大田卓司

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大田卓司（おおた たくじ）とは、元プロ野球選手である。

概要

OB
大田卓司
基本情報
国籍	日本
出身地	大分県津久見市
生年月日	1951年3月1日
身長 体重	170cm 79kg
選手情報
投球･打撃	右投右打
守備位置	外野手
プロ入り	1968年ドラフト9位
引退	1986年
経歴
選手歴 大分県立津久見高等学校 西鉄ライオンズ 太平洋クラブライオンズ クラウンライターライオンズ 西武ライオンズ(1969年-1986年) 監督・コーチ歴 福岡ダイエーホークス(1990年-1995年) La Newベアーズ(2004年) SKワイバーンズ(2007年) 東京ヤクルトスワローズ(2008年年-2010年)
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1951年3月1日生まれ。大分県津久見市出身。

高校は地元の津久見高等学校に進学。3年時に春・夏の2度甲子園大会に出場し、春の甲子園大会では優勝、夏の甲子園大会では3回戦敗退ながら打率.500をマーク。高校3年間で17本塁打を放った。

1968年ドラフト会議にて西鉄ライオンズからドラフト9位指名を受け入団。

二軍では1970年に首位打者を、1971年には打点王を獲得したものの一軍ではなかなか結果を残せず、一二軍を行き来する時代が続いた。

1972年に99試合に出場し、打率.250、12本塁打、36打点を記録し、一軍レギュラーの座を掴みかけたが翌年以降再び低迷し、なかなか大成しきれなかった。

1976年、開幕から3番指名打者として起用されると、前期に17本塁打を放ち、オールスターゲームにも初選出されるなど大活躍。後期はマークが厳しくなり6本塁打に終わったものの、初めて規定打席に到達し、打率.270、23本塁打、68打点の成績を残し、ベストナインにも初めて選出された。

以降は度重なる怪我の影響などもありコンスタントに結果を出せなかったものの、毎年のように二桁本塁打をマークし、1981年には自己最多となる24本塁打に加え、64打点をマークするなど勝負強さが光った。

1982年、広岡達朗新監督から『落伍者』呼ばわりされてしまったが、これに発奮。5月には月間MVPを獲得するなど打ちまくり前期優勝に貢献。その後のプレーオフでは江夏豊を攻略し2日連続で勝ち越しタイムリー、日本シリーズでも2本塁打を放ち日本シリーズ優秀選手賞を獲得。

1983年、規定打席に到達し、打率.297、20本塁打、67打点を記録し優勝に貢献。日本シリーズでも打率.429をマークし日本シリーズMVPに選出された。

1986年、現役を引退。

退団後は解説者・評論家としての活動を経た後、福岡ダイエーホークス、La Newベアーズ、SKワイバーンズ、東京ヤクルトスワローズなどでコーチを務めた。

人物・エピソード

小柄な体格ながらパンチ力があり、勝負強さを武器に活躍。その無類の勝負強さから「必殺仕事人」の異名を持ち、大舞台でも派手な活躍を見せた。

一方で故障が多く、全身に24ヶ所もの傷跡が残っている。晩年はコンディション作りや体のケアに人一倍時間を当てていた。

基本的に無口な性格であり、あまり物言うタイプではなかった。本人曰く「物言うたら疲れるんです」とのこと。

通算成績

打撃成績

通算:18年	試合	打席	打数	得点	安打	本塁打	打点	盗塁	犠打	犠飛	四球	死球	三振	併殺打	打率	出塁率
NPB	1314	3765	3459	436	923	171	564	25	17	44	213	32	430	116	.267	.312

獲得タイトル・記録

• ベストナイン：1回（1976年）
• 日本シリーズ優秀選手賞：1回（1982年）
• 日本シリーズMVP：1回（1983年）

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関連項目

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