ニコニコ大百科

えっ今まで無かったの？

SF短編各作品の記事自体、この前ノスタル爺ができるまで1個も無かった

>>2
びっくり　これからどんどん増えていって欲しいな

不覚にも記事の冒頭の絵で盛大に吹いた

公式サイトドラえもんチャンネルで4日から7日まで無料公開してる。丑年だから

丑年だけどさァ！
まぁしかし「あれだけ大騒ぎしておいて普通にビフテキを(何の感慨もなく)喰べてる」ってオチは、見事だな。笑っていいのかちょっとわからないが

藤子・F・不二雄さん独特のブラックユーモア好き

ブラックユーモア言ったら安孫子センセイのイメージなんだが…これも大概だなぁ

ズン類とウスをそのまま人類と牛に当て嵌めるのは難しいんじゃないかなって思った
少なくとも牛自身は自分を食べて欲しいと思ってるとは思えないし、何よりズン類とウスみたいな高度な意志疎通は出来ない

食べられることに抵抗したズン類もいたが、そういうのは多分ウスに劣悪品種として排除されたんだろうな
そしてウスはズン類が最初っから食べられることに同意していると思い込むことで、意思疎通が可能な相手を捕食しても何ら罪悪感を抱かない仕組みを作り上げた
そう読むと、この話は家畜を品種改良することのグロテスクさを浮き彫りにするものだとも取れる

犬だって従順になるよう品種改良された
粗暴な野生のキツネ（イヌ科）でも、性格が温厚な個体をかけ合わせていくとわずか4,5世代くらいで人間になつくようになる
ただこの場合は現代進化論の総合説で回収できるような話だけど

無料公開してるうちにちゃんと読んでから話をしよう
あの星の霊長がズン類（牛型ヒューマノイド）で家畜がウス（人類に酷似した種族）
確かに現実の人と牛との関係とは差異があるが、認めるかどうかは気持ちの問題でしかなかった
意思疎通のどうこうはあくまでも”人類”の道徳観に他ならない

はい。
https://dora-world.com/contents/1766

最後の方の調理設備？怖かったなあ。血をソースに入れ替えたりとか

>>12
道徳ってのは生得的なものでなく人為性があるものだし、そこに長年の家畜扱いという背景もあるんだから、あれがウスの純粋な意志だとは素直に思えないのが読後の感想
絶対どこかで食べられたくないウスの個体を淘汰するという品種改良を行っているはず

あの作品において無謬であるかのように語られるズン類は、実際人類以上に残虐な罪を犯してるんじゃないか
高度な知性を持つ生命体を品種改良で歪んだものに変えてしまい、かつそれを進んで自分たちに命を差し出すものと認知して、道徳的な罪過を全く認めないという

「相手の立場で物を考える能力がまったく欠けている」
これ主人公にも言えるのが面白い
相手の文明の文化・倫理を重んじず自分の文化圏の正義を押しつけてるわけだし

ミノアを救い出す（彼女は一切望まない主人公の自己満足）ための最低条件として、
自身の行動に付きまとう泥沼の意味を理解しなければいけなかった
理解した時点で新しい問題が彼の内に発生するがそれを飲み込まないうちには行動を起こす資格がない
最後に目の前のビフテキに何も感じなかったことであの男はいろんな意味で場違いだったとわかる

これ読んで以来、「話が通じない」と思ったときに意思疎通を拒んでるのは実は自分の方では？と疑う癖が付いたわ……

これ実は主人公が生き残った一人だったから
主人公は何も出来ず苦虫噛み潰しながら帰るけど
これ最初に死んだ乗組員３０人ぐらい残ってて３０人が
「こんなの間違ってる」て言い出して物語通り銃を取り出したら
多分虐殺だな　そこから戦争になる
これ価値観の違いから話し合いで解決に至らないで
戦争になる構図そのものだわ・・・

相手の文化、価値観を認めればいいとは言うが
認めれば自分の価値観が崩壊するかもしれない
絶対譲れない領域もある
認められないなら滅ぼすしかない・・・
あー世の中争いは無くならないかもしれないなあ

TVのドラえもんしか知らない子供時代に見てぶったまげた思い出が甦る…主人公の男がこの綺麗な女の人を助けるんだろうなーと信じて見てた純真俺
主人公の彼は帰還後に病的な菜食主義になったりしたんだろうか

ええこと言うた
たった一人でしかも事故で不時着という立場が圧倒的に不利だからこそ何もできなかったけど万全の状態なら地球に援軍を要請しつつ武力行使をしたんだろうね

「相手の立場で物を考える」ことをズン類側でしてないのが不自然
食べられるのが当然と主張する自身と同等の知性を持っている生命体に対し、何の疑問も抱かずに捕食し続けているのは話の意図するところと矛盾している

アニメ版があったこともそれが4日間限定無料公開されてることも知らなかった
だから急上昇したのか

ミノア視点の外伝で、いざ食われてるときに果てしない悔恨に陥りながら死ぬみたいな救いのないのを書いてみたい気もする

ラストの解釈が分かれるみたいだ
①ミノアの死を嘆いているくせに人間が殺した牛を食べている自分は何なのだ…と涙を流している
②ミノアの死に涙を流しているが自分が食べている牛の命には無頓着でいる

この話のズン類は我々人類より、アニマルライツに関してはむしろ進歩的な思想を持ってる。異なる意見に粘り強く耳を傾ける知性もある。
家畜であるウスの知性をある程度認め、本人の意思に沿わないことはしない。家畜にやたらに苦痛を与えないことにも十分に気を配ってる。
理論上は間違いなく立派な人たちであって、だからこそ価値観の相違が際立つ。

この作品が半世紀以上前に書かれた、ってのがすごいことです。

>>25
と言っても、ズン類の存在に何の疑問も抱かず捕食を続ける時点でどうかと思うが
やっぱ何かの比喩として使うには、ウスという存在があまりに特異的すぎるな

現実にヴィーガンとかがガミガミ言ってくるのを見てるとむしろウスのほうに感情移入するようになったなあ
なんで食っちゃいけないの？食いたいんだから食わせろよとしか思わん

>>26
我々も、飼ってる家畜の一部が実は高度な知性を持ち、我々とコミュニケーションを取る能力があることを知りながら食べてるから、別にそこまで違いはないよ。

・主人公は凶暴なウスとして捕らえられ鼻輪を付けられる
・主人公は壊れたロケットを理由にズン類と認められる
・ミノアの控えめなおっぱいと乳首
辺りがオチより気になる。

うわっ、「進歩的」な人が来た