So what? Didn't everyone lose to her last time?
In that case, the Japan Cup's gonna be a joke!
(で?前回は全員此奴に負けたんじゃったか?ならJCなぞ児戯同然じゃな!!)
シーフクロー(ウマ娘)とは、『ウマ娘 シンデレラグレイ』に登場する人物、ウマ娘である。
作中2度目となるジャパンカップに参加するため日本を訪れたアメリカ代表の海外ウマ娘。前回優勝したオベイユアマスターを直接対決の末2着に破り、そのレースでジャパンカップと同じ2400mの世界レコードを樹立した事もあり優勝候補の筆頭に挙げられている。
取材しに来た藤井と並んでもわかる程の長身で(ヒシアケボノよりもデカい、188㎝!)、野性味溢れる雰囲気を纏い、作中では珍しく肩口に大きなタトゥーが見え、体つきも筋骨隆々と言って良いほどがっしりしている。性格は自信家を通り越して尊大と言ってもいい領域まで至っており、「どうせ勝つから」と対戦相手の名前すら満足に覚えようとしない。日本語で表記されているセリフには「じゃ」といった語尾が付き、一人称も「私様」になっている[1]。その他「カッコいいから」という理由で常日頃から勝負服を着ている。
実はウマ娘の世界の中で変名での登場とは言え史上初めて独立したキャラクターとして描写された1989年クラシック世代のウマ娘である。ウマ娘では元ネタと思われる競走馬の馬体とウマ娘としての体格は大体同じと思われているが、シーフクローのモデルと思われるホークスターはそれ程大きな馬体の競走馬ではなかった為、初登場時には「作者は自分がデザインできるオリジナルウマ娘だからって自分の性癖を詰め込んでいる」などと言われた。
第104Rで前回のジャパンカップ覇者オベイユアマスターを破って世界レコードを樹立したことが言及され、第108R『勝ちに行くっス!!』にて、本人が初登場。マイルチャンピオンシップからジャパンカップへオグリキャップが連闘することに観客席がざわつく中、「ジャパンはたかが連闘ごときで騒ぐのか?軟弱じゃのう!」と言い放ち、持っていたフランクフルトを中の串ごと食べる[2]というインパクトある登場であった。その後は最後までレースを観戦した後「イィ~コト思いついたぞ」と述べていた。
その後ジャパンカップ出走に向けての記者会見の場に同じアメリカ代表のオベイユアマスターと出席。会見では前走でオベイユアマスターを破ったことについて質問されたが、本人はオベイユアマスターと戦ったことを覚えておらず、「前回は全員此奴に負けたんじゃったか?ならJCなぞ児戯同然じゃな!!」と挑発していた。
ジャパンカップに出走するウマ娘の公開練習の場では当初走る気を起こさず顔を出しているだけのように思わせているだけであったが、オベイユアマスターがその日最も速いタイムを出した後に動き出し、それを超えるマイル並みのタイムを叩き出して見せた。
本番直前でもと豪語したものの、本番ではスーパークリーク、オグリキャップに次ぐ3番人気でパドックではものすごい不機嫌な顔を見せていた。レース本番では最初から先頭に立って押し切ろうとしたものの、イブビンティが競り合ってきて先頭を奪われた。レースの序盤では口喧嘩しながら先頭を奪い返すべく並走していたが、終盤に差し掛かっても「欧州中距離王者」の意地を賭けて走り続けるイブビンティを遂に自分の敵として認めて真剣勝負を仕掛けた。
最終的には3番手で走っていたフォークインを始め後続に抜かれてしまったものの、レース後はターフに2人揃って倒れこみ健闘を称えあっていた。
ホークスター。グラスワンダーの父シルヴァーホークの代表産駒の1頭で、ジャパンカップで更新されるまで2分22秒8の世界レコードホルダーであった。デビューした2歳時にノーフォークステークスで既にGIを勝利し強さを見せていたものの、それ以降は勝ちから遠ざかり、三冠でも大暴れするサンデーサイレンスとイージーゴアの前に3戦すべて5着と安定感こそあるもののやはり勝利することは出来なかった。
その後地元の西海岸に戻り芝に転向すると3連勝で当時GIだったセクレタリアトステークスを勝利。秋にはオークツリー招待ハンデキャップで前年のジャパンカップ優勝馬ペイザバトラーを4馬身差で破り、ジャパンカップに招待された。前述した世界レコードはこの1戦で記録したものであった。
ジャパンカップ当日はイブンベイの殺人的ハイペースになったものの、ハイペースの先行レースに慣れていたホークスターは2番手につけ、最後はホーリックス以下後続に追い抜かれたものの、掲示板入りとなる5着に粘り、レコードホルダーとしての力を十分見せつけた。
翌年も現役を続けたが未勝利に終わり引退。種牡馬入りして7年間アメリカで過ごした後日本に輸出され、以降は日本で種牡馬生活を送った。直接の産駒からは活躍馬は出なかったが、母の父としてはアメリカ二冠馬のアフリートアレックスが出ている。2003年に死去した。
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最終更新:2025/12/06(土) 08:00
最終更新:2025/12/06(土) 08:00
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