Emperor
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ななしのよっしん
2017/03/13(月) 08:45:05 ID: FI0HkU1A63
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>>26 >>28 >>29
あと、
>”既存の”「日本国の天皇」という語には(牛頭・貴狐)天王、邪鬼窮鬼、仏の所従という意味もある。
って認識も誤りといえば誤り。それらは綴りが同じだけで別の概念を指す語。読め方も違う。
単に「天皇」と書いたら牛頭天王を指すこともあるかもしれんが、「日本国の天皇」と書いたら普通そんな意味はない。
「オオキミ」を指しての「天皇」は「すべらぎ」と読んでいいが、牛頭天王の意味で「すべらぎ」と読んだら間違い。前者は「天子」と置き換えても意味が通るが、後者はまあ違うだろう。
当たり前だが、単語の意味は単語の綴りだけでは決まらない。文脈の中で初めて決まる。「どう表記されているか」と「何を指しているか」は、それぞれ異なる話。
だから
> たとえば、明治憲法後に天王(天皇)伝承や日蓮宗が断絶したわけではない。
なんてのも当たり前。「日蓮宗における天皇」ってのは、養老律令や明治憲法で扱っている「日本国の天皇」とは直接的な関係がない語なのだから。
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ななしのよっしん
2017/03/16(木) 21:44:38 ID: anJjqo3Uc2
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ななしのよっしん
2017/03/18(土) 20:28:05 ID: Pw/RzqVLh6
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>>30
まず「日本国(前近代の大和国)」、「日本国(近代の大日本帝国:明治~昭和)」、「日本国(昭和・平成~)」は時系列からして別物でしょう。
それに「大和」は「現在の奈良県にあたる」名で、「大和政権の発祥地」に基づく。そして「大日本帝国」と「日本国」は、領土(植民地の有無)も、Constitution(=国家最高規範(憲法)・国体)も違う。
>「オオキミ」の概念は「天皇」の称号より更に遡る
そのつもりで「「オオキミ」が作り出された当時に「天皇」や「日本」や「漢字」って概念も存在しないけど。」って>>29で書いたんだよ。
>そもそも「天皇」が作り出された当時に「日本列島」や「日本列島での統一国家」なんて概念は存在しない。
そういう風に遡ることはどこまでも出来るよ。 ”そもそも「オオキミ」が作り出された当時に~””そもそも人類が誕生した当時に~” とか。でも水掛け論になるでしょ。
結局は日本の君主の「公称」についての話だから、じゃあ日本列島での統一国家形成が目安になるでしょう(>>26)、と。
>>31
>それらは綴りが同じだけで別の概念を指す語。読め方も違う。
それ「複数の概念を指す同一語」を言い換えただけじゃないの。読み方もなぁ。天皇と天王が融合した一因は同音だからだし。
>単に「天皇」と書いたら牛頭天王を指すこともあるかもしれんが、「日本国の天皇」と書いたら普通そんな意味はない。
そこまで言うなら、裏付けとなるソースが欲しい。たぶん君の思っているよりずっと、皇室・仏教・民間伝承は融合してるから。たとえば日本民俗大事典によると、「日本国の天皇」をめぐる伝説は「天皇伝説」と言う。そして「天皇伝説には、天王と同音であることから、牛頭天王をまつっていたのが天皇伝説に転化していったものも見られる」。
あと「日輪」の語は、「本地を大日如来とする天照太神」を指す。歴史学者の大隅和雄によると、「大日本国=大日の本国」、「天照大神=大日如来」という文化が鎌倉時代には既に存在してる。
社会学者の鶴見和子によると、皇室の即位法(東寺方)では天照大神は、大日如来やダキニ天と同一視されている。ダキニは「これは人の手足を貪り喰らう裸形の鬼神でもあり、美しい羅刹女の姿をとる即位法の本尊である」。言わば、天皇や皇室は古くから自分や日本の仏教化を進めてきたわけで。
どのみち「天皇」に牛頭天皇や荒人神etcの意味があるのは変わらんが。 -
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ななしのよっしん
2017/03/18(土) 20:37:26 ID: Pw/RzqVLh6
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>>31
>> たとえば、明治憲法後に天王(天皇)伝承や日蓮宗が断絶したわけではない。
>なんてのも当たり前。
だからそれは>>29で言ったように、「天皇」の語を明治憲法が上書き変更したというより、明治憲法が(新)公称としての「天皇」を作ったってことでしょう。
>「日蓮宗における天皇」ってのは、養老律令や明治憲法で扱っている「日本国の天皇」とは直接的な関係がない語
明治憲法はともかく、「養老律令の天皇」と「日蓮宗の天皇」に直接関係がないと言い切るならソースが欲しい。上でも書いたけど、漢字はもともと漢文化・仏教文化と重なっているし。養老律令は遣唐使の頃だし、そもそも「天皇」成立の土台には漢文化の「天皇大帝」(妙見菩薩)があるし。
>>32
昭和11年(1936年)2月に「天皇」が日本元首の公称となった、ということは、「猥褻刊行物ノ流布及取引禁止ノ為ノ国際条約」のことかな
>>24の引用元ソース(大辞林)によると、天皇は「「現神あきつかみ」、天照大神の子孫の意で、「日ひの御子みこ」などとも呼ばれた。この他、「みかど」「上うえ」「上かみ」「皇上」「主上」「天子」など多くの名称が使われていたが、明治憲法によって「天皇」の公称が確立。のち1936年(昭和11)、外交文書でそれまで用いていた「皇帝」との併用をやめ、称号は「天皇」に統一された」。
流れで見ると
・「天皇」が公称として確立した時期→明治憲法成立の1889~1890年
・「天皇」が日本の元首として公称となった時期→1936年2月
ってとこだな -
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