ゴルディオンハンマーとは、勇者王ガオガイガーに登場する必殺ツールの一種である。
正式名称は『グラビティ・ショックウェーブ・ジェネレイティング・ツール』。
ゴルディマーグの完成までは略して『Gツール』と呼ばれていた。
機界生命体ゾンダーロボの核(核にはゾンダーメタルに寄生された人間が取り込まれている)を摘出しつつ、ゾンダーロボを完全に破壊する『ガオガイガー』最強の必殺技『ハンマー・ヘル・アンド・ヘブン』の使用に必要となるツール。
対象にハンマーから放出される強烈な重力波を浴びせ、光速以上の速度で「落下」させる事により、光子に変換……要は「光にする」事を目的とした超兵器である。
使用可能な機体はマーグハンドをコネクト出来る『ガオガイガー』及び『スターガオガイガー』、『ガオファイガー』。また規格上は『ガオガイゴー』も使用できるが本編では未使用。
逆に上半身構成パーツのジョイント規格が地球製ガオーマシンと大幅に異なるジェネシックガオガイガーはマーグハンドと接続不可[1]。ただしジェネシックガオガイガーの場合はガオガイガー版ジェネレイティングアーマーとも言えるジェネシックアーマーを装甲としてまとっていることから、ゴルディオンハンマーをマーグハンド抜きでも反動なしで使用できると思われるため、正確には『ハンマー・ヘル・アンド・ヘブン』が使えないと言った方が正しい、まぁ運用上無慈悲に葬り去るのがジェネシックなので仮に使えたとしても使用することはまずないと思うが。
初めて使われた際には反動でガオガイガーそのものに大変なダメージを与えてしまった為、急遽、ガオガイガーを保護するサポートシステム『マーグハンド』の開発が為された。マーグハンドと合体することにより、ゴルディオンハンマーは勇者ロボ『ゴルディマーグ』となり、単体でも戦闘することが可能になった。
(ちなみに2度目のマーグハンド無しで使用した際はディメンションプライヤーズを挟んで使っており、プライヤーズに激しい損傷を与えている。また、最終話の機界新種との戦闘でも使用したが、機界新種の物質昇華で破壊されてしまった。)
光に出来ないものはない程の威力を持つ危険極まりないツールである為、内閣総理大臣(GGGが国連傘下となって以降は国連事務総長)より大河長官に渡されたキーで「ゴルディオンハンマー!発動承認!!」され、卯都木命(うつぎ・みこと)が認証カードで「セーフティデバイス、リリーブ!!」する事で初めて使用可能になるという、厳重なセキュリティが施されている。
ハンマー・ヘル・アンド・ヘブン発動時は、ゴルディマーグがゴルディオンハンマーとマーグハンドに分離(システムチェンジ)し、獅子王凱の「ハンマーコネクト!」の叫びと共にマーグハンドがガオガイガーの右腕に装着される。(本来の右腕はステルスガオーに戻る)マーグハンドによってゴルディオンハンマーを掴んだガオガイガーはウルテクエンジンをフル稼働させ、黄金色の燐光を身に纏い、「ゴルディオンハンマー!」と発動を宣言する。(この燐光は保護膜であり、多少の攻撃なら無力化してしまう)。
そして、マーグハンドから出力した核摘出用の釘を「ハンマーヘル!」の叫びと共に打ち込み、「ハンマーヘブン!」で核と共に引き抜く。
トドメに「光になれえぇぇ!」の絶叫と共にゾンダーロボへハンマーを振り下ろし、光子へと変換、完全に消滅させてしまう。
最後に摘出された核を天海護が浄解、ゾンダー化していた人間を救出する事でゾンダーを完全に無力化する。
なおハンマーヘルはゾンダー核のみならず、原種核・擬似ゾンダー核・ゼロ核の保護にも有効。
またパイロットや重要パーツに対してもある程度の保護が可能なようで、実際FINAL1話ではギムレット・アンプルーレに使用した際はQパーツと一緒にギムレットも摘出している。また迎撃されて逆に破壊されたが、レプリ・スターガオガイガーにも使用を試みている。
単なる攻撃用の武器ではなく、キングジェイダーの必殺技、『Jクォース』を打ち破ったほか、気象予報士のゾンダーやピッツァの風攻撃すら空気の原子を光にして防ぐなど、防御にも転用していたが、ハンマーヘルの段階では重力波は出してないらしく、FINAL2話ではレプリラティオとスターガオガイガーが放った必殺技『ヘルアンドヘブン・ウィータ』の直撃を受け、破壊されてしまった。
先ほど述べたとおり、ゴルディマーグのサポートAIは急ごしらえで、直接火麻参謀の人格をコピーしたものとなっている。結果、当たり前のように独断専行を行う熱血バカな性格が受け継がれてしまった。
ちなみにAIはマーグハンドではなくハンマー側についている。
ハンマーの脇にゴルディマーグの生首が付いているので、微妙にシュール。
ちなみに使用シーンで流れる専用曲のタイトルもそのまま『ゴルディオンハンマー』。
ガオガイガーFINALにおいては、このゴルディオンハンマーの超強化版『ゴルディオンクラッシャー』が登場した。
こちらの正式名称は『グラビティ・ショックウェーブ・ジェネレイティング・ディビジョン・ツール』 。
『Zマスター(木星と同等のサイズを持つ最強のゾンダー)』級の敵に対抗する為に開発されたもので、三隻のディビジョン艦が変形合体することで全長1kmの超巨大ゴルディオンハンマーを形成。
更にそこから2000立方kmの超巨大エネルギーフィールドを展開し、対象に叩きつける。
当初は『ガオファイガー』がマーグハンドをコネクトした上で更にハンドごとコネクトして使用する予定だったが、ゴルディマーグが破壊されてしまった為、制御用パーツとしてゴルディマーグのAIが直接装着されている(この際にガオファイガーの腕でコネクト出来るように改修されている)。なお明言されていないが、ジョイント規格的にはガオファイガーとマーグハンドを共有できる『スターガオガイガー』も使用できたと思われる。
使用の際は、国連事務総長から託された二つのキーによる『ゴルディオン・クラッシャー!発動承認!!』が必要。
承認後は全ディビジョン艦から乗組員がクシナダに乗船・分離後『ジェネシックガオガイガー』が接続部分を破壊してシステムをハッキングすると言う強引な手段で「クラッシャーコネクト!」した後、「ゴルディオン・クラッシャー!」の発動を宣言。
恒星サイズの敵目標ピサ・ソールを「光になぁれえぇぇぇ!!」の絶叫と共に消滅させた。
使用時のBGMは『ゴルディオンハンマー』のアレンジ曲『ゴルディオン・クラッシャー』。
一方、アンチツールとして、『ゴルディオンモーター』と呼ばれるものもあった。
ゴルディオンハンマーの重力減衰率を急激に高めて停止させてしまうもので、PS版勇者王ガオガイガー43.2話「金の牙・銀の爪」で大河・火麻ゾンダーが取り込んで使用、ゴルディオンハンマーを無効化している。またTV版ラスボスのゾヌーダロボもゴルディオンモーターを取り込んでいたことが明らかになっている。
ルート分岐によっては、キングジェイダーがゴルディオンハンマーを持って『シルバリオンハンマー』なる技を使うが、サイズ差からどうみてもピコハン。
詳細は当該記事を参照。
ゴルディオンハンマーに関するニコニコミュニティを紹介してください。
掲示板
35 ななしのよっしん
2021/12/23(木) 20:45:43 ID: ntiu44Lbo1
ベターマン見終わった後、カンケルとかゴルディオンハンマーで殴り倒せるんじゃね?
と思ってしまったのは秘密だ
36 ななしのよっしん
2022/11/01(火) 07:22:48 ID: UhwGcoSU6j
そういや表向き"視聴者からのアイデアを元に作られた"とされてたけど後期OP(2番歌詞)に名前が入っていてそれは嘘だとされたっての、公式に近い側からアナウンスあった事ってあるのかな?
※「超勇者展」で展示された「企画段階」のデザインにゴルディオンハンマーがあったことでそのことが公式側資料で裏付けされてて思った。
37 ななしのよっしん
2022/11/02(水) 19:29:20 ID: 7GRjKqwM2q
>>35
カンケル相手だとそもそも対峙するパイロットが即死するのがオチなので、パイロットを必要とするガオガイガーで相手が出来るかは怪しい。例外的にガオガイゴーならリンカージェルも動力源だからパイロットは大丈夫だろうけど、そもそも引力攻撃も一切通じないカンケル相手に原理的には下位互換の重力波攻撃に過ぎないグラビティ・ショックウェーブでは普通に再生する可能性が高いんじゃないかと思う。
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最終更新:2024/11/08(金) 11:00
最終更新:2024/11/08(金) 11:00
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