ジェフ・トレーシーとは、イギリスの特撮番組「サンダーバード」に登場するキャラクターである。日本語版の声優は故・小沢重雄である。
国際救助隊の設立者であり、総指令である。アメリカ空軍に在籍し、その後「人類で初めて、月面ステーションを作るための宇宙飛行士となった人物」(※後述)としてその名をはせた。しかし、彼の妻の死により、軍を退役し5人の息子を男手ひとつで育てる。一方で、彼は土木建設事業を立ち上げ、自身とブレインズの発明の特許と合わせて、巨万の富を得た。そして、その資金で国際救助隊を設立した。
冷静沈着で判断力・指揮能力は非常に優れている。スコット達が勇み足で出動しようとする場面においては、みだりな出動を諌める事もあった。サンダーバードのメカのずば抜けた先進性と表裏一体となっている危険性を誰よりも知っており、秘密漏えいには人一倍神経を使っている。その為、機密保持のためにかなり過激な行動を命ずることもある。一方で人命救助の重要性を誰よりも理解し、生命を救う為ならば多少の破壊を伴う事も厭わない。それは息子たちにおいても変わる事はなく、サンダーバード2号撃墜後の場面でもまずはバージルの身を案じるなど、父親らしい所も垣間見える。
任務を離れても典型的な家父長的な性格なので厳格と思われがちだが、つまみ食いをしたり、航空ショーの招待状をもらった時には童心に戻ってウキウキしたり、誤って基地にもぐりこんでしまった子供に自らの活動を自慢げに語るなど、意外な一面もある。元々空軍所属であり、宇宙飛行士であったので航空技術や宇宙飛行に関する事に対する事には強い関心を示す場面が多い。
またいたずらの通報がどれだけ影響が出るかを覚えてもらう為に(結果的には誤報に近い感じではあるが)いたずら通報をした子供を基地に招待するなど融通の効く発想も出来る。
5人の息子以外にも、ハリケーンで両親を失くしたブレインズの援助をしたり、キラノを執事として招きいれ、その娘ミンミン(本国版ではティンティン)の教育資金の援助をしたりと慈善家の一面もある。
と、このように非の打ちどころのない人物であるが、ワーカホリック気味な所があり、ぺネロープにもそれを心配されている。また休養を取らされる場面では頑として拒んだりと頑固親父な一面もある。
兄弟達から「パパ」と呼ばれ、ぺネロープやミンミンから「おじさま」と呼ばれる。
サンダーバードは時期や世相によって設定がだいぶ異なっている。初期設定における時代は2026年であるが、現行においては2065年となっている。
さて、その影響はジェフの経歴や生年月日にも影響を与えている。ジェフの生年は2026年設定においては1970年生まれとなっているが、2065年設定では2009年生まれとなっている。
また、初期設定では「人類で初めての月面着陸をした宇宙飛行士」という設定になっている。放映当時(1965年)は月面着陸は遠い未来の話であると思われていた。ご存知のように人類初の月面着陸は1969年にアポロ11号によるアームストロング機長が初めてとなった。その為、先述したとおり、「人類で初めて、月面ステーションを作るための宇宙飛行士となった人物」と改められた。
これらの変更はジェフ以外にも及んでおり、例えば2026年設定におけるバージルは次男であるが、2065年設定では三男である。ちなみに入れ替わった部分はジョンである。
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最終更新:2025/12/13(土) 06:00
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