五稜郭とは、北海道にある史跡である。元は湿地でネコヤナギが多く生えていたことから柳野城の別名を持つ。
箱館開港後の警備・蝦夷地防衛などを目的に、江戸時代末期に江戸幕府が蝦夷地の箱館(現在の北海道函館市)郊外に築造した稜堡式の城郭。
16世紀頃ヨーロッパ各国で造られた城塞都市をヒントに建設された西洋式の要塞。
稜堡と呼ばれる5つの突出した部分に銃器を配置し、敵がどの方向から攻めてきても十字砲火を行える作りが最大の特徴。
箱館奉行所が函館山の麓に築造されたが、1866年(慶応2年)の完成からわずか2年後に江戸幕府が倒れ、短期間箱館府が使用した後は、土方歳三などが活躍した箱館戦争で旧幕府軍に占領されてしまい、その本拠となった。今現在は資料館となっている。
敵の侵入を防ぐために堀が張り巡らされ、本体は主堀に、半月堡は支堀に囲まれている。現在は貸しボートでちょっとしたクルーズが可能。
明治に入ると五稜郭内の建物はほぼすべて壊され、陸軍の練兵に使われた。その後、1914年(大正3年)に五稜郭公園として一般開放されて以降は市民の憩いの場となり、星型の城郭を見下ろせる五稜郭タワーを始め周辺に見所が満載なこともあって北海道を代表する観光地の一つとなっている。
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最終更新:2024/11/09(土) 10:00
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