まんがタイムきららMAXにて2020年1, 2月号でのゲスト掲載を経て、4月号から2022年4月号まで連載された。単行本は全2巻。
舞台は西欧風のお洒落な街、ヴァアアアアア!!と叫ぶ外から越してきた主人公、それぞれの店の看板娘たちと一緒に各店のお仕事を体験……と、まるで『ご注文はうさぎですか?』をなぞるかのような要素が散りばめられた作品であり、更に作者自身『ごちうさ』が大好きだと公言している。
ここまで聞けば『ごちうさ』の二番煎じでも始まりそうだが、しかし物語は予想外の展開を見せていき……
『ごちうさ』から強い影響を受けた作品は他にも多数存在するが、本作は表面的要素だけをそのままなぞった日常ものを繰り広げるのではなく、『ごちうさ』に確かに存在しているにも関わらず他のリスペクト作品では取り上げられることの少ないエブリデイ・マジックという一要素にフォーカスし、更に『ごちうさ』では意図的に深く語っていない部分を詳細に描いていくという、いわば「ごちうさメタ」とも取れる作品となっている。しかし決してメタありきの作品に留まらず、作品の根底に大きな謎、その周辺に付随する細かな謎を散りばめ、登場人物たちがお仕事体験や島内巡りを通じてその真相に一歩一歩近付いていく謎解きものとしても仕上がっている。
注目して欲しいもう一つの要素は歌。
本作はとにかく歌う。アイドルもの並みに歌が頻出する。具体的には単行本1巻の全13話中7話、2巻で全13話中6話歌っている。登場人物の会話に即興で節を付けたミュージカル仕立てが多く、このミュージカル調の歌の多さが後に怒涛のクライマックスに集束する。
人々から忘れ去られた小島だが、ここにはかつて「魔法使い」が実在したという伝承が伝わっている。
しかし島民の多くはそんな伝承を信じることなく、魔法使いの伝承を観光資源として発展させることに。
その目論見は成功し、「誰でも魔法使いになれる島」ホレンテ島は大通りをはじめ観光客で日々賑わいを見せている。
だが、島民の中には魔法使いの伝承を本物だと信じる人もいる。そして、かつて魔法使いがもたらした魔法の断片は今も島内に残っているという噂もある。その断片は、もしかしたらあなたの近くにも――
掲示板
5 ななしのよっしん
2022/02/19(土) 19:11:10 ID: XXXZvwY9Jk
なんかキレイに終わったわ。伏線は蒔いてたけど話が動き出す前だったから無理やり詰め込んだ感はない。
単行本のあとがきで先生の正体とかこっこの出自とかあむが手に入れるはずだった断片のこととか書いてほしい
6 ななしのよっしん
2022/03/28(月) 08:59:09 ID: 7J8HZXYfRJ
7 ななしのよっしん
2022/04/08(金) 06:47:33 ID: 1aUWgQ2ohC
詠やかるてがどうやって魔法を獲得したのかが気になる
魔法を受け取る条件が愛されること、好かれることなら一体誰に?
とりあえず生まれた時に親から伝達されるのと思った。
そうすれば断片が島外に散逸する懸念=ホレンテ島のテナントの売上減少、過疎化=地方観光地の衰退ってテーマにも差さると思ったから。
でもかるてが島に来たのは最近なんだよなぁ
「実は作中描かれてないところで誰かに好かれてました」ってのはこの作者なら絶対やらないだろうしね
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最終更新:2025/12/11(木) 14:00
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