YMS-14 先行量産型ゲルググとは、アニメ『機動戦士ガンダム』や『MSV』に登場するMSである。
シャア・アズナブルの乗機(シャア専用ゲルググ)としても有名。
| GELGOOG ゲルググ先行量産型 |
|
|---|---|
| 型番 | YMS-14 MS-14S |
| 頭頂高 | 19.2m |
| 重量 | 53.5t / 73.3t(全備) |
| 出力 | 1,440kw |
| 推力 | - |
| 搭乗者 | キマイラ隊 シャア・アズナブル ロバート・ギリアム ランバ・ラル アナベル・ガトー ガルマ・ザビ |
| 兵装 | ビーム・ライフル |
| ビーム・ナギナタ | |
| シールド | |
ジオンが開発したMS-14「ゲルググ」の初期量産型。何機かが隊長機特有の頭部ブレードアンテナ付き仕様となっており、これらには「MS-14S」の型番が与えられている(先行量産型ゲルググのS型)。
MS-06R-3Sの開発データをフィードバックしたMS-06系の後継機と言えるMSだが、本機に関しては軍部主導の開発計画であった為、ジオニック社以外の兵器メーカーも関わっており、基盤から一新されている。
U.C.0079.10
ゲルググの本格的な量産に入る前にまず25機の先行量産型を製造。先行量産機は試作の意味合いが強くこの時点では不調も見られたという。先行25機は優秀なパイロットに回され、24機が≪真紅の稲妻≫ジョニー・ライデンの所属するキマイラ部隊、1機が≪赤い彗星≫シャア・アズナブルの元に届けられた。
MS-14はユニット化された構造、特に背部パックの換装によって様々な戦局に対応できる設計を導入しており、改修作業も他のMSと比べると容易であった。
24機を受領したキマイラ隊には300人以上の優秀な技士(各社の社員出向含む)がバックアップに付き、パイロットの要求に合わせた改修を施しながらゲルググのデータ収集も行っていた。
先行量産型24機は「ニュータイプの明確化に伴う少数精鋭部隊の編成計画」に組み込まれ、NT部隊ともNTへのカウンター部隊とも云われるキマイラ隊、つまりエースパイロット部隊向けに全機が仕様変更・チューンナップを施し、実戦に投入されている。
ソロモンの悪夢と呼ばれたアナベル・ガトーのゲルググにも先行量産機説がある。しかし配備先自体は既に『MSV』で設定されており、先行24機はキマイラ隊だけに納入されたわけではない、という新説まで出来てしまった。
公式側も露骨に増やす事はしたくなかったのか「試作大型ビーム・ライフル装備のH型」「MS-14Aに先行量産型のパーツが混ざった機体」など、出時を濁している節がある。
ロバート・ギリアム機は『戦略戦術大図鑑』で設定され、後に『ギレンの野望』でビジュアルが描かれている。戦略戦術大図鑑での表記はS型、ゲームでは先行量産型のS型となっている。ラル機やガルマ機は『ギレンの野望』でのifで、正史では受領すらしてない。
公式記録で25機しか製造されてない機体だが、先述通りキマイラ隊の24機が実は他のパイロットに回された可能性も指摘されている。また、ガトー機の例からも予備パーツや残存パーツを使用した物は含まない可能性もある。
最も多く(というか殆ど)配備されたのが『MSV』のエースパイロット部隊「キマイラ隊」。
高機動型ゲルググ×12機は確定として、ゲルググ・キャノンが12機または15機が運用されたという資料も存在する。数が合わない理由はジョニー達が高機動型ゲルググとゲルググ・キャノンを使い分けていたからとされている。
『機動戦士ガンダム』ではシャア・アズナブルがパーソナルカラーであるピンクっぽい赤で塗装されたブレードアンテナ付きの本機に搭乗したものの、ニュータイプとして完全に覚醒したアムロの相手にならず、防戦一方となってしまった。最後は片腕を失い撤退。その後あっさりジオングに乗り換えてしまった。
『0083』ではアナベル・ガトーが青系で塗装された専用機で孤軍奮闘するものの、流れ弾を受けて無念の戦闘不能となっている。
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最終更新:2025/12/12(金) 00:00
最終更新:2025/12/11(木) 23:00
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