ギャラクシアンイグレック

ギャラクシアンイグレックとは、「爆竜戦隊アバレンジャー」に登場する架空のヒーローである。

概要

「爆竜戦隊アバレンジャー」の第8話、「アバレブラックこの一発！」に登場したTVで活躍する正義の宇宙人。

のはずだが街中に現れたギガノイド「運命」の前に突如現れた所をアバレンジャーや子供達が目撃する。

これに対しアバレッドこと伯亜凌駕は

「すっげー、ギャラクシアンイグレックの本物だ！」

と反応を示している。

伯亜凌駕の兄夫婦の娘である「舞」も目撃しており、大変嬉しがっていた。

金色と黄色のボディに紫と紅色の宝石が数個埋め込まれており、基本的に格闘戦を行う。

ピンチになると二の腕の筋肉を山のように隆起させ力を増大させる。

得意技は両腕を交叉させながら敵を殴りつける「ギャラクシアンパンチ」、

揃えた両足のつま先で相手を蹴りつける「ギャラクシアンキック」。

必殺技は光の中から取り出した巨大な薙刀に電気を纏わせて敵を斬りつける「ツインギャラクシー」。

どこからどう見ても正義のヒーローだが、恐るべき正体を隠し持っていた…

本物のヒーローが現れた！

架空の存在でありながら現実世界に突如出現。

まず現実ではあり得ない事である。アバレブルーこと三条幸人も他の皆が騒ぐ中正論を述べる。

しかし当のギャラクシアンイグレックは事故車を助けたり、ビルを色紙代わりに皆にサインしてあげる等、

とても怪しい様子は無かった。

やっぱりヒーローは本当にいたんだね！

本物のヒーロー登場に嬉しがる皆。

アバレンジャーの内数名も「これからギガノイドの時はイグレックにお任せかな」と安心した様子を見せる。

しかしてその正体は・・・

そんなある夜…

舞が寝ていると直接脳内にイグレックが話しかけてくる。

「明日の朝、私と会おう」といった風な言葉を街中の子供達に掛けていた様である。

そして朝。子供達はギャラクシアンイグレックのお面や関連商品を持ち寄り、イグレックに会いに来た。

そして空からイグレックが飛来。ニュースキャスターもイグレック登場をニュースに取り上げる。

イグレックは「皆にすごい力を見せてあげよう」と、ビルを念力で持ち上げる。

しかしその瞬間、イグレックは突然力を抜き、ビルを思いっきり地上に落とす。

空気が一変する。そしてイグレックは次にガスタンクを持ち上げようと言う。

これはさすがにやりすぎだ！ニュースを見ていたアバレンジャーは急いでイグレックの元に向かう。

そして・・・

イグレックは正義のヒーローではなかった。

伯亜凌駕は「あんた正義の味方じゃないのかよ！子供たちのヒーロー、ギャラクシアンイグレックじゃないのかよ！」と叫ぶ。

イグレックは無言で攻撃を開始する。アバレンジャーの操るロボット「アバレンオー」は強力なロボットだが、イグレックはそれと互角かそれ以上の力を持っていた。

そんな様子を見て舞は「やめてイグレック、アバレンオーは正義の仲間だよ」とイグレックに訴える。

そしてイグレックは

「正義とは力。強ければいいのだ！ﾋｬｰｯﾊﾊﾊﾊﾊ：

と一括するかのようにビルを破壊する。

正義のヒーローだと思っていたイグレックがこんな事をしたのだから子供達のメンタルは無事な訳もなく、

舞をはじめ皆は悲しみの涙に溺れる。

その悲しみの涙を集める事こそがギャラクシアンイグレックの正体であるギガノイド「英雄」を生み出したアバレンジャーの敵である「エヴォリアン」の真の目的だったのだ。

偽りのヒーローの最期

そんな中、まともに戦う事が出来ない事に不安を抱くアバレブラック、アスカはまだ出撃できずにいた。

相棒の爆竜ブラキオサウルスに「お前、情けない奴になったな」とまで言われる始末。

そんなアスカを元気づけるべくまだ成長しきっていない爆竜パキケロナグルスは、アスカの肩を頭付き始める。

そしてアスカはテレビに映る舞の悲しむ姿に気が付く。

「立て、立つブラ！アスカ！」

満を持してブラキオが一括する。アスカは出撃する事を決意し、パキケロナグルスに感謝する。

「私は自分の怒りを…恨みを晴らすことしか考えず…だから勝てなかったんだ…！」

そして裏で「英雄」を操っていたエヴォリアンの刺客「ジャンヌ」と交戦し、見事勝利する。

ジャンヌが撤退した事を確認すると、「英雄」はアバレブラックを倒しにかかる。

しかし、アバレブラックの操る「ダイノスラスター」による連続攻撃で「英雄」は天高く舞い上がり、

舞が書いたイグレックの似顔絵と共に跡形もなく消し飛んだ。

関連項目

• 爆竜戦隊アバレンジャー