>>29334
ベアトリクス「ゴム球じゃないみたいねぇ…あれ、液体の球だわぁ」
妲渇「シェータを破ったのですね…紅蛇苦、ワーギル。」
(奥に見えていたのは、裸の女性を浮かべる、緑色の液球) -
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29337
ななしのよっしん
2011/11/13(日) 23:21:32 ID: OJxXmgndE+
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29338
ななしのよっしん
2011/11/13(日) 23:38:50 ID: +tFvNkOQcc
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29339
ななしのよっしん
2011/11/14(月) 21:05:55 ID: 3nKnWKR15O
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>>29337
エミリア「小楠様、足元にお気を付けて」
(シリンダーを近くから眺めると、中に液体が入った透明なものである事がわかる)
(シリンダーが光って見えていたのは、中の液体がぼんやりと光を放っていたからのようだ)
(中に人が浮いている)
(右手に小楠のしているものと同じ腕輪をした、黒髪の少女だ)
世界「この腕輪は、小楠様のものと同じだな」
エミリア「いわゆるクローン、と呼ばれるもののようですね」
(シリンダーの横に置いてあった書類を眺めながら)
エミリア「失敗作でここに破棄されたのでしょう」
―――
(ついに壁に穴があく)
ヘカテ「アレキス、逃げますよ!」
(壁の穴に手を掛けると、強引に人ひとりが通れそうな大きさまで広げ支える)
(先に通れと言う事だろう)
―――
>>29338>>29337
妲渇「それはすみません…つい、こちらの方が呼びやすいものですから…。シェータは、新入りの九首です。戻ってこられるかはわかりませんから…もしかしたら『でした』になるかもしれませんけれど。」
ベアトリクス「ここがこんなに乾いているのって貴女の仕業よねぇ?」
妲渇「ええ…」 -
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29340
ななしのよっしん
2011/11/14(月) 21:47:49 ID: OJxXmgndE+
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(小楠がそれを見ると)
(どうしてか胸がハラハラして)
小楠「ぅ……」
(どうして良いかわからなかった)
小楠「ぅぅ……」
親方「こいつは無事、なのか?」
岡島「どうなんでしょうね……。そもそもクローンって誰の……」
森田「………………小楠様が……なにか知っているのでは…………」
岡島「そうかも知れません……(でも、今の小楠様から事情を聞けるとは思わないですね……)」
小楠「……」
(シリンダーの中の少女を見つめている)
親方「出してやりたいのか?」
小楠(頷く)
―――
アレキス「了解です」
(穴から外へと)
―――
ローゴ「よく分からんがこの姉さんはルッタのおっさんの知り合いってわけだ。
……うっ」
(妲渇をみると、慌てて顔を赤くして背ける)
ローゴ「か、渇いてると何かあるのか?」 -
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