ブレント・ルッカー 単語

ブレントルッカー

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テリー・ブレント・ルッカー・ジュニア(Terry Brent Rooker Jr.、1994年11月1日~)とは、アメリカ合衆国出身のメジャーリーガー(外野手)である。

概要

メジャー昇格まで

ミシシッピ州立大学では2年次より本格的に出場。一つ下の代にナサニエルロウジェイク・マンガム、3つ下の代にグラムアッシュクラフトが在籍していた。2016年に56試合打率.324・11本・56打点マークすると、同年のドラフトミネソタ・ツインズから38巡(全体1143位)名を受けるも拒否。すると翌年は打率.385・23本・82打点の活躍でリーグ三冠王き、年間最優秀選手に選出される。これを受けて同年ドラフトで再びツインズから戦力均衡ラウンドA(全体35位)で名され、プロ入りを果たす。

プロ入り後は3シーズンで順調にAAAまで到達。2019年オフにはWBSCプレミア12に召集され、大会最多の3本塁打を放つなどの活躍でベストナインに選ばれた。変化球への対応に粗さが残る打撃専と前評判ほど評価は冴えないものの、昇格が近い有望の一人に数えられていた。

2020年マイナーリーグが中止となり臨時の60人に入って待機していたが、マックス・ケプラーの故障によりチャンスが回ってきた。

ツインズ時代

9月4日ツインズに昇格した。背番号50

同日のデトロイト・タイガース戦に先発出場し、ダブルヘッダー2戦で初ヒットを放った。9月8日セントルイス・カージナルス戦で初ホームラン記録したが、次の出場機会となった9月12日死球により右前腕を骨折シーズンエンドとなった。この年は7試合の出場だった。


2021年は開幕ロースター入りを逃すも、開幕戦で離れを起こし離脱したジョシュ・ドナルドソンの代わりに昇格する。しかし、3試合で頸椎捻挫を起こし離脱、復帰後も振るわず4月30日に降格となる。7月下旬に再昇格後はシーズン完走したが、162試合換算で196三振ペースと典的なブンブン丸であり、58試合打率.201に留まった。


2022年オープン戦で結果を残せずマイナーで開幕を迎えた。

パドレス時代

4月7日先発が欲しいツインズクリス・パダックを、中継ぎを補強したいサンディエゴ・パドレステイラーロジャースを獲得したトレードのおまけ要員としてパドレスに移籍した。背番号12。しかしパドレスでは2試合に出場したのみでマイナーでの調整が続いた。

ロイヤルズ時代

トレードデッドライン直前にキャム・ギャラガーとのトレードで、若手外野手を補充したいカンザスシティ・ロイヤルズに移籍した。背番号55。トレード直後の8月13日に再昇格したが、14試合で僅か4安打と期待外れの成績に終わり、9月3日に再降格となるとオフに戦力外となった。

アスレチックス時代

11月17日ウェイバー示されていたルッカーはオークランド・アスレチックスに獲得された。背番号25

かつての有望も既に28歳となり、マイナー降格オプションも残り一つとメジャーでの先行きは厳しく、この頃他リーグへの移籍が噂されていた。マイナーでは安定して好成績を残していた「4A」選手とあって、特にオリックス・バファローズ阪神タイガースが積極的に獲得へ動いていたとされるが、最終的にルッカーはアメリカに残る決断を下す。なおルッカーを逃したオリックスマーウィン・ゴンザレスを、阪神シェルドン・ノイジーを補強した。


2023年しい外野手の競争を勝ち抜き、開幕ロースター入りを果たす。4月12日ボルチモア・オリオールズ戦で2シーズン振りのホームランを放つと、ここからエンジンが掛かり4月打率.353OPS1.245・3試合連続ホームランを含む9本・wRC+231と素晴らしい成績で駆け抜けた。この活躍を受けて(壊滅的に弱かったチームで半ば消去法ではあるが)オールスターゲームにも選出されるが、その間に2ヵ連続で打率が2割を割る失速で確変を危惧された。しかし7月以降打率は.240前後で下げ止まり、遂にメジャーに適応。137試合の出場で打率.246・30本・69打点ブレイクした。なお、この年以降は基本的に指名打者起用となる。


2024年スロースタートだったが、とうとう課題のミート力に改善が見られた。更に7月は11本塁打を放つなど持ち前のパワーも健在で、145試合の出場で打率.293リーグ4位タイの39本・112打点の活躍。大谷翔平の移籍によりヨルダンアルバレス事実上の一騎打ちとなっていたシルバースラッガー賞を受賞した他、MVP投票でも10位に入賞した。オフに断裂していた右前腕伸筋の手術を受けた一方、5年の契約延長で合意した。アスレチックスにとって久々の長期契約であると共に、ラスベガス移転後の力打者の確保にくも成功した。


2025年は大新人ニックカーツの昇格の兼ね合いで守備に就く機会が増えたものの、基本的には指名打者として全162試合に出場。打率.262・30本・89打点マークカーツ、シェイ・ランゲリアーズと30本トリオを結成したものの、狭い仮本拠地でプレーした割には数字は伸びず。サクラメント仮移転1年ダウンイヤーとなった。

プレースタイルなど

長打性のフライを効率よく打ち上げることに長けた、遅咲きの長距離

一貫して三振が多いが、ゾーン外の球は耐強く見る。速球への対応が得意となり、甘いコースを逃さずシバけるようになった2023年以降、劇的に成績が向上した。

成績

年度別打撃成績




Yr



Tm



G



PA



AB



R



H



2B



3B



HR



RBI



SB



SH



SF



BB



HB



SO



GDP



AVG



OBP
2020年 MIN 7 21 19 4 6 2 0 1 5 0 0 0 0 2 5 0 .316 .381
2021年 58 213 189 25 38 10 0 9 16 15 0 0 15 9 70 1 .201 .291
2022年 SD 2 7 7 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 4 0 .000 .000
KC 14 29 25 1 4 1 0 0 2 0 0 0 3 1 7 2 .160 .276
22年計 16 36 32 1 4 1 0 0 2 0 0 0 3 1 11 2 .125 .222
2023年 OAK 137 526 463 61 114 20 1 30 69 4 0 4 49 10 172 11 .246 .329
2024年 145 614 546 82 160 26 2 39 112 11 0 4 59 5 177 5 .293 .365
2025年 ATH 162 699 626 92 164 40 3 30 89 6 0 2 65 5 155 13 .262 .335
MLB:6年 525 2109 1875 265 486 99 6 109 293 21 0 10 191 32 590 32 .259 .336

通算守備成績

機構 守備位置
Pos
試合
G
刺殺
PO
補殺
A
失策
E
併殺
DP
守備率
Fld%
MLB 外野手 157 261 8 6 2 .978

タイトル・表彰・その他

シルバースラッガー賞 1回 2024年
プレミア12:ベストナイン 1回 2019年
その他
MLBオールスターゲーム選出 2回 2023年2025年

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