全部正面とは、アニメーション監督・演出家であり山本寛が携わったアニメで見られる作画、レイアウトの特徴を揶揄した端的に表現した言葉である。
山本寛といえば、1998年から「その域に達していない」と評される2007年まで、京都アニメーションでアニメ制作に携わり、とりわけ、『涼宮ハルヒの憂鬱』と『らき☆すた』で他所からパクった手掛けたダンスが一大ムーブになるなど、京アニの急進期、黄金期を知るアニメ監督・演出家の一人として知られている。一方で近年では、歯に衣着せぬ、一言居士な言動によって度々炎上騒動を起こすことから、彼の評価は賛否が大きく否定寄りに分かれている。
そしてこの言葉の語源となったのは『機動戦士ガンダム00』等の監督として名高い水島精二の以下のツイートである。
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https://twitter.com/oichanmusi/status/447049681147686912
このツイートのみでは、何のことについてコメントしたものであるか不明であるが、ツイートの投稿日時がテレビ東京にて、山本寛の手がけた『Wake Up, Girls!』(以下、WUG)第1期第11話を放送していた時間帯と一致することと、度々WUGのファンであることを公言していることから、WUG視聴時の感想を呟いたツイートとして認識されている。
この投稿以降、巷では「全部正面」が山本寛が携わった作品の作画を端的に表した言葉として使われるようになった。その山本が監督、演出、絵コンテを手掛けた作品には次のような特徴が確認されている。
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https://twitter.com/ossan_wug/status/1140475101982232576
こうした作画が発生する原因として、当の山本寛は度々パースを軽視する発言
をしていることからこれが一因として考えられる。また、『WUG』放映時に総集編への差し替えが発生したり、『薄暮』では度々公開を延期し、結局変更時の公開日にも間に合わず、絵コンテの混じる「先行版」を上映したりしたことから、山本監督下の制作体制にも問題があると考えられる。
また山本寛の絵コンテ能力を示すエピソードとして、『ポルフィの長い旅』11話にて連名で絵コンテを担当した望月智充に全修正されたというものがある。
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https://twitter.com/fusatora2828/status/1518603092883034113
これも十数年前、おれの作品でヤマカン氏にコンテを依頼したことがあったのだが、結局は「全修正」することになった。つまり元のコンテは全く残さず全部おれが書き直したということ。
ヤマカン氏のコンテは内容もさることながら、内容と関係のない落書きのようなコメントが余白に細かい字でいろいろ書かれていて、それがウザくて仕方なかったのであった。
ツイートリンク先ブログ
より抜粋
主にフリーになって以降、山本寛の権限が強くなったとみられる2010年代以降の作品に顕著に確認できる。
この語句を最初に使用した水島精二に対し、やはり山本寛はブロックして暴言を吐いている。WUG新章を水島が絶賛したことが気に食わなかったことが原因とみられる。
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https://twitter.com/oichanmusi/status/809713001305493504
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https://twitter.com/oichanmusi/status/807950006393061376
しかし後に、水島は山本監督作の『薄暮』を賞賛するコメントを残すが、その際、そのコメントを薄暮公式サイトに無断転載されるという被害に遭っている。
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https://twitter.com/oichanmusi/status/1145665257748086785
水島精二と言えば、かつて所属し、『鋼の錬金術師』や『機動戦士ガンダム00』制作時に協働したサンライズと縁が深い人物として知られている。一方の山本寛は自身のブログ内でサンライズの仕事を蹴った(しかも2回)ことを自慢したことがある。そのうち一つは「某声優ユニット」を主役にした企画だったらしいが、一方の水島は過去にインタビューで「当時の監督が降板した『夏色キセキ』の監督を急遽任された」趣旨の発言をしている。これらを鑑みると、『夏色キセキ』の当初の監督は山本寛で、その穴埋めを水島精二が任されたということが推測できる。
因みに、同じくサンライズと縁が深いアニメ監督の谷口悟朗は、チャンピオンRED内の自身のコーナーにて「業界人生が終わっている人物」「監督をバックレた人物」についてコラムを残したことがあるが、これも山本寛のことを指しているとされている。
俺が知っている限りだと、約一名かぎりなく業界人生が終わっている人がいる。その人は某有名グループを怒らせ、メーカーもいくつか怒らせ、いくつかの制作会社とも喧嘩したひとでなしだから、まぁ仕方がない。はっきり書くが、性格も人格も最低ランクだ。
(中略)
監督で逃げる人は……
いるんだよな、これが。恥ずかしいことに。(中略)あのね、あるんだよ本当に。監督交代とかじゃないよ、バックレるんだよ、ザ・逃走。つい最近もあったんだよな。
中盤にアイマスとWUG、WUG旧章と新章と比較したわかりやすい画像がある掲示板
1 ななしのよっしん
2025/03/10(月) 22:28:31 ID: VBUxjlKHbJ
なぜか知らないけど未だに山本寛の記事ってプラスの事しか書かれてないよね
この記事みたいにマイナスと言うかヤバい問題点もニコ百に記載すればいいのに
2 ななしのよっしん
2025/03/19(水) 07:38:53 ID: cWLC7SdL7g
ヤマカン曰く「被写体を正面から撮れないのは何かやましい証。陰キャヒキオタの視点ではなく、堂々と人間と向き合うのが僕の演出姿勢。」だそうだ。
実際は演出の幅が狭く、場面に合った効果的な構図が作れないというだけなんだけどね。
こんな頭の悪い言い訳をするのは、アニメに堂々と向き合ってなくて、何かやましい証としか思えないけど。
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最終更新:2025/12/13(土) 09:00
最終更新:2025/12/13(土) 09:00
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