『冒険王ビィト』とは、原作・三条陸、作画・稲田浩司による漫画、およびそれを基にしたアニメである。
1996年に掲載終了した大人気漫画『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』のコンビが、集英社『月刊少年ジャンプ』で2002年4月号より連載を開始。2006年9月号より稲田の病気療養のため休載していた。
2016年4月より、掲載誌を『ジャンプSQ.CROWN』に移し、約10年ぶりに連載再開。連載再開に合わせて3月より、それまでのエピソードが全4巻の総集編として大判コミックで刊行されている。同年秋に「バロン編」がひとまず完結。
その後しばらく掲載がなかったが、2018年、『ジャンプSQ.CROWN』が休刊したことに伴い、後継誌『ジャンプSQ.RISE』へ連載の場を移し、同年4月より連載を再開した。
2004年9月~2005年9月に、テレビアニメ『冒険王ビィト』が放送。全52話。
2005年10月~2006年3月に、アニメオリジナルストーリーのテレビアニメ『冒険王ビィト エクセリオン』が放送。全25話。
人間たちが魔人(ヴァンデル)により蹂躙されている時代「暗黒の世紀」を舞台とした作品。
RPGの要素を多く取り入れており、ダイの大冒険に用いられていたオリジナル要素も一部継承されている。
基本的には魔人や魔物を倒す事を生業とするハンター「ヴァンデルバスター(以下「バスター」)」と魔人の戦いを描いた勧善懲悪ものだが、ダイの大冒険とは異なり「魔王軍」に位置する組織が存在せず、「勇者」に位置する存在もいない。
特徴的なのは魔人側にも生活観を持たせている事で、魔人側の通貨「魔札」を稼いで魔物を購入したり、自分の城を築城したりと人間とは方向性はやや異なるが、生活に勤しむ毎日を送っている。
バスターにはRPGの如く「経験値(作中では「昇格値」)」や「レベル」の概念が存在するが、魔人にもレベルに位置する「星」の概念が存在する。バスター側は魔人からモンスターの昇格値・報奨金など細部に渡って設定されているのに対して、魔人側は「人間に与えた被害」に応じて星や魔札が与えられるという、やや曖昧な水準となっている。
また法律についても同様で、厳格な法が存在するバスター側に対して、魔人側は「人間に被害を与えればよい」としているだけで、魔人同士が争おうが何をしようが自由という無法に近い状態となっている。
こういった背景から魔人に統一意識は無く、各々が好き勝手に活動しているといった状況である。
バスターもバスターで、魔物や下級の魔人を狩って生計を立てている者が殆どで、世界平和に関心のないバスターも少なくないのが現状である。
その為、全ての魔人を倒し「暗黒の世紀」を終わらせるというビィトの存在は異端中の異端だったといえる。
世界各地に存在する「バスター協会」から契約の「烙印(ブランディング)」を胸に刻まれる事で、「天力」を操る事の出来る正式なバスターとなる事が出来る。
バスターはRPGでいう「魔法」に位置する「天撃」を駆使できるほか、天撃を極める事で天力を武器の形に成形した「才牙(サイガ)」を操る事が出来るようになる。
常人離れした身体能力の持ち主である事と、金儲けだけを目当てにしているバスターも少なくない関係上、一般市民からは畏怖される存在である。
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/23(火) 15:00
最終更新:2024/04/23(火) 15:00
スマホで作られた新規記事
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。