シシリアンライスとは (シシリアンライスとは) [単語記事]

シシリアンライスとは、佐賀県のご当地グルメである。

概要

主に佐賀市を中心に食べられているB級グルメ。イタリア料理のようなネーミングだが佐賀県のご当地料理である。

主に、醤油やみりん、にんにくなどで甘辛く味付けして炒めた肉と生野菜をご飯の上に乗せてマヨネーズをかけた料理。佐賀市内のおよそ40軒の喫茶店やレストランなどで食べることができる他、調理方法がシンプルであるため家庭でも作ることができる。

また、町おこしの一環として「佐賀市はシシリアンライスdeどっとこむ」を中心に「佐賀シシリアンライス」のPR活動が行われている。マスコットキャラクターは「シシリアンナちゃん」。

シシリアンライスの基本形は、肉＋生野菜＋マヨネーズやドレッシング＋あったかいご飯。これを満たせばだいたいシシリアンライスであり、自由度の高い料理である。

肉は薄切りの牛肉が一般的であるが、鶏肉や豚肉でもおｋ。店によっては三瀬鶏や佐賀牛といった食材にこだわったり、ローストビーフを用いたり、オリジナルのタレを使うなど多種多様である。生野菜はレタスやトマトが基本で、スライスした玉ねぎやコーン、きゅうり、レンコンチップス、サニーレタス、貝割れ菜、海苔など、これも店によって大きく異なる。さらにゆで卵や温泉卵を添えることも多い。

また、調理法がシンプルであることから家庭でも手軽に作ることができる。

シシリアンライスは、昭和50年頃、佐賀県出身の料理人が福岡市内の料理店に務めていた時にまかない料理として作られたのが始まりとされている。当時は有り合わせの食材を使用していたが、従業員に非常に好評で、その後佐賀市内の喫茶店で出されるようになった。

「シシリアンライス」の名前の由来は諸説あるが、最初に考案した料理人が当時マフィア映画を好んでいて、当時流行していた映画「ゴッドファーザー」の舞台である「シチリア（sicilia）島」からもじって、「シシリアンライス（sicilianrice）」と名付けたとされている。

ここでは基本的なレシピの一例を紹介する。

この他にも様々なレシピが存在するので調べてみてね。